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    (へき)(ぎょく)之巻(超訳)

 

碧玉之巻〜第1帖  →原文

物事は平面で考えるな。濁るばかりだ。立体で考えろよ。
低次元な思考で考えるから細かいルール(法律・戒律)が必要になるのだぞ。
岩戸は開いた。思考を平面から立体、立体から超立体、更に超々立体へと高めていけよ。

 

碧玉之巻〜第2帖  →原文

気の合う者のみを集めても和にはならん。
岩戸が開いて、これまでの常識では合わんものをくっつけて、さかさまの考えが出て来るのだ。
だが魔神のワナで岩戸が完全に開かず、くっつけてはならんものが新常識ぶっている。
神でさえやられる魔神の所業、人民がだまされるのは仕方ないが、それでは今度の御用は成就せん。
自分をだましてまで魔神のワナを常識と思い込まないでくだされよ。

 

碧玉之巻〜第3帖  →原文

生命の木、生命の水を間違えるなよ。
木とは「気=魂、力」のこと、水とは「道=考え」だぞ。
たとえを文字通りに受け取るから迷信となるのだぞ。

 

碧玉之巻〜第4帖  →原文

まことの(ざん)()は魂を掃除することだぞ。
神を怖いと思うのは、そなたの中に悪が宿ってるからだぞ。

 

碧玉之巻〜第5帖  →原文

マコトが根本の雛形であり、五と五十であり、歌であり、数であり、摩邇(まに)宝珠(たま)であるぞ。
五十は伊勢であるぞ。
五百は日本であるぞ。
五千は世界であるぞ。
そして五千の山、五万の川、五億のクニであるぞ。

 

碧玉之巻〜第6帖  →原文

この世に悲しみや災いはないのだぞ。
光を忘れ、光に(そむ)くからイヤなことが起こるのだぞ。
この世の大泥棒を理想と思って自由にさせてるからだぞ。
それを放置したまま身を清めても何もならんぞ。

 

碧玉之巻〜第7帖  →原文

始まりは始まりでしかない。始まった理由を知らなければ、それはただの理屈でしかない。
男から女は生まれん。生むのはすべて女。そのような教えは岩戸が開いた今は捨てねばならん。

 

碧玉之巻〜第8帖  →原文

四つ足を食ってはならん。輪廻転生は獣の中で繰り返すのだから共食いとなるぞ。
神民の食べ物は五穀野菜の(たぐい)であるぞ。
世の建て替えは一度にパッと来るぞ。善悪がいきなりハッキリするぞ。
大峠が始まったら、もう泣いて()びても間に合わんぞ。
今のうちに改心なされよ。

 

碧玉之巻〜第9帖  →原文

努力もいいが、9割ガンバったら1割休めよ。休まんと息切れするぞ。
人民にはこの世の世話をさせるために肉体を与えたのだぞ。
建て替えが始まったら、我よしで役目を忘れた人民はどうなるかわからんぞ。
5度やった岩戸閉めを一気に開くのだから、人民の頭では理解できんぞ。
神の言葉を(今は)ハイハイと聞いておけよ。(ただし、あとで理解してくれよ)

 

碧玉之巻〜第10帖  →原文

1回目の岩戸閉めはイザナギが亡くなったイザナミを現世に連れ帰るのを失敗した時。
2回目はアマテラスが岩戸に隠れた戸隠伝説の時。
3回目はスサノオにすべての罪を着せて、高天原から追い出してネの国へ追いやった時
4回目は神武東征の時。
5回目は仏教が伝来して古代の記録が失われた時。
その後は乱れ放題、やり放題の世であるぞ。

5回目=蘇我入鹿が朝廷図書館を焼き払って日本の古代史が永遠に失われた事件。直後、大化の改新で入鹿は暗殺された。

 

碧玉之巻〜第11帖  →原文

宇宙は「高天原=たかあまはら」で天を知らし司る役目だぞ。(天照大御神)
夜は「蒼海原=あほうなはら」で道を示し食を司る役目だぞ。(月読大御神)
地上は「蒼海原=あおうなはら」であり天下を治める役目だぞ。(素盞嗚の大神)

 

碧玉之巻〜第12帖  →原文

神への捧げ物は無限にあるぞ。言葉は誰でも持てる捧げ物だぞ。
捧げよ、与えよ、いくら与えても無くならんまことの宝であるぞ。

 

碧玉之巻〜第13帖  →原文

物欲ばかりの者が多い。だが◯(物:外側、見てくれ)がどんなにあっても心は満たされんぞ。
ゝ(中身:魂・霊・心・気持ち・思い入れ・等)がなければ何にもならん。
だが、ゝだけでも何にもならない。それにふさわしい◯が必要だぞ。
しかし今の世の中は半面しか見えん。
外側に気を取られて中身を動かすなよ。
仕事が忙しいのは中身が無いからだぞ。
本当に必要なことがわかっておれば、余計な手間をかける必要ないぞ。
日本は真ん中の国だぞ。外国に合わせて安易に変えるでないぞ。
動いたら掃除できんぞ。掃除する道具も人民も用意できんぞ。
掃除が遅れたら、世の中がますます穢れるぞ。
日本を足場として、早く掃除を始めてくだされよ。

 

碧玉之巻〜第14帖  →原文

今の世の中、「初め良ければすべてよし」「終わり良ければすべてよし」では真ん中がないぞ。
日本が真ん中だぞ。日本がどこにもないぞ。世界が日本を忘れてるぞ。
これでは頭と尻尾だけのバケモノだぞ。胴体を忘れるでないぞ。
自分の姿を鏡に映して見てくれよ。

 

碧玉之巻〜第15帖  →原文

五六七のミロクの世から、六六六のミロクの世となるぞ。
六六六がマコトのミロクの世だぞ。
ただし六六六は(水平で)動きがないから栄えんぞ。
666となり六六六となって変化をつけろよ。
新しき世の姿、心得よ。

聖書のヨハネの黙示録では666を災厄の最後の方に現れる獣の数としている。
これは悪神視点で見たらミロクは悪魔ということか。

 

碧玉之巻〜第16帖  →原文

道理のわからん連中が有識者を気取って議論しても、すればするほどヤミが広がるだけだ。
すべてを数だけで決めると悪平等になるぞ。
早く改心せよ。新しい魂で選挙せよ。

 

碧玉之巻〜第17帖  →原文

初めに碧玉を並べよ。
次に赤玉、赤黄玉、黄赤玉、黄玉、黄青玉、青黄玉、青玉、青赤玉、赤青玉、紫水晶を並べよ。

 

碧玉之巻〜第18帖  →原文

すべての道理の根源となるのは喜びだぞ。
喜びがルールとなって秩序となって大宇宙の鉄則となるのだぞ。
しかし霊界の秩序を、そのまま地上へ持ってきてもうまくいかんぞ。
天や地、神や人、動物や植物の違いで、それぞれにとってあるべき秩序は違うぞ。
氷、水、水蒸気のような違いだぞ。
このことがわかれば次の世界のあり方もわかろうな。

 

碧玉之巻〜第19帖  →原文

百は一が真ん中となって九十九が動くことで働くぞ。五十は四十九で、二十は十九で働くぞ。
働きは地のあり方であるぞ。
地上は(世代を)二十年で一廻りと考えるようだが、十九年だぞ。二十年目だぞ。

扶桑之巻でも五十連の仕組みで解説