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考察メモ/日本の伝統関連/十干十二支について

はじめに
 十干十二支の世相を調査。
 読み解きのため戦前の信仰・迷信情報を集め、メモとしておく。
 
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甲子(1)  丙子(13) 戊子(25)  庚子(37)  壬子(49) 
 乙丑(2) 丁丑(14)  己丑(26)   辛丑(38)  癸丑(50)
甲寅(51) 丙寅(3)  戊寅(15) 庚寅(27)   壬寅(39) 
 乙卯(52)   丁卯(4)  己卯(16)   辛卯(28)   癸卯(40)
甲辰(41)   丙辰(53)   戊辰(5)  庚辰(17)   壬辰(29)  
  乙巳(42)   丁巳(54)   己巳(6)   辛巳(18)   癸巳(30)
甲午(31)   丙午(43)   戊午(55)   庚午(7)   壬午(19)  
  乙未(32)   丁未(44)   己未(56)   辛未(8)   癸未(20)
甲申(21)   丙申(33)   戊申(45)   庚申(57)   壬申(9)  
  乙酉(22)   丁酉(34)   己酉(46)   辛酉(58)   癸酉(10)
甲戌(11)   丙戌(23)   戊戌(35)   庚戌(47)   壬戌(59)  
  乙亥(12)   丁亥(24)   己亥(36)   辛亥(48)   癸亥(60)

 

2001(辛巳) 2002(壬午) 2003(癸未) 2004(甲申) 2005(乙酉) 2006(丙戌) 2007(丁亥) 2008(戊子) 2009(己丑) 2010(庚寅)
2011(辛卯) 2012(壬辰) 2013(癸巳) 2014(甲午) 2015(乙未) 2016(丙申) 2017(丁酉) 2018(戊戌) 2019(己亥) 2020(庚子)
2021(辛丑) 2022(壬寅) 2023(癸卯) 2024(甲辰) 2025(乙巳) 2026(丙午) 2027(丁未) 2028(戊申) 2029(己酉) 2030(庚戌)
2031(辛亥) 2032(壬子) 2033(癸丑) 2034(甲寅) 2035(乙卯) 2036(丙辰) 2037(丁巳) 2038(戊午) 2039(己未) 2040(庚申)

 

甲子(こうし/きのえね)
 十干十二支の1番目。前の甲子は1984年、次は2044年。
甲子革令
 古代中国で社会的変革が起こると考えられた(しん)()説──三革説の一つ。
 辛酉革命は上下の立場が入れ替わる「革命」なのに対し、甲子革令は体制はそのままでやり方を変える「刷新」の違いがある。
乙丑(いっちゅう/きのとうし)
 十干十二支の2番目。前の乙丑は1985年、次は2045年。
丙寅(へいいん/ひのえとら)
 十干十二支の3番目。前の丙寅は1986年、次は2046年。
丁卯(ていぼう/ひのとう)
 十干十二支の4番目。前の丁卯は1987年、次は2047年。
戊辰(ぼしん/つちのえたつ)
 十干十二支の5番目。前の戊辰は1988年、次は2048年。
戊辰革運
 古代中国で社会的変革が起こると考えられた(しん)()説──三革説の一つ。
 この年に国家の運気が改まるとされるが、他の2つほど大きく扱われない。
戊辰戦争(1868年)
 幕末戦争。明治維新。
 この戦いで日本の一流、二流と呼ばれる若者が前線で殺し合ったため、のちの明治政府は四流、五流の出涸らしと言われる。
(三流の人材は財界へ流れてしまった)
己巳(きし/つちのとみ)
 十干十二支の6番目。前の己巳は1989年、次は2049年。
庚午(こうご/かのえうま)
 十干十二支の7番目。前の庚午は1990年、次は2050年。
辛未(しんび/かのとひつじ)
 十干十二支の8番目。前の辛未は1991年、次は2051年。
バブル経済崩壊(1991年)
 辛には宝、未には達成や頂点の意味がある。
 ただし宝石であるから、しっかり磨かなければその後没落する意味もある。
 その意味でバブル経済崩壊は、宝を磨かなかった末の崩壊で、その後の長期低迷を招いたのだろう。
壬申(じんしん/みずのえさる)
 十干十二支の9番目。前の壬申は1992年、次は2052年。
壬申の乱(672年)
 古代日本において最大の内乱。
 本当は九州で起きた内乱だが、それを日本書紀が近江朝(琵琶湖周辺)を主戦場となるように捏造したという説がある。
癸酉(きゆう/みずのととり)
 十干十二支の10番目。前の癸酉は1993年、次は2053年。
甲戌(こうじゅつ/きのえいぬ)
 十干十二支の11番目。前の甲戌は1994年、次は2054年。
乙亥(いつがい/きのとい)
 十干十二支の12番目。前の乙亥は1995年、次は2055年。
 その後の世界を変える大きな事件や災難が起こりやすい年。
ゲルマン民族の大移動が始まる(375年)
 フン族がドナウ川を渡ってヨーロッパへ侵入。それに圧迫された西ゴート族が動き始めてゲルマン民族の大移動の引き金となる。
十和田火山の大噴火(915年)
 東北地方の十和田火山が大噴火。日本の有史時代における最大の噴火で、カルデラが十和田湖となる。
初の活版印刷(1455年)
 グーテンベルクは10年ほど前には活版印刷を発明したが、それによって印刷された初の書籍──グーテンベルク聖書が完成した。
リスボン地震(1755年)
 ポルトガル沖で発生したMw8.5〜9.0の巨大地震。地震だけで5万人以上が亡くなり、そのあと来た津波で更に1万人が亡くなった。
 この地震被害で繁栄の時代にあったポルトガルは一気に発展途上国に突き落とされ、スペインも急速に国力を失っていった。
タンボラ火山の大噴火(1815年)
 インドネシアのタンボラ火山が大噴火。人類史上最大の噴火。
 噴火の影響で地球の平均気温が4度も下がり7月にも雪が観測される。1816年は夏のない年となって世界的な大飢饉となった。
 ただし日本では琉球を除くと他の天災と重ならなかったおかげもあり、米の備蓄が利いて大きな飢饉とはならなかった。
阪神淡路大震災(1995年)
 M7.3、死者6434人を出した。
地下鉄サリン事件(1995年)
 オウム真理教が東京の地下鉄で起こした同時多発テロ事件。
丙子(へいし/ひのえね)
 十干十二支の13番目。前の丙子は1996年、次は2056年。
丁丑(ていちゅう/ひのとうし)
 十干十二支の14番目。前の丁丑は1997年、次は2057年。
戊寅(ぼいん/つちのえとら)
 十干十二支の15番目。前の戊寅は1998年、次は2058年。
己卯(きぼう/つちのとう)
 十干十二支の16番目。前の己卯は1999年、次は2059年。
庚辰(こうしん/かのえたつ)
 十干十二支の17番目。前の庚辰は2000年、次は2060年。
辛巳(しんし/かのとみ)
 十干十二支の18番目。前の辛巳は2001年、次は2061年。
壬午(じんご/みずのえうま)
 十干十二支の19番目。前の壬午は2002年、次は2062年。
癸未(きび/みずのとひつじ)
 十干十二支の20番目。前の癸未は2003年、次は2063年。
甲申(こうしん/きのえさる)
 十干十二支の21番目。前の甲申は2004年、次は2064年。
乙酉(いつゆう/きのととり)
 十干十二支の22番目。前の乙酉は2005年、次は2065年。
丙戌(へいじゅつ/ひのえいぬ)
 十干十二支の23番目。前の丙戌は2006年、次は2066年。
丁亥(ていがい/ひのとい)
 十干十二支の24番目。前の丁亥は2007年、次は2067年。
戊子(ぼし/つちのえね)
 十干十二支の25番目。前の戊子は2008年、次は2068年。
 物事の明暗がはっきりと分かれて、世の中の動きが激しくなる年。
アマルダの海戦(1588年)
 スペインの無敵艦隊がイギリスに敗れる。
 世界の覇権国がスペインからイギリスに変わった。
赤狩り(1948年)
 コミンテルンによるスパイ工作が次々と明るみになり、西側諸国がいっせいに赤狩りを始めた年。
 アメリカの一部が、太平洋戦争を仕掛けた間違いに気づいた年。
リーマン・ショック(2008年)
 サブプライム・ローン問題から始まった世界的な金融危機。
 土地(戊)を無邪気(子)にもてあそんだ意味で、干支にも符合している。
己丑(きちゅう/つちのとうし)
 十干十二支の26番目。前の己丑は2009年、次は2069年。
庚寅(こういん/かのえとら)
 十干十二支の27番目。前の庚寅は2010年、次は2070年。
辛卯(しんぼう/かのとう)
 十干十二支の28番目。前の辛卯は2011年、次は2071年。
 抑え込まれていたエネルギーが一気に解き放たれ、大きな政治事件や天災が起こりやすい年。
エジプト・ファーティマ朝断絶(1171年)
 イスラム教シーア派が建国した王朝。
 アフリカ大陸の地中海沿岸を広く治めていた王朝だったが、若き王が子供を作る前に病死したために断絶。スンナ派のアイユーブ朝に呑まれる。
イスラム王朝滅亡(1231年)
 モンゴル帝国によって、当時のイスラム王朝ホラズム・シャー家滅亡。
桜島、文明大噴火(1471年)
 VEI5。あまりにも被害が大きかったのか、死者多数としか記録がない。
八重山地震(1771年)
 M7.4〜8.7。八重山列島付近を震源とすると言われるが正確なところは不明。津波で琉球、先島諸島で死者11000人以上。
濃尾地震(1891年)
 M8.0。日本の内陸地震で史上最大のもの。死7273、傷17175。
ジャスミン革命(2011年)
 チュニジアで前年末から始まった民主化革命。1月14日に政権崩壊し、革命が完遂する。
ニュージーランド、カンタベリー地震(2011年)
 Mw6.1。クライストチャーチ地震とも呼ばれる。2月22日に発生し、日本人28人を含む185人の犠牲者を出した。
 クライストチャーチ大聖堂、CTVビル、等、一見すると堅牢そうに見える建物が多く倒壊。4万棟以上に被害が出る。
東日本大震災(2011年)
 Mw9.0。3月11日に発生。津波等により戦後、死者行方不明者が1万人を超える初めての災害。
 福島第一原発も津波で事故を起こし、災害対策の不備が露呈する。
壬辰(じんしん/みずのえたつ)
 十干十二支の29番目。前の壬辰は2012年、次は2072年。
癸巳(きし/みずのとみ)
 十干十二支の30番目。前の癸巳は2013年、次は2073年。
甲午(こうご/きのえうま)
 十干十二支の31番目。前の甲午は2014年、次は2074年。
 乱れた世の中を正そうとする力の働く年。政治問題から暴動が起きやすい年とも言われる。
 また世界的に火の災害が多い年と言われる。
隠れていたものが明るみになる
 埋もれていた才能や知識が注目される。
 支配層の隠されていた悪事が明るみになる。それが政治問題〜暴動となる。
コンスタンツ公会議(1414年)
 カトリック教会内で派閥ごとに教皇が立てられて対立していたが、それを一本化した。
豊臣秀吉の破戒僧追放令(1594年)
 僧侶でありながら、仏教の教えを無視して女遊びや飲酒肉食に溺れる者たちを仏門から追放させた。
江島生島事件(1714年)
 江戸城大奥の規律の緩みが露呈し、関係者1400人が罰せられる綱紀粛正事件に発展した。
東学党の乱/甲午農民戦争(1894年)
 李氏朝鮮時代末期に起きた大規模な農民反乱。日清戦争の原因となった。
日清戦争(1894年)
 清帝国の力がハリボテだったことが明るみになり、東アジアの覇権国が日本へ移った。
乙未(いつび/きのとひつじ)
 十干十二支の32番目。前の乙未は2015年、次は2075年。
丙申(へいしん/ひのえさる)
 十干十二支の33番目。前の丙申は2016年、次は2076年。
丁酉(ていゆう/ひのととり)
 十干十二支の34番目。前の丁酉は2017年、次は2077年。
 世界的に火の災害が多いとされる年。また政治問題から暴動が起きやすい年とも言われる。
明暦大火(1657年)
 江戸時代の三大大火の一つ。
三原山の大噴火(1777年)
 この時にできた山頂カルデラと溶岩が、今も三原山──伊豆大島の景観を作っている。
大塩平八郎の乱(1837年)
 天保の飢饉に伴う不当な米相場の値上げに何もしない幕府に対して、大塩平八郎が起こした反乱事件。
足尾銅山鉱毒事件(1897年)
 富国強兵を優先して問題を放置してた明治政府に対し、陳情団が動いてようやく国も重い腰を上げた。
北朝鮮の核実験とミサイル問題(2017年)
 北朝鮮が6回目の核実験と、相次ぐミサイル打ち上げ実験で軍事的な緊張が高まった。
戊戌(ぼじゅつ/つちのえいぬ)
 十干十二支の35番目。前の戊戌は2018年、次は2078年。
 繁栄か、滅亡か。世界的に盛衰に関わる大きな動きが起こるとされる年。
ナントの勅令(1598年)
 フランスで信教の自由が認められ、カトリック以外のキリスト教徒(主にプロテスタント)にも権利が認められた。
イギリス、ビクトリア女王戴冠(1838年)
 在位63年7か月、大英帝国の繁栄の象徴となる女王。彼女の在位中のイギリスは日の沈まない帝国と呼ばれた。
戊戌の変法(1898年)
 日清戦争の敗北から起きた政治改革を求めるクーデター。
 クーデターは失敗したが、ここから清朝はずるずると力を失っていく。
天皇の生前退位表明(2018年)
 光格天皇の退位から202年間、生前退位する天皇がいなかったため皇室典範にも定められてなかった。
 ただ退位を認めてしまうと、外圧で意に反した退位に追い込まれる場合も出てきたり、上皇問題が出てくるため議論になった。
己亥(きがい/つちのとい)
 十干十二支の36番目。前の己亥は2019年、次は2079年。
 それまで絶好調だったものの一部が、大きな落とし穴にハマる年と言われる。
平将門の乱(939年)
 平将門がクーデターを起こして天皇になろうとするが失敗する。
 同じ年、藤原純友も同じ事件を起こした。
のちに大企業となる会社の起業ラッシュ(1899年)
 この年に創業した会社の多くが、のちに大企業となっている。
 森永西洋菓子(のちの森永製菓)、日本電気(のちのNEC)、摂津電鉄(のちの阪神電鉄)、等……。
 また60年後の1959年にも京都セラミック(のちの京セラ)が生まれている。
民放テレビ局が生まれる(1959年)
 フジテレビ、毎日放送、九州朝日放送がテレビ放送を始める。
 ここから一気にテレビの時代が始まるが、60年後の2019年に……。
庚子(こうし/かのえね)
 十干十二支の37番目。前の庚子は2020年、次は2080年。
 世界的に歴史的な大混乱の始まりやすい年。この前後に大きな天災が多い。
モンゴル帝国の再編成(1260年)
 先代の死で政敵だった2人を倒したフビライが第5代に即位し、モンゴル帝国を再編成して勢力を盛り返す。
 西部の侵攻部隊はヨーロッパへ入り、キエフ大公国を崩壊させる。
関ヶ原の戦い(1600年)
 この戦いにより戦国時代が終わり、徳川家による江戸幕府体制が固まっていく。
南海泡沫事件(1720年)
 世界初の株式バブル経済の暴落事件。株価が数か月で10倍になったあと、20分の1に暴落して経済恐慌を招いた。
 これにより公認会計士や会計監査制度など、近代的な企業経営手法が確立していく。
アメリカ独立戦争(1780年)
 戦争そのものは1776年に始まっているが、この年に西欧列強のすべてがアメリカ側につくか中立宣言をしてイギリスが孤立した。
 しかもアジア・アフリカの植民地にまで飛び火し、イギリスの劣勢が確定する。
アヘン戦争(1840年)
 世界支配を目論む西欧列強だが、中国(清)を「眠れる獅子」として恐れていた。
 だが、この年に始まったアヘン戦争によって中国が張子の虎であるとわかり、極東地域の植民地化に着手した。
Covid-19パンデミック(2020年)
 新型コロナウィルスの蔓延が始まり、世界中が感染予防で活動停止や交流停止になった。
 多くの交易が止まり、世界経済が一気に3割以上落ちたと言われている。
辛丑(しんちゅう/かのとうし)
 十干十二支の38番目。前の辛丑は2021年、次は2081年。
 前年に始まった混乱を受けて、新しい時代への転換が起こる年。
大宝律令(701年)
 日本でようやく体系化された法律が完成する。
 以降、日本は法治国家として社会が営まれるようになる。
天王星の発見(1781年)
 古来より知られていた惑星の他に、新たな惑星が見つかった。
 翌年からは小惑星が相次いで発見さるようになり、天文学が明かす太陽系の姿がどんどん変わっていった。
ピッグス湾事件(1961年)
 1959年のキューバ革命の翌年、キューバとソ連が急速に接近するようになった。
 それを阻止するために行ったアメリカの軍事行動。のちにキューバ危機へと発展していく。
壬寅(じんいん/みずのえうま)
 十干十二支の39番目。前の壬午は2022年、次は2082年。
 歴史的に大きな事件は起きないが、春になって止まっていた時が動き出すような年。
東インド会社設立(1602年)
 オランダで世界最初の株式会社──東インド会社が生まれる。
 交易の事業化、ならび会社形態という新しい経済の形が生まれた。
キューバ危機(1962年)
 全面核戦争の危機が迫った事件として語られる一連のできごと。
 しかし結果だけを見ると、大山鳴動して鼠一匹の事件にすぎなかった。
 とはいえ、ここから米ソ冷戦構造が深刻化していく。
Covid-19パンデミックからの回復(2022年)
 2020年に始まったCovid-19による行動自粛が次々に解かれ、早く行動制限を解除した国ほど回復基調の好景気となった。
 その意味では止まっていた時が動き出すような経済回復だった。
 ところがロシアが2014年以来自粛していたクリミア半島への軍事行動を再開し、農作物、化石燃料など多くのものが高騰した。
癸卯(きぼう/みずのとう)
 十干十二支の40番目。前の癸卯は2023年、次は2083年。
 この年に始まったものは、大きく発展するとされる年。その一方で古くなったり無理をしてたものの多くが終わりになる年。
ファルス灯台の倒壊(1303年)
 ナイル川の河口付近で大地震が起き、アレクサンドリアにあったファロス灯台が崩れ落ちる。
 これ以降、古代七不思議で残る遺跡はピラミッドのみとなった。
鉄砲伝来(1543年)
 種子島に鉄砲伝来。10年後には国産化成功、更に10年後には火薬の国産化も成功。
 1600年には西欧列強が全体で6000挺しか持ってないのに、日本国内だけで3万挺を超える軍事大国になった。
 また西洋のマスケット銃は命中率が悪いが、オスマン・トルコに輸出された日本の火縄式は命中率が高いために、一部の競技会では使用禁止になっている。
コペルニクスが地動説を発表(1543年)
『天体の回転について』がコペルニクスの死亡した日に初版が完成し、発表される。
江戸幕府(1603年)
 ここから265年続く江戸時代が始まった。
歌舞伎(歌劇)の始まり(1603年)
 出雲阿国が京都で女歌舞伎(現代の宝塚歌劇団のようなもの)を初上演。証拠のある中では世界初の歌劇。
 西洋では1590年代には始まってたとされるが、確認できるのは1607年のモンテヴェルディ作「オルフェオ」が最古。
アメリカ独立戦争集結(1783年)
 100年後には世界の大国、150年後には超大国へと成長した。
飛行機の発明・フォード自動車設立(1903年)
 交通革命が起こり、人々の移動速度が早まった。
ケネディ大統領暗殺事件(1963年)
 ここからディープステートの暗躍が激しくなった年と言われる。
甲辰(こうしん/きのえたつ)
 十干十二支の41番目。前の甲辰は1964年、次は2084年。
 不正や特権によって地位を得ていた人たちが、クーデター等によって立場をひっくり返される年。
 芽吹いて流れは大きく発展する年。その一方でまだ種が芽吹いてないものは耐えて待つ1年となる。
日露戦争(1904年)
 歴史上、はじめて西洋人が非西洋人に負けた戦争。
 以降、日本は法治国家として社会が営まれるようになる。
トンキン湾事件〜ベトナム戦争(1964年)
 アメリカが自作自演でベトナム戦争に介入。
 世界最強軍隊を自負していたが、泥沼に引き込まれて最終的に逃げ帰っている。
新幹線開業(1964年)
 世界初の高速鉄道。
乙巳(いっし/きのとみ)
 十干十二支の42番目。前の乙巳は1965年、次は2025年。
 世の中を安定に向かわせようとする年。世を乱すものを排除しようとする年。
 他人の努力を踏みにじってきた者たちの抑えが利かなくなって地に落とされ、世の中が一気に逆転する年。
ローマ帝国が分割統治をはじめる(285年)
 治安を安定化するために、全土一律対応ではなく都市ごとの価値によって格差を設けるようになる。
西暦の始まり(525年)
 この年より西暦(キリスト紀元)が暦として使われ始める。
乙巳の変(645年)
 大化の改新。
平家滅亡と鎌倉幕府のはじまり(1185年)
 壇ノ浦の戦いで平家滅亡。勝った源氏が鎌倉に幕府を置く。
万有引力と二項定理の発見(1665年)
 ニュートンが物理と数学の基礎を提示し、科学時代が始まった。
アインシュタイン奇跡の年(1905年)
 科学的理解が革命がもたらされ、近代物理学の基礎が固まった。
丙午(へいご/ひのえうま)
 十干十二支の43番目。前の丙午は1966年、次は2026年。
 大きな災厄や政治的な対立が起こりやすいとされる年。そこから新しい流れが始まる年でもある。
 現実的、計画的に進める計画は発展するが、理想や野心が強いと失敗しやすすくなる。
丙午生まれ
 丙も午も火の属性であるため、気性が激しく身勝手だと忌み嫌われた。
 特に女性は夫の寿命を縮めると言われ、そこに八百屋お七が丙午生まれの迷信も重なって出生率がガクンと落ちている。
 なお、本当の八百屋お七は丙午生まれではなく、2歳年下の戊申生まれだったらしい。
火事が多い
 江戸時代には、丙午に火事が多いという迷信があった。
万有引力の発見(1666年)
 アイザック・ニュートンが万有引力を発見。それに伴って古典力学を生み出す。
 それまでは経験則だった技術が、数値計算できる科学になった。
海王星発見(1846年)
 数値計算による初の天体発見。ルベリエは100年分の天体軌道を手計算で求めて、観測との差異から海王星発見に至った。
 この手法は数値シミュレーションとして、現在では主流となっている。
マハトマ・ガンジーの非暴力主義(1906年)
 それまでの政治運動、抵抗運動は武力衝突が当たり前だったが、近代史で初の非暴力抵抗運動を公言して運動を組織する。
 なお近現代の非暴力主義については、トルストイが哲学思想として発表はしている。
中国文化大革命のはじまり(1966年)
 毛沢東思想の修正主義が吹き荒れる。
 旧思想・旧文化・旧風俗・旧習慣を人民を毒するものとして徹底的に破壊。歴史的な遺跡の多くも壊された。
核拡散防止条約(1966年)
 国連常任理事国以外が核兵器を持つことを禁じた。
丁未(ていびう/ひのとひつじ)
 十干十二支の44番目。前の丁未は1967年、次は2027年。
 解決を先延ばしにしてきた問題を無視できなくなり、こじらせないように注意が必要になる年。
 新しい時代の流れが、どんどん集まって大きな大河のようになっていく年。
丁未の乱(587年)
 仏教を広めようとする蘇我氏と、排除しようとする物部氏の戦い。
 物部氏の衰退を決定づけた。
パレスチナ問題のはじまり(1967年)
 イスラエル空軍の奇襲でアラブ連合との間で第三次中東戦争が始まる。
 この戦いでイスラエルがヨルダン川西岸地区、東エルサレム、ガザ地区、シナイ半島、ゴラン高原を占領し、パレスチナ問題が始まった。
 現在はシナイ半島はエジプトが取り返し、ゴラン高原はイスラエルが実効支配してるものの国連はシリア領としている。
公害問題(1967年)
 水俣病、イタイイタイ病、川崎病、四日市ぜんそく、等が社会問題化し、訴訟も相次ぐ。
 それに伴って『公害対策基本法』が作られ、る。
戊申(ぼしん/つちのえさる)
 十干十二支の45番目。前の戊申は1968年、次は2028年。
 世の中の混乱が収まっていく年。基礎が固まり、熟成されていく年。
和同開珎(708年)
 和同開珎の鋳造が始まり、日本最初の流通貨幣となる。和同開珎1枚は庶民の日給相当額で、米2kgが買えた。
 和同開珎の前に富本銭が作られているが、これが流通貨幣として使われたかどうかはわからない。
寛政の改革(1788年)
 前年に着手されているが、この年まで天明の大飢饉が続いていたため、本格的な改革はこの年からとなる。
己酉(きゆう/つちのととり)
 十干十二支の46番目。前の己酉は1969年、次は2029年。
 ここまでの世の中は理想に向かって動いていたが、それを現実とするために方向修正する年となる。
伊藤博文暗殺(1909年)
 併合反対派が暗殺されたことで、翌年、日韓併合となる。
庚戌(こうじゅつ/かのえいぬ)
 十干十二支の47番目。前の庚戌は1970年、次は2030年。
 結果がハッキリしてくる年。間違ったことはキツく指摘される。合わないもの同士の呉越同舟は終わる、
辛亥(しんがい/かのとい)
 十干十二支の48番目。前の辛亥は1971年、次は2031年。
 陰の金と陰の水の組み合わせ。力任せの行動、血の気、勇気、冒険、等の意味がある。
辛亥革命/血の革命(1911年)
 中国で辛亥革命が起きて清朝が倒された。
 辛亥の意味は辛亥革命が重なって「血の革命」のイメージが生まれている。
壬子(じんし/みずのえね)
 十干十二支の49番目。前の壬子は1972年、次は2032年。
癸丑(きちゅう/みずのとうし)
 十干十二支の50番目。前の癸丑は1973年、次は2033年。
甲寅(こういん/きのえとら)
 十干十二支の51番目。前の甲寅は1974年、次は2034年。
乙卯(いつぼう/きのとう)
 十干十二支の52番目。前の乙卯は1975年、次は2035年。
丙辰(へいしん/ひのえたつ)
 十干十二支の53番目。前の丙辰は1976年、次は2036年。
丁巳(ていし/ひのとみ)
 十干十二支の54番目。前の丁巳は1977年、次は2037年。
戊午(ぼご/つちのえうま)
 十干十二支の55番目。前の戊午は1978年、次は2038年。
己未(きび/つちのとひつじ)
 十干十二支の56番目。前の己未は1979年、次は2039年。
庚申(こうしん/かのえさる)
 十干十二支の57番目。前の庚申は1980年、次は2040年。
庚申信仰/庚申様
 道教の(さん)()(せつ)から始まった民間信仰。
 60日に一度の庚申の日の夜、人の体内に隠れている虫「しょうけら」が寝てる間に抜け出して、天帝様に最近やった悪事を報告しに行くという迷信。この罪の大きさによって寿命が縮まるため、報告されないように庚申の日は寝ないように夜通し酒盛りなどが開かれた。
 それが時代と共に庚申の猿から、猿田彦を(まつ)る神社との習合を強めていく。
辛酉(しんゆう/かのととり)
 十干十二支の58番目。前の辛酉は1981年、次は2041年。
辛酉革命
 古代中国で社会的変革が起こると考えられた(しん)()説──三革説の一つで、もっとも大きい。
 辛酉の年には天命により天変地異や政変など、世の中が変わる大きな大変動が起こるという思想。
 分不相応な地位にいる人には怖い時、不利益を被ってる人には解放される良い時。
 日本でのみ難を逃れるために改元する習慣があった。というか三革の思想は日本でだけ信じられてきた。
壬戌(じんちゅう/みずのえいぬ)
 十干十二支の59番目。前の壬戌は1982年、次は2042年。
癸亥(きがい/みずのとい)
 十干十二支の60番目。前の癸亥は1983年、次は2043年。

 

五黄の寅(ごこうのとら)
 九星の一つ。五黄土星で寅の年。前の甲寅は2022年、次は2058年。
 36年周期で訪れ、この年生まれの人は気が強いとされるため、女子が生まれるのを忌む習慣がある。

 

 


十二支の迷信

 十二支   動物(少数派)   本義 生まれの性格 世相 事故・災害 経済格言
ネズミ 物事の始まり、試行錯誤     経済繁栄
牛(水牛) 方向性が決まる     景気つまずき
トラ(ヒョウ) 勢力を伸ばす     千里走る
ウサギ(ネコ) 時代に合わせた変化     相場跳ねる
龍(ワニ) 活動の絶頂     景気天井
ヘビ 弱い部分を切り捨て、強者を伸ばす    
枝払いされた部分の凋落    大規模な災害が多い 尻下がり
羊(ヤギ) 伸び悩み、物事の後退     辛抱
猿(ヒヒ) 衰退     景気混乱
ニワトリ 熟成の始まり    
物事の終わり、衰亡     景気悪化
豚(猪) 取捨選択    


十干の迷信

 十干   五行  本義 世相
芽生え 
耐え忍ぶ修行期間 
火のように燃え広がる 
隅々まで広がる 
繁栄、多様化 
物事の分化、棲み分け 
物事の結実 
サイクルの終わり 
精算、次世代をはらむ 
次に備えた地ならし