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二風谷明司は春から聖ソムニア学園高等部日本校へ通うことになった。そこは何かの目的で、世界中から夢能力のある生徒を集めている謎の国際財団だ。明司も中学時代に招待を受けて、家庭の事情から通うことになった。
その明司の夢に、夜な夜な美少女が現れるようになった。そのたびに少女は、
「お願い。今、6度目の滅びが迫ってるの。一緒に戦ってくれない?」
と訴えてくる。
6度目の滅びということは、過去に5回も滅びがあったことになる。
学園に伝わる滅びの神話。光る珠をめぐって奪い合う謎の男たち。更に参戦してくる和装少女と猫耳少女。
騒動に巻き込まれた明司は、その日から聖ソムニア財団の陰謀をあばくべく、夢に現れた美少女の先輩──星野美夜とともに夢の世界の奥へ向かうことになる。
そして、音信不通になっていた幼なじみとも、意外な再開をすることに……。
「さあ、飲め。夢の中の酒は祝福の象徴だぞ!」(夢魔女)
「未成年にお酒を勧めないでください」(生徒会長) |