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- 家柄
- 家系の持つ風格や雰囲気などのこと。
- 使い方によって差別表現になるので要注意。また使い方に問題はなくても単語に過剰反応して噛みついてくる人はいる。
- 死語判定:用法注意 苦情団体に注意
- 使用時期:
- 言い換え:
- イカす
- 洒落てる。素晴らしい。
- 戦前に軍隊内で使われていたスラング。昭和33年に石原裕次郎が映画で使ったことで全国に広まった。
- ただし昭和50年を前に使われなくなり、昭和50年にはすでに死語とされている。
- 平成生まれに「イカす」と言うと、「イカ臭い」や「イカれてる」の意味に取られるので要注意。
- 死語判定:老人語
- 使用時期:戦前〜昭和50年頃
- 言い換え:イケてる
- イギリス
- 国名。ただしイングランド地方しか意味しないため、「イギリスのウェールズ」や「イギリスのスコットランド」という使い方はしない。
- 死語判定:用法によっては誤用になる
- 使用時期:明治時代〜
- 言い換え:英国、連合王国、ブリテン、など
- イケイケ
- 調子に乗って突き進み、抑制の利かなくなった雰囲気をあらわす。
- 戦前の流行語「行け行けドンドン」が1980年代のバブル景気前に再び使われ始め、それが「イケイケ」に縮まったと思われる。
- 死語判定:要経過観測語
- 使用時期:1980年代半ば〜
- 言い換え:
- イケメン
- @かわいい年下男子のこと。ゲイ用語。
- A「イケてる男子(メンズ)」の略で。見栄えの良い男子のこと。
- B「近寄りたくない男」の意味。「逝け・メン」。渋谷より西側の首都圏で確認されたらしい。
- C時代の波に乗った男のこと。見栄えよりも金。イケイケ、メンズ?
- D女性目線で「良識のある男」の意味。料理や家事の出来る男など。ある意味、女にとって都合の良い条件のそろった男のこと。
- よく男女でイケメンの意味が違うと言うが、それ以前に使う人で意味が違いすぎる。
- 死語判定:変幻語 日常語として定着したという説もあるが、意味は目まぐるしく変わっている
- 使用時期:@1990年代半ば
- A2000年前後〜
- B2004年〜
- C2008年〜
- D2010年〜
- 言い換え:
- 躄る
- 膝立ち、ないし座った格好のまま進むこと。
- すでに古語扱い。
- 死語判定:化石語
- 使用時期:〜昭和初期
- 言い換え:
- 意識高い系
- @問題の当事者意識が高く、活動に参加している人。1980年代の自己啓発セミナーなどでよく使われた。
- Aある問題に関して一見すると知識は豊富だが、情報源がメディアの偏ったものばかりで、そのうえ何も行動しない人。
- Bネットスラングで自分の経験や人脈を過剰に演出するが、実際にはろくな実績も知識もない人。
- 死語判定:@中年語、A駆逐語、B要経過観察語
- 使用時期:@1980年代〜90年代前半、A1990年代後半、B2000年以降
- 言い換え:
- 弄くる
- 「いじる」の低俗な表現とされるが、正しくは関西弁の動詞文法による「いじる」の語形変化。
- 正しい日本語を守りたい団体が目の敵にする表現のひとつ。
- 死語判定:低俗語 苦情団体に注意
- 使用時期:
- 言い換え:いじる
- 異常乾燥注意報
- 異常なほど乾燥しているという意味で使ったが、1988年4月1日から異常を使わなくなった。
- 死語判定:駆逐語
- 使用時期:〜1988年
- 言い換え:乾燥注意報
- イタ飯
- スパゲティやピザなどのイタリア料理のこと。
- 死語判定:絶滅語
- 使用時期:1990年代
- 言い換え:イタリア料理
- イチコロ
- 一撃でコロリと倒れるという意味で、戦場で撃たれてあっけなく死ぬ様子をあらわす擬態語となった。
- のちに悩殺することも「イチコロ」を使うようになった。
- 死語判定:要経過観察語 死語化しつつあるが、悩殺の意味ではまだ使われている
- 使用時期:戦前〜平成初期
- 言い換え:
- 一張羅
- 一着しか持っていない礼服以外の高級服のこと。晴れ着なども含む。
- 昭和の終わり頃には晴れ着が除かれ、「お気に入り」や「気合いの入った外出着」の意味で使われる。
- 平成不況期に入ると「これより上等な服は持ってない」という自虐的な意味で使われるようになり、徐々に使われないようになった。
- 死語判定:中年語
- 使用時期:幕末〜2000年頃
- 言い換え:勝負服
- 逝ってこい・逝ってよし
- 直接的に「死ね」と書くことを避けたネット語。主に2ちゃん語。
- 「逝ってよし」「逝け」「逝っちまえ」「氏ね」などのバージョンがある。
- 死語判定:瀕死語
- 使用時期:1995年〜
- 言い換え:
- 一般ピープル
- おもに「一般人」「素人」の意味で使われるが、ある集団に対して「それ以外」の意味で使われることが多い。
- 死語判定:中年語
- 使用時期:昭和時代〜
- 言い換え:一般人、素人
- 「いつやるか?」「今でしょ!」
- 大手予備校、東進ハイスクールのCMで林修が使ったフレーズ。
- CMは2012年だが、年を明けた1月に一気にブレークした。
- 死語判定:陳腐語
- 使用時期:2012年〜
- 言い換え:
- 遺伝・遺伝子
- 親から子への形質伝達のこと。
- 使い方や場面によって差別表現になるので要注意。
- 死語判定:注意語 苦情団体に注意
- 使用時期:
- 言い換え:
- 田舎
- 都会に対する反語。田園風景やそういう雰囲気を意味する。
- あくまで謙譲語なので、相手に対して使ってはいけない。使い方を間違えると差別表現と受け取られる。
- 死語判定:謙譲語 用法注意
- 使用時期:
- 言い換え:地方、故郷、ふるさと、出身地、など
- 鯔背
- 江戸時代の魚河岸で生まれた粋な若者気風を示す言葉。髷の銀杏がボラの背に似ていることから。
- 上方言葉の「いなす」とは関係ない。
- 死語判定:老人語
- 使用時期:江戸時代〜昭和時代
- 言い換え:
- 犬の卒倒
- ワンパターンをワン(犬)・パタン(卒倒)と言い換えたダジャレ。
- 1979年にワンパターンが使われ始め、その翌年には登場している。
- 死語判定:化石語
- 使用時期:1980年〜数年
- 言い換え:ワンパターン、マンネリ、など
- イノベーション
- 新制度、新機軸など、革新的な大きな変更を意味する。
- だが、最近は小さな変更どころか、パッチ修正にまで使う人が出てきた。
- あまりにも羊頭狗肉なので、陳腐化するのも早いと思われる。
- 死語判定:陳腐語
- 使用時期:
- 言い換え:革新的アイデア、大幅な変更、新たな路線、など
- 移民
- 外国へ移り住むこと。
- 言葉自体に問題はないが、貧しい人たちが労働を求めていく意味で使われたため、やや貧民というニュアンスを含んでいる。
- 死語判定:お役所言葉 言い換え推奨
- 使用時期:
- 言い換え:移住
- インディアン
- ヨーロッパ人が来る前から北アメリカ大陸(主にアングロ・アメリカ)に住んでいた先住民。
- コロンブスがインドだと思い込んでいたため、500年にわたってインディアンと呼ばれ続けた。
- 1990年代末から使用が禁じられることとなった。
- 死語判定:誤用 使用禁止
- 使用時期:〜1990年代末
- 言い換え:北米先住民、ネイティブ・アメリカン
- インディオ
- スペイン人が来る前から南アメリカ大陸(ラテン・アメリカ)に住んでいた先住民。
- インディアンと同様、500年にわたってインディオと呼ばれ続けた。
- 1990年代末にインディアンが使用禁止になった時、NHKなど一部のマスメディアが北米先住民もインディオと呼んでいたことがある。
- 海外では使用禁止となって現在は「インディヘナ」(音は似てるが先住民のこと)を使用しているが、日本では禁止の動きが止まっている。
- 死語判定:誤用 言い換え推奨
- 使用時期:
- 言い換え:南米先住民、インディヘナ
- インテリ
- @経済的に地位の高い人や、上流階級のこと。ハイソに置き換わった。
- A知識階級、知識人のこと。そこから高学歴者やガリ勉の意味になった。
- 死語判定:@老人語、A中年語
- 使用時期:@明治時代〜1970年代
- A1970年代後半〜
- 言い換え:@セレブ、金持ち、など
- A高学歴、学者肌、など