最終更新日 2010年9月18日

すーぱー☆なちゅらる3「お騒がせですみません」  ISBN978-4-7986-0125-0(旧ISBN4-7986-0125-X)

 田布施財閥の主催で、初めて宇宙合宿が行なわれる。ところが直前に行なわれた中間試験で赤点を取ったリーヤ、クリス、千恵理の3人は、追試に合格しなければ合宿に参加できない事態になってしまう。
 結局その3人を残して、越也と優紀はひと足先に宇宙合宿へ出発することとなった。
 さて、追試で出発に間に合わなかったリーヤたちも、どうにか追試に受かって宇宙へ行く。ほぼ1日遅れの合宿参加だ。
 しかしリーヤたちは、合宿を満喫できなかった。所属不明の宇宙船の起こした事件が、人類文明を滅ぼしかねない事態へと発展する。それを防ごうと宇宙へ飛び立ったのは、リーヤたち宇宙合宿に参加したSNP科の高校生たちだ。
 リーヤたちに預けられた地球の命運は、いったいどうなるのか。
 そして足を引っ張るのは、事件を起こした大人たちと、『報・連・相』が満足にできない対策本部の大人たち……。
事件は大団円で終わる……のかな?
     初版 2010年10月1日  定価670円(本体価格638円+税)
     
すーぱー☆なちゅらる2「役立たずですみません」  ISBN978-4-7986-0069-7(旧ISBN4-7986-0069-5)

 高校生活が始まり、最初のイベントは部活探し。音楽系のクラブへ入ろうとする青根リーヤは、合唱部で謎のクラスメート──女木沢優紀と遭遇する。優紀はリーヤのことを昔から知っているらしいが、リーヤには憶えがない。
 翌日、リーヤはその優紀が、幼なじみの越也と親しくしている光景を見てしまった。しかも放課後、二人は学校帰りにどこかへ出掛けていく。それが気になるリーヤは、若き天才高校生理論物理学者の千恵理、留学生のクリスとともに越也と優紀を尾行する。
 同じ頃、学園には何人もの取材記者たちが不法侵入していた。その多くはSNPマシンの暴走事故と、5年前に起きたSNP研究所の爆発事故を狙っての侵入だ。リーヤたちは街でその記者たちの起こす騒動に巻き込まれてしまった。
 リーヤたちの安否は? そしてリーヤは優紀の正体を思い出せるのか?
あとがき担当の優紀が登場。さて、どんな子なのでしょう?
     初版 2010年6月1日  定価670円(本体価格638円+税)
     
すーぱー☆なちゅらる1「お子さまですみません」  ISBN978-4-89425-993-5(旧ISBN4-89425-993-1)

 SNP〜Super Natural Power。それは半世紀前に高次元物理学として生まれ、四半世紀前には工業化にも成功した力だ。かつては魔法や超能力と呼ばれていた力である。その力の工業化に成功した田布施財閥は急成長をとげ、広大な所有地は大学と田布施財閥系企業の研究所を中心とする学園研究都市〜珠洲川特別市となっていた。
 青根リーヤは、その大財閥総帥の孫娘で、しかもSNPを予想発見した大物理学者の孫にあたる。だがリーヤはそれほど恵まれた環境で育ったのにSNPをうまく使えるようになれず、どうしても暴走させてしまう。
 そのリーヤは春から母が理事長を務める学園の中央高校に入学することとなった。学園は学園研究特区となった珠洲川特別市そのものだ。そこには大学や中央高校の他にも、何十という高校や中学が集まっている。
d 入学式を前に、リーヤの周りには留学生のクリス、5年ぶりに再開した幼なじみの越也、若き天才高校生理論物理学者の千恵理と、SNPの仲間たちが集まってくる。そんな仲間たちと見学に出掛けた大学で、リーヤは研究開発中のSNPマシンの暴走に巻き込まれた。
第1巻は入学前のお話です。解説役千恵理には、まともに解説させません?
     初版 2010年2月1日  定価650円(本体価格619円+税)