5.420〜4.883億年前 | カンブリア紀(Cambrian) |
5.42億年前 | カンブリア大爆発
多細胞生物、硬骨格を持つ多細胞生物が一斉に出現。 |
5.40億年前 | 現在の動物門がすべて出そろう
のちに消滅した動物門もある? |
5.40億年前 | 三葉虫の出現
最初に目を持った動物 |
5.3億年前 | 500万年の間に、多細胞生物の門レベルが多様化 |
5.25億年前 | 最古の魚の化石
中国雲南省澄江澄江 |
5.21億年前 | SSF'(小有殻化石群)絶滅
どんな生物の断片かは不明。 |
5.15億年前 | バージェス動物群
カナダ・バージェス頁岩。 |
5.06億年前 | 顕生代以降で最初の大量絶滅
おそらくオーストラリアのカルカリンジ洪水玄武岩の大量噴出が原因と思われる。 |
5億年前 | DNAの爆発的進化、脊椎動物の出現 |
5〜4.4億年前 | 動物の科の数が2.5倍に急増 |
4.883〜4.437億年前 | オルドビス紀(Ordovician) |
4.90〜3.5億年前 | 無氷河時代オルドビス紀、シルル紀、デボン紀 |
4.8億年前 | この頃、小惑星帯で大規模な天体衝突が起きた?
直径50km以上の小惑星が砕かれ、その破片の一部が地球に降り注いでいる。 |
4.71億年前 | オルドビス紀の隕石事変
地球に大量の隕石が降り注ぐ。 |
4.71億年前 | オルドビス紀の生物大放散事変
生物種の急増。隕石事変が引き金と考えられているが、隕石落下より200万年早いとする説もある。 |
4.70億年前 | 最古の陸生植物の化石
ゼニゴケの仲間。最初に陸に上がった植物には葉っぱが存在しない。 |
4.5億年前 | 地上に降り注ぐ紫外線の減少
この頃までにオゾン層が形成される。これにより生物が陸上へ進出する準備がととのう。 |
4.437億年前 | O/S境界、大量絶滅
三葉虫など、海洋無脊椎動物の57%が絶滅する。
地層に原因なし。ガンマ線バーストによる絶滅が疑われている。温暖期の途中に大陸が南極点を通過。その100万年間に大陸氷床が発達し、海水面の低下と上昇が起こった。 |
4.437〜4.160億年前 | シルル紀(Silurian) |
4.25億年前 | 植物が維管束を獲得
クックソニア。これにより陸生植物が多様化できる条件が整い、陸生植物版のカンブリア大爆発のような現象が始まる。 |
4.20億年前 | イアペタス海の消滅大陸の衝突による。衝突の接合部はグレートブリテン島等に残る。 |
4.160〜3.592億年前 | デボン紀(Devonian) |
| 魚類の時代。甲冑をまとった板皮類、軟骨魚類が爆発的に多様化 |
3.95億年前 | 最古の指を持つ四足動物の化石
脊椎動物の陸上への進出が始まる。
ポーランドの地層より。 |
3.75億年前 | フラニアン/ファメニアン(F/F)境界、大量絶滅
種の数が半分になる。
原因不明。シベリア・トラップよりも東側で起きた大噴火の洪水玄武岩や、小天体の衝突が疑われている。 |
3.64億年前 | 小規模な絶滅事件 |
3.60億年前 | 両生類の出現 |
3.6〜2.5億年前 | ウッドレイ・クレータ(西オーストラリア、120km)
この期間のいずれかに隕石が落下した。 |
3.592〜2.990億年前 | 石炭紀(Carboniferous) |
| 酸素濃度36%、大気圧1.3気圧以上昆虫が巨大化する。 |
3.4〜2.7億年前 | ゴンドワナ氷河時代ゴンドワナ超大陸が南極を通過。ゴンドワナ氷床が発達する。 |
3.38億年前 | 竜弓類の出現
爬虫類、鳥類の祖先。
陸上生活への適応。 |
3.26億年前 | 単弓類の出現
哺乳類の祖先。かつて哺乳類型爬虫類や爬虫類型哺乳類と呼ばれていたもの。 |
| ローレンシア超大陸が誕生? |
3.12億〜2.65億年前 | カイアマン逆帯磁期(地磁気の無逆転期)
現在とはSN極が逆だが、磁場が反転しない安定期。 |
2.990〜2.510億年前 | ペルム紀/二畳紀(Permian) |
| 酸素濃度35%から末期には23%まで低下
昆虫が小型化する。 |
2.604〜2.510億年前 | 太陽系、暗黒星雲に突入?
ペルム紀の大量絶滅は暗黒星雲に突入し、大量の宇宙線と急激な寒冷化によって引き起こされた可能性がある。
大量絶滅が1千万年の時間にわたるのは、太陽系が暗黒星雲を抜けるまでの時間。
大量絶滅が数度にわたって起きたのは、暗黒星雲の濃度による影響。
|
2.604億年前 | キャピタニアン危機、ペルム紀1回目の大量絶滅
ペルム紀の大量絶滅は数段階。この1回目は浅海域で起こり、大型フズリナが絶滅。他にサンゴ、放散虫、石灰藻に大きな被害。
この時に57%の生物種が絶滅。 |
2.604〜2.520億年前 |
生物種の急速な多様化
大量絶滅で空白になった生物相に、生物が急速に多様化して埋めていく。約40種→約150種へ。
この回復期間は、最低でも20万年(石炭層の堆積具合からだと30万年以上)はあったと考えられる。
(放射線年代測定では約160万年だが、これはあくまで目安) |
2.59億年前 | 植物の大量絶滅、キャピタニアン危機中期
1回目の大量絶滅は動物がほとんどだったが、数百万年遅れて植物の大量絶滅が起こる。
植物が絶滅している期間、動物の方は回復して多様化が続いていた。むしろ多様化によって食い尽くされたためか? |
| 大量絶滅の中間期は急速な温暖化?
赤道付近の平均海水温が、25度から32度へ急上昇。地球全体では平均気温23度。カンブリア紀以降の最高値。
ただしゴンドワナ大陸が南極を通過していたため、温暖化してた割に無氷河時代にはなってない。 |
2.520〜2.510億年前 | シベリア・トラップ
シベリア北西部で起きた、500万立方キロ以上。噴出期間は100万年以下。2回目の大量絶滅と噴出時期が重なる。
硫黄、酸性雨の痕跡はあるが、噴出した大量の火山性ガスを過小評価してるのか、大量絶滅の原因とは見做さない意見が強い。 |
2.514億年前 | ペルム/トリアス(P/T)境界、大量絶滅
この時に生物種の71%が絶滅する。特に深海域での被害が大きい。この絶滅は6万年以内に起きた可能性が高い。
2つの絶滅を合わせて海洋生物種の96%が絶滅。地上生物種は70%が絶滅。地球史上最大の絶滅事件。三葉虫も絶滅。 |
2.510億年前 | 大陸の衝突でパンゲア超大陸の形成
ローレンシア大陸、バルティカ大陸、ゴンドワナ大陸、シベリア大陸など、すべての大陸が衝突。
浅海の減少。 |
| 小天体の衝突?
宇宙起源のフラーレン、ストロンチウムの痕跡。
クレータは見つからないが、堆積物の分布から12kmと推測。 |
| 無酸素海洋?
黒色頁岩、酸素不足で硫化鉄が大量生成。
超酸素欠乏状態が1000万年続く。 |