ライトノベル定義論争

 

最近の発言

[0] 発言者:清水文化  投稿日:2004.5.27(木) 18:00:00
あちこちの掲示板で、この定義論争は荒れる元凶になっています。
それ以前に、ライトノベル系の作家が、こんなお題を出してもいいのでしょうか?
 
それでも、やっちゃいましょう。
あなたの思うライトノベルの定義とは何でしょうか?
 
……あ、レーベルで分けるのだけはやめてね。(はぁと

[1] 発言者:杏朱  投稿日:2004.5.30(日) 12:46:23
自発的購買において、10代〜20代の年齢層が読者の大半を占める小説(笑)

[2] 発言者:ファリオン  投稿日:2004.5.30(日) 14:43:43
テーマがそんなに重くないもの、一気に読めてしまうもの。…かな?

[3] 発言者:crow  投稿日:2004.5.30(日) 20:01:22
SF、探偵物などの分類において、大まかにその他に分類されるもの

[4] 発言者:アンサス  投稿日:2004.5.31(月) 01:28:27
出版社(真顔)

[5] 発言者:桜花  投稿日:2004.6.1(火) 16:35:46
初めまして。
気軽にジャンルの壁を越えられる小説。SFチックなファンタジー、ミステリ風?、結構ライトノベルってなんでもありだと思います。

[6] 発言者:清水文化  投稿日:2004.6.1(火) 17:03:33
あ〜、やっと動き出しましたね。
 
でも、このままだと議論が難しいので、関係する別の話題も振ってみましょう。
気象精霊記をジャンル分けすると、ライトノベル以外には、どんな小説に分類されるのでしょうか?
応募する時にも、それで何処へ送るか悩みましたからねぇ。(苦笑)

[7] 発言者:ミラフォーン  投稿日:2004.6.2(水) 14:14:20
拡大解釈した上でのファンタジー小説かと(広い意味で)。
文学作品の中で、純文学でない、自由な作風の小説。
だと思う・・・(汗)。
気象精霊気はファンタジー小説だと私は思います。
なんとなくですけど(滝汗)。

[8] 発言者:忍者  投稿日:2004.6.3(木) 00:04:20
 読みやすく、どちらかといえば改行がこまめで、内容が分かりやすい……かな……(微妙)。
 そもそも、ライトノベルと対極に位置するのは、たぶん文学作品ですよね。
 その文学作品といえば、私の個人的な偏見ですが、堅苦しくて、セリフも何だか演劇を聞いてるような感じでカクカクしていて、試験なんかでは作者の考えとか書かされて、自分の意見書いちゃ駄目、みたいなやつですよね。でもって内容が難解で、色々とこねくり回せる奴。(すみません。ヤな思い出があるんです。)
 でもそう考えていくと、なんとなく、自分なりの考えを持って、人とかに考えを押し付けられないその人自身の“自由”な考えや空想が広げられる小説の新しい分野という気がしないでもないです。

[9] 発言者:ブラケット  投稿日:2004.6.3(木) 01:11:11
ライトノベルの定義 :普遍的な道理などを説いた作品/好き嫌いよりも「考えて」読むもの    → 普通の「小説」(もしくは)啓発書。
           非現実的な背景を主とする作品/あまり小難しく考えず、直感的に読むもの → ライトノベル(もしくは)SFモノ。
 
気象精霊記の分類分け:主としてファンタジー小説、超現実的物語。
           それ以外として、コメディー物語、シリアスストーリーなどの要素を少々。
 
・・・以上、自分の脳内位置付けより引用。

[10] 発言者:数歴  投稿日:2004.6.3(木) 20:51:22
 ずばり、富士見ファンタジア文庫こそがライトノベルの代名詞だと思います。
 「ふぁんたじ〜」であり、読み易さがだと思います。あと非日常的ストーリー主体ですね。魔法とか特殊な力とかです。
 文章とは別に、挿絵にも力が入っている事ことも特徴的ですね。特に富士見では「どこからこんなに腕のいい人を?!」と、しばしば驚かされます。
 
・・・ところで広辞苑で、「ライトノベル」で引くと出てきません。これは最近の言葉だからかな?

[11] 発言者:G.G.  投稿日:2004.6.4(金) 01:10:54
ライトノベルの定義……かなり難しいですよねぇ。個人的には「そんなものはない」ですね。手軽に読める作品を後付で「ライトノベル」に分類しているだけだと思います。
 
気象精霊記の分類は……実は私的にはファンタジー要素の入ったスペオペだったりします(笑)

[12] 発言者:IZU  投稿日:2004.6.4(金) 05:45:18
掲示板などは初めてなので、失礼があったらすみません。IZUと申します。
 
>・・・ところで広辞苑で、「ライトノベル」で引くと出てきません。これは最近の言葉だからかな?
 
私も最近知ったのですが、↓によると、「ライトノベル」というのはごく一部の方々が使い始めたものが定着して、一般化したもののようです。
ttp://maijar.org/sugoi/kumi/senowo.html
よく考えてみると、書店でも「ライトノベル」というコーナーはありませんし。
多くの人は、言葉のイメージだけで納得してしまっているんでしょうな〜

[13] 発言者:  投稿日:2004.6.5(土) 02:13:56
ライトノベルの定義:私が軽い気持ちで読める小説(自分本位)
気象精霊記の分類:予言書(嘘)   空想物理学小説
 
・・・物理学はちょっと違うか。
まあ、定義がどうであろうと面白ければ良いのであります。

[14] 発言者:数歴  投稿日:2004.6.6(日) 23:34:16
>>IZUさん
ライトノベルと言う言葉、そのようにして生まれたんですね。教えてくださり、ありがとうございます。
 
このライトノベルと言う言葉、最終的にネットを媒体にして広まったと聞いて、ある事を思い出しました。最近「萌えモエ〜」と言う、よーく考えると意味不明な言葉が頻繁に使われています。僕も使いますが。
 姉が買った新書に、「ネットを介して広まった説が有力」……(有力?)と書いてあったそうです。
 このように、最近は必要な造語が結構ネットを介して広まる物なんですね。

[15] 発言者:儀狄  投稿日:2004.6.11(金) 03:04:16
あるゲームのシナリオライターの方が、「物語は、世界観・ストーリー(ないしネタ)・キャラクターの三角形でできている」と発言されていました。
これについては私も同意するのですが、その上でライトノベルを定義するならば「この三要素の中で『キャラクター』の要素が最大のウリになっている、また、読者がその部分を最も求めている」作品がライトノベルなのではないかと思います。
 
と、そういえば世の中には『キャラクター小説』という言葉がありますが、この『キャラクター小説』と『ライトノベル』は同じなのか、違うとすればどう違うのか。
私はほぼ同じ物と考えていますが、違うという方居ましたらご意見をお願いします。
 
ちなみにトータルを10とした場合、
気象精霊記:キャラ4・ネタ3.5・世界観2.5   あんてぃ〜く:キャラ5・ネタ3・世界観2
くらいがその比率だと思っています。

[16] 発言者:月影れあな  投稿日:2004.6.13(日) 15:54:18
 どうも、初めて書き込ませていただきます。
 
 定義と言われると難しい所だと思いますが、私はよく母とかからこういう風に言われますね。
 
「またマンガみたいな本ばっかり読んで」
 
 いや、至極的を射た発言だと思いましたよ。
 
 どの作品がライトノベルで、どの作品がそうで無いかという事がハッキリしていない現状で、正確な定義を作り出すのは不可能なんじゃないかと思います。結局のところ何がライトで有るかどうかなんてのは十人十色ですから。
 私が中学のころ田中芳樹はライトノベルに含まれませんでしたし、高校のころはハードカバーの作品をライトノベルと思うことが出来ませんでした。社会人になったら「森鴎外? あんなものはライトノベル作家ですよ」とか言ってるかもしれません。
 あっ、要するにどれだけ軽く読めるかという主観的な問題となるわけか。ライトノベルなんて言葉は未だジャンル以前の存在でしかないと言えるかも知れません。
 
 今後もっとライトノベルという畑が開拓されて、明確な定義づけが出来るようになる可能性は大いにあると思いますが。今のところそんなものかと。
 
 気象精霊記の分類ですが、これはもうライトノベルファンタジーとしか言いようが無い気がします。一応、現代世界っぽいものと相互関係にありますから無理矢理《現代怪奇物》と銘打つ事も出来なくは無いと思いますが……いや、やっぱり無理かな。
 
 ところで、清水先生自身はどう定義づけしているのかちと気になるところです。

[17] 発言者:nabe  投稿日:2004.6.26(土) 03:30:21
最近気象精霊記に出会ったnabeと申します。
ライトノベルの定義づけ・・・ 今まで深く考えていなかった点です。
自分の無知をさらけ出すようですが、まずライトノベルとは、lightnovelを日本語に直訳した軽い小説?なのでしょうか?
 
 この軽いにも多くの捕らえ方ができると思います。まず、一点目が、内容が平易で読める小説、二点目がページ数が少ない小説、三点目が、若年層をメインターゲットとした小説と言う文学世界へのきっかけ作りを目的とした小説、さらに四点目としては、エンタテイメントとしての小説など いろいろな捕らえ方ができると思います。
 この捕らえ方も、私の主観で分類しているに過ぎませんが・・・
 この四つの捕らえ方の中で私があえてライトノベルを定義する場合、四点目のエンタテイメントとしての小説に分類します。
 
 この場合、過去の小説家が世に出してきた小説であっても、エンタテイメントとしての小説であると言えるのではないでしょうか。なぜならば、小説とは、作家が経験した体験談や創造性から生まれた、架空の人物による現実社会とは別離した社会での話を文章にまとめたものではないかと考えるためです(これをフィクションと言うのでしょうか?)。
 たしかに、多くの著名な作者による文学は、深く人間の真相に迫る小説が主だと思いますが、それはその作家が体験してきてたどり着いたその作家の考え方に過ぎないと思います。それが万人に共通した価値認識であるはずがないし、逆にそうなってしまったら、現実社会とは均一的な変化のない社会になってしまうのではないでしょうか?
 しかし、過去・現在にわたって数多くの小説が出版されてきたのは、人間が常に変化を求めているためだと考えます。
 その意味で、ライトノベル系というジャンルは、現在の日本において、全てではないがそれを求めている人間がいるがために発生した
ジャンルではないかと考えます。
 
 清水先生が書かれている小説は、気象精霊記しか読んでいないのですが、この小説は、私から見ると、科学的考察を交えたファンタジー小説となり、SFとファンタジーが小説内部で融合した小説ではないかと考えます。その際に、ライトノベルと言うジャンルに分類するのは、これまでの文学でのカテゴリーがある程度固定化されているため、どのジャンルに入れればいいのか判断が難しいためではないでしょうか。
 
乱文乱筆で、要領を得ない文章を長々と書きましたが、なにか私が思い違いをしている点などありましたら、ご意見いただければ幸いです。 

[18] 発言者:IZU  投稿日:2004.6.27(日) 08:34:23
 はじめましてnabaさん。ライトノベルの語源については明確なものがあるのでレスします。
 
>まずライトノベルとは、lightnovelを日本語に直訳した軽い小説?なのでしょうか?
 
 そもそも「lightnovel」という英単語はありません。辞書を引いてものってません。これは完全に日本人による造語ですね。日本の外では通じないですし、受験生の方はテストで使わないように!(笑)
本場?英語では若者向け小説ということで「ジュブナイル」や「ヤングアダルト」と呼ばれているようです。実際に英語圏の人に確認したわけではないので、間違っているかもしれませんが・・・
 ともかく、”ライトノベル”というカタカナが先に定着してしまっていて、その解釈は人によって様々です。
そのため「ライトノベルの定義」の話題は、掲示板が荒れに荒れる要因になっています。
その主な争点は”ライト”の部分の解釈となるのですが、仮に”ライト”が”light”だとして、これを「軽い」と訳したとして、ではいったい何が「軽い」のか?というように収まりがつかなくなるのです。
 これと似た話に「SF」の定義の話があります。「SF」とは何なのか?という議論も同じように解釈が様々で、その発祥の地?であるアメリカでもいまだに議論されているようです。(アメリカでSFというとサンフランシスコになるのでSci-Fiという呼び方があるそうで)
 
 このような経緯から、某巨大掲示板等での共通認識として↓のように非常に曖昧な定義として荒れるのを避けています。
 
Q:ライトノベルってなに?
A:「あなたがそうだと思うものがライトノベルです。ただし、他人の同意を得られるとは限りません。」
                  (某巨大掲示板 ライトノベル板 ルールより)
 
 私の個人的意見としては、「中高生でも、拒否感なく読める、楽しめる小説」といったところでしょうか。もちろん「気象精霊記」は十分にライトノベルだと思ってます。

[19] 発言者:勇希  投稿日:2004.7.17(土) 08:07:18
初めて書き込ませて頂きます、勇希といいます。
 
私の考えでは
「小学生高学年から高校生を主な読者対象として書かれた、若者向けの小説」
だと思っています。
 
最近では好まれる傾向によってキャラクター性に重点が置かれる場合が多く、キャラクター小説とほぼ同義になっているのではないでしょうか。
私なんかは他の純文学・私小説などに比べて、比較的に(意識の面で)読み始めやすい小説→ライト・ノベルと呼ばれているのではないかと思います。
 
ちなみに、本屋の店長でもライトノベルという単語を知らないケースもあるようですので確かに一般的ではないようですね。
またうちの図書館の分類では、ティーンズ文庫として分けてあります。

[20] 発言者:風便り  投稿日:2004.7.19(月) 23:54:57
皆さん、はじめまして。
最近ネット界に、戻って来ました「風便り」と、申します。
 
さて、『ライトノベル』の定義ですが、それの元となる『ノベル』を考えてみてはいかがでしょうか?
 
一応、私としての定義は、
『ノベル』→読者側にある程度の知識が無いと、内容の消化不良を起こしてしまい、物語の内容が個人レベルで変化してしまいかねない物。
(ジャンルとしての基本的な説明は省き、話の腰を折らないよう進行重視の物)
 
『ライトノベル』→文節中、もしくは章の中で、ある程度の解説や説明を行い、予備知識が無くとも内容を理解出来る様に書かれた物語。
 
と、なっています。
まあ、とある所で例まで上げて投稿した処、散々な目に遭いましたが…。
当然ながら、ライトノベルの方が、書く為の処理行程が多くなってしまいます。
↑資料とか、すごくなります。(直接の物事以外まで、カバーする為)
 
気象精霊記は、ライトノベルでミリィの伝記(?)物
広義でのヒロイックファンタジーだと思います。
 
長々とすみませんでした。

[21] 発言者:護常韻  投稿日:2004.7.20(火) 00:27:18
ライトノベルとは…
皆さんのコメントにかぶるのですが、楽しいものはライトノベルだと思いますね。
私の中では「小説=楽しい」と結論づけて十うん年。楽しくなけりゃ小説じゃない!!!!!(誇張あり)
私の中ではright(正しい)novel(小説)という約仕方にしてみました(笑
 
気象精霊記は…
えっ…「トリビアの泉」の姉妹本(嘘)
科学小説ですかねぇ(笑)
もちろん私の中ではライトノベルです

[22] 発言者:血苦輪  投稿日:2004.7.30(金) 12:24:27
ライトノベルの定義ですか・・・・。
とりあえず、頭の固い連中(マスコミ関係者・作家・『文学作品』しか愛せない人等)が批判否定する小説すべて(笑)
ちょっと真面目に。「ファンタジー要素、要素現実味がないを含む小説全般」ですかね。
これにイラスト(漫画風のもの)が付いていればさらにポイントアップ。
止めとして読者にオタク(と一般人(主にマスコミ)が定義する人間)が含まれていることですね。(爆)
ただし、マスコミが大々的に認めたものは「ライトノベル」ポイントが大幅に下がります(激爆)
 
気象精霊記のジャンル。半空想気象科学・社会学というのはどうでしょう?

[23] 発言者:Gz  投稿日:2004.8.1(日) 00:10:32
面白そうなので参加します。
 
基本的な自分内定義
・フィクションである
・主な読者対象を中高生としているがジュブナイルとも違う
・主役などのキャラクターを強く定義し、
 イラストを付与することでイメージの統一を図っている
・多くが複数の巻にまたぎ、連作物、または連載物の体裁を持つ
・成長物語などの漫画等で用いられる手法を多く採り入れている
 (キャラクター志向、連載物と同義?)
 
といったところでしょうか。ファンタジーとかSFとかについては、
ファンタジーが多いけど基本的にフリージャンルだと思ってます。
 
つまり、販売的な手法論は定義されているけど、ジャンルについては
それほど縛りの無い物なので、ほかの一般的な分類に混ぜると混乱
しそうになるのでは、と思ってます。

[24] 発言者:怖亜  投稿日:2004.8.3(火) 10:35:21
初書き込みです。
先日ライトノベル読本なる物を発見。確かそれによると絵が入っているなどを定義としてました。是非探してください。
しかし気象精霊のジャンルはかなり私の中では決めづらいですね。