龍音之巻(超訳)
言葉遊びで時間を潰すな。草木のようにのびやかになれ。
神の子に罪はないぞ。罪と思うのは言葉に騙されているからだぞ。
本当の罪は何であるか、よく考えろよ。
神の国、真ん中の国に集まって、大岩戸をあけてくれよ。
今の時代は、まさに世界中が悪魔憑きになって、世の中がわけわからくなっているぞ。
今の世は霊格が低いから、低級霊ほど強く反応するぞ。高級な神の波調は弱すぎて感じられんぞ。
そこで天使が下まで降りてきて、人民に通信や指示を出すぞ。
中には人民として生まれてくる者もあるぞ。
霊界には神界があり、天人の住む天国と、天使の住む霊国に分かれている。
本来は存在しなかったのだが、人民の想念が生み出した幽界もあるぞ。
ここは地獄のようなところで、偽善者の住む陰幽界と、悪人の住む陽幽界に分かれている。
だが、高い次元から見たら、神界も幽界もないのである。
インチキ霊に気をつけろ。今の人民、99%は幽界の影響を受けているぞ。
迷信も信じすぎると事実のようになるぞ。無いはずのものが有るように錯覚するぞ。
胸によく手を当てて、低級霊の世迷い言に惑わされるなよ。
霊的な良識は、神示や神典の他、体験や科学によって養われるのだ。
科学が霊を否定するものだと馬鹿にするなよ。
初歩の霊能者は、力の強い低級霊と高級霊を区別するのが難しいぞ。
強い霊光を放ってたら、まぶしくて神か悪魔かわからんのと同じだ。
ほとんどの者は自分の住む世界とは別の世界のことを想像できない。
見当できるのは、せいぜい同じ平面上にあるパラレルワールド程度である。
次元の違う世界は感覚が異なるので理解が難しくなる。
そのため人に憑依する霊は、地上世界に近いところにいる低級霊がほとんどである。
日本風にいえば、天狗、神、仙人、狐、狸、猫などを名乗る霊には気をつけろよ。
人間の体は原則として神の入れ物として作られているから、低級霊が入り込むことはできない。
つまり一部の例を除くと、人間に霊が憑依することはないのだ。
ただ低級霊、動物霊と波調が合って感応してしまうと、まるで憑依したように見えるのだ。
低級霊、動物霊は先祖霊のふりをして近づいてくるから気をつけろよ。
取り憑く人間からいくらでも知識は引き出せるから、先祖のフリはしやすいのだぞ。
当然、知らないことまでは言わないぞ。
動物霊でも言葉は使えるぞ。そこにある言葉を適当に使ってるだけだぞ。
神示読むのも同じだぞ。文章は時々の霊格に応じて読み取れる意味が変わってくるぞ。
もしも支離滅裂な文章に思えたら、それは自分の霊格がその程度ということだぞ。霊的な白痴だぞ。
(第10帖で「原則として低級霊は憑依しない」と書いたが)
動物霊が人間の魂と入れ替わって肉体に入ることもあるぞ。
悪行を積んだ霊ともなると、巧みに本人になりすましてるから見破るのは難しいぞ。
そこまでひどくなくても、霊の中には自分を神と勘違いしてる者もいるぞ。
こういう霊は力強く断言してくるから、サニワはころっと騙されるぞ。
悪い気にあてられて参ってしまうぞ。
悪い霊も時には本当のことを言うぞ。でも、それで善い神と思うなよ。
正しいのなら、誰が語っても変わりないと思うなよ。
心、言葉、行動が一致しないと力が出ないぞ。
大神の名を語る霊も、大言壮語する人間ロクな者はいないぞ。
マユツバだぞ。
降霊して最初に出てくるのは、ほとんど下級霊だから気をつけろよ。
その次にどうしても何かを伝えたい先祖霊が現れるぞ。
高級霊は滅多に現れないぞ。
というより霊格が高すぎて、人民には目の前にいてもわからんぞ。
霊の頼みごとを、そのまま聞くなよ。よく判断して処理しろよ。
悪い霊による病気に関係したこともあるぞ。
邪道的要求を聞いてしまうと、病気は倍に悪化するぞ。
ただし悪いと決めつけるな。悪を嫌う心は良くないぞ。悪は抱き参らせるのだぞ。
下級霊だからと馬鹿にするな。相手もこちらを馬鹿にして、始末に負えなくなるぞ。
奇跡を起こす者は滅びるぞ。奇跡にだまされるなよ。
ホンモノは奇跡を起こさずに大変なことを易々とするぞ。それこそが奇跡だぞ。