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最終更新:2021年4月9日
地球前史
138億〜46億年前
138〜137億年前(B)
ビッグバン
宇宙の始まり
(B)+10-43秒まで
プランク時代
現在の理論ではまだ未解明。4つの相互作用は、まだ分化していない。
(B)+10-36秒まで
大統一時代
4つの相互作用のうち、重力が分離した時代。
(B)+10-32秒まで
インフレーション時代
宇宙の直径が光速を超え、短時間に1026倍に膨張したと考えられる仮説時代。
(B)+約3分〜約20分
原子核の合成
宇宙の温度が核融合を継続できないところまで冷える。
宇宙の重量比で75%以上を水素原子が占める。
(B)+38万年
宇宙の晴れ上がり
宇宙の温度が下がって電子が原子の中に収まるようになり、光子が電子に邪魔されずに長距離を飛べるようになった。
この時の光が宇宙マイクロ波背景放射として観測されている。
(B)+約4億年まで
宇宙の暗黒時代
宇宙の晴れ上がりまでの現象は、実験設備で詳しく観察されている。
観測されたもっとも遠くの銀河以降は、実際に天体観測で確認できる。
その間の約4億年間は理論で推測するしかない『宇宙の暗黒時代』となっている。
この期間に宇宙の大構造などが形成されたと考えられている。
136.6億年前?
最初の恒星
水素、ヘリウム、リチウムのみで生まれた恒星。まだ見つかってない青色巨星──種族Vと考えられている。
寿命の短い青色巨星によって宇宙に重い元素が大量に生み出されたと考えられる。
133億6900万年前
銀河の誕生
最古とされる銀河は赤方偏移では地球から316億7400万光年の距離にあると算出されている。
だが、現在は数値を補正して133億6900万年前の天体とされる。
(2016.3.4 更に遠い約134億年の距離にある銀河が観測されたと発表される)
83億年±13億年前
天の川銀河の誕生
129億年前という説もあり。
64億年前
宇宙の加速膨張が始まる
宇宙の膨張とともに重力による収縮圧力が弱まる一方、暗黒エネルギーによる膨張圧力は一定なので、このあたりで立場が逆転する。
48億年前
大質量星の超新星爆発
太陽の元になる星雲の誕生。
47億年前(S)
星間物質の収縮が始まる
星雲内でいくつもの星が生まれ始める。太陽もその一つ。
中央部では太陽の15〜25倍の大質量星が誕生する。寿命は600万〜1200万年。
(S)+10万〜100万年
原始惑星(微惑星)の誕生
収縮する星間物質に回転が生じ、たくさんの原始惑星が生まれる。
(S)+200万〜300万年(S)'
太陽の誕生
ファーストライト。
(S)'+2000〜3000年
原始惑星(微惑星)の成長が止まる
太陽風によって太陽系内の星間物質が吹き飛ばされる。原始惑星は月〜火星の大きさで、20個ほどできたと考えられている。
以降は同一軌道内の原始惑星同士の合体によって惑星は成長していく。
外側の水星と火星は2個、中央にある金星は8個、地球は10個が合体したと考えられている。火星は原始惑星のままという説もある。
(S)'+200万年
太陽の近くで大質量星が超新星爆発する
上記大重量星が寿命を迎えて超新星爆発。
これによって惑星と隕石などの小天体の間で、元素存在度分布の違いが生じたと考えられる。
45.65〜45.69億年前
地球の誕生
太陽の誕生から、およそ1億年。太陽の光度は現在の70%。
この年代はウラン・鉛法、ルビシウム・ストロンチウム法の年代測定により算出。
冥王代(Hardean)
46〜38?億年前
〜40億年前
ジャイアント・インパクト
地球に微惑星テイアが衝突し、月ができたとされる。地球にとっては最後の原始惑星との合体。
衝突後、月は早ければ1年、遅くとも100年で形成されたと考えられている。
41〜38億年前
後期重爆撃期
小惑星衝突頻度の極大期。アポロ計画による月の石とクレーターの調査から判明。
小惑星の衝突ではなく、おそらくジャイアント・インパクトで砕かれた岩石片の落下と考えられる。
44〜39億年前
(43億年前?)
原始海洋
海の誕生。そこから約1000年でマグマオーシャンがほぼ固まる。
ジャイアント・インパクトより後のはずだが、年代測定では誤差の範囲ではあるが逆転している。
ジャイアント・インパクト前に一度海が生まれ、衝突後に再び生まれたとも考えられる。
大気圧の急低下
原始海洋ができる前、地球の大気圧は炭酸ガス濃度だけで50〜60気圧はあった。
厚い水蒸気層が冷えて雨となり、原始大洋を作る。
海に大量の炭酸ガスが溶け込んで、炭酸ガスの濃度は10気圧まで下がった。
39.6億年前
最古の岩石
カナダ北部、アカスタ片麻岩。
太古代(Archean)
38?〜25億年前
38億年前?
生命の誕生
37.0億年前
最古の古生物化石
グリーンランド。ストロマトライト〜細菌コロニーの堆積物。
34.8億年前
生命の微化石
オーストラリア西部。ストロマトライト。
35〜32億年前
生命の微化石
フィラメント状バクテリア、0.1mm。
32.3億年前
最初の大酸化イベント
ボーリング調査で、この時代に二酸化ケイ素と赤鉄鉱の混じった鉱床が見つかった。
このため現在の説より10億年早く光合成が始まった可能性がある。
30億年前
小惑星の衝突
南アフリカで放出物質が発見される。
初期の光合成生物の出現?
無機光合成
28〜24億年前
バールバラ超大陸?
南アフリカ+西オーストラリア
27億年前
プレートテクトニクスの完成
造山活動の激化?
海面低下 ⇒ 陸地の急成長(最初)
マダガスカル島程度の小大陸が無数に存在? 大陸はない?
地球磁場(バン・アレン帯)の形成?
宇宙放射線の遮蔽。
シアノバクテリアの出現?
有機光合成の始まり ⇒ 寒冷化
原生代(Proterozoic)
25〜5.42億年前
24.15〜22.22億年前
ヒューロニアン氷河期。スノーボールアース。
最初の全球凍結。この期間中に3〜4回の氷河期があり、最後の1回が全球凍結に至ったと考えられる。
全球凍結は最低でも1000万年続き、氷の厚さは1000m。この期間の地球の平均気温は氷点下40度。
24〜21億年前
大酸化イベント
大気中の酸素濃度が現在の10万分の1から100分の1まで急上昇し、酸化物の鉱床が形成される。
この頃、純粋な二酸化ケイ素(石英)の砂岩が作られる。以降の時代では高くても60%ほど。
22.22億年前
気温の急上昇
氷点下40度から、最低でも60度まで地球の平均気温が急上昇する。
メタンハイドレートの分解?
現在なら10年でメタンは分解されるが、この当時の酸素濃度では分解に10万年近くかかり、ようやく気温が安定する。
大気中の酸素が急増
二酸化マンガンの鉱床を形成。気温上昇が原因?
21.5億年前
最初の多細胞生物が海洋で出現
21億年前
光合成⇒酸素の飽和⇒海中の鉄イオンが沈澱(赤鉄鉱、鉄鉱床)
真核生物の誕生?
20億年前
オゾン層の形成
DNAの爆発的進化?
二倍体遺伝子(二重螺旋)の誕生。
小天体の衝突頻度の極大期
直径100km以上の隕石孔が複数発見。
ヴレデフォート・クレータ(南アフリカ、250km)
ヨハネスブルグの南西120km。隕石8km
〜19億年前
光合成による酸素で、縞状鉄鉱床が形成
大気・海洋の酸素分圧上昇 ⇒ 真核生物の出現?
19億年前
大陸の急成長(2度目)
サドベリー(カナダ)、サドベリー、ブッシュベルト(アフリカ)に巨大隕石
19〜9.5億年前
ウル超大陸
南アメリカ+南極+インド+オーストラリア
ネーナ超大陸
ローレンシア(北米)+パルティカ(北欧)+グリーンランド
アトランティカ超大陸
南米+西アフリカ
12億年前
多細胞生物の出現
10億年前
DNAの爆発的進化。多細胞無脊椎動物の出現
植物が菌類から分岐する。
9億年前
地球の自転は18時間、1年=480日、月までの距離は35万キロ、潮汐力は現在の1.3倍
動物の出現?
原始的な動物としてカイメン類が発生する?
9〜7.8億年前
ロディニア超大陸
ローレンシア(北米)、南極、インド、オーストラリア、コンゴ(西アフリカ)
8.5〜6.35億年前
クリオジェニア紀
8〜6億年前
確認されている最初の大量絶滅
時期の特定はされていない。スターバーストによる宇宙線が大量に降り注ぎ、急速な寒冷化が起きたと考えられている。
スターチアン氷河期との関連も不明。
7.8〜6.2億年前
西ゴンドワナ超大陸、東ゴンドワナ超大陸
ロディニア大陸の分裂。
この頃、生物の一部が上陸
7.5億年前
プレート沈み込み帯の状態遷移
高温低圧型⇒低温高圧型
マントルに海水が逆流
水分の供給により粘性と融点が低下し、対流が激しくなる。
海水面600m低下
有機物の堆積で、石油の形成?
酸素濃度の上昇
生物の多細胞化/大型化
7.3〜7億年前
スターチアン氷河期(雪玉地球)
海よりもアルベドの高い大陸が低緯度地帯に集中したため、日光の反射が増えて地球が冷やされたと考えられている。
地球の平均気温は氷点下50度まで下がる。
7億年前
スターチアン氷河期(雪玉地球) の終了
約1000年間で地球の平均気温が氷点下50度から50度まで上がる急速な温暖化を起こした。
7億年前
太平洋の誕生
7〜6.2億年前
縞状鉄鉱床の形成(2度目)
7〜5億年前
大陸の急成長(3度目)
6.35億年前以前
最古の動物化石
オマーンで発見されたカイメン類。
6.35〜5.42億年前
エディアカラ紀(ヴェンド紀)
6.2〜5.9億年前
マリノアン氷河期(全球凍結)
6億年前
硬骨格生物の出現
大気中酸素の急増(2度目)
現在の100分の1から、現在と同程度まで増加。
オゾン層の発生?
南オーストラリアのレイク・アクマランに巨大隕石
6〜5.42億年前
エディアカラ化石生物群
5.8億年前〜
ゴンドワナ超大陸、ローレンシア超大陸
5.8〜5.5億年前
ヴァランガー氷河期(ガスキアス氷河時代)
5.7億年前
多細胞生物の胚の卵割段階の化石(中国)
5.61億年前
日本最古の地層
茨城県日立市、当時は火山島?
5.42億年前
ベンド/カンブリア(V/C)境界
エディアカラ生物の大量絶滅?
顕生代(Phanerozoic)
5.420億年前〜現代
 古生代(Paleozoic)
 5.420〜2.510億年前
5.420〜4.883億年前
カンブリア紀(Cambrian)
5.42億年前
カンブリア大爆発
多細胞生物、硬骨格を持つ多細胞生物が一斉に出現。
5.40億年前
現在の動物門がすべて出そろう
のちに消滅した動物門もある?
5.40億年前
三葉虫の出現
最初に目を持った動物
5.3億年前
500万年の間に、多細胞生物の門レベルが多様化
5.25億年前
最古の魚の化石
中国雲南省澄江澄江(チェンジャン)
5.21億年前
SSF'(小有殻化石群)絶滅
どんな生物の断片かは不明。
5.15億年前
バージェス動物群
カナダ・バージェス頁岩(けつがん)
5.06億年前
顕生代以降で最初の大量絶滅
おそらくオーストラリアのカルカリンジ洪水玄武岩の大量噴出が原因と思われる。
5億年前
DNAの爆発的進化、脊椎動物の出現
5〜4.4億年前
動物の科の数が2.5倍に急増
4.883〜4.437億年前
オルドビス紀(Ordovician)
4.90〜3.5億年前
無氷河時代
オルドビス紀、シルル紀、デボン紀
4.8億年前
この頃、小惑星帯で大規模な天体衝突が起きた?
直径50km以上の小惑星が砕かれ、その破片の一部が地球に降り注いでいる。
4.71億年前
オルドビス紀の隕石事変
地球に大量の隕石が降り注ぐ。
4.71億年前
オルドビス紀の生物大放散事変
生物種の急増。隕石事変が引き金と考えられているが、隕石落下より200万年早いとする説もある。
4.70億年前
最古の陸生植物の化石
ゼニゴケの仲間。最初に陸に上がった植物には葉っぱが存在しない。
4.5億年前
地上に降り注ぐ紫外線の減少
この頃までにオゾン層が形成される。これにより生物が陸上へ進出する準備がととのう。
4.437億年前
O/S境界、大量絶滅
三葉虫など、海洋無脊椎動物の57%が絶滅する。
地層に原因なし。ガンマ線バーストによる絶滅が疑われている。
温暖期の途中に大陸が南極点を通過。その100万年間に大陸氷床が発達し、海水面の低下と上昇が起こった。
4.437〜4.160億年前
シルル紀(Silurian)
4.25億年前
植物が維管束を獲得
クックソニア。これにより陸生植物が多様化できる条件が整い、陸生植物版のカンブリア大爆発のような現象が始まる。
4.20億年前
イアペタス海の消滅
大陸の衝突による。衝突の接合部はグレートブリテン島等に残る。
4.160〜3.592億年前
デボン紀(Devonian)
魚類の時代。甲冑をまとった板皮類、軟骨魚類が爆発的に多様化
3.95億年前
最古の指を持つ四足動物の化石
脊椎動物の陸上への進出が始まる。
ポーランドの地層より。
3.75億年前
フラニアン/ファメニアン(F/F)境界、大量絶滅
種の数が半分になる。
原因不明。シベリア・トラップよりも東側で起きた大噴火の洪水玄武岩や、小天体の衝突が疑われている。
3.64億年前
小規模な絶滅事件
3.60億年前
両生類の出現
3.6〜2.5億年前
ウッドレイ・クレータ(西オーストラリア、120km)
この期間のいずれかに隕石が落下した。
3.592〜2.990億年前
石炭紀(Carboniferous)
酸素濃度36%、大気圧1.3気圧以上
昆虫が巨大化する。
3.4〜2.7億年前
ゴンドワナ氷河時代
ゴンドワナ超大陸が南極を通過。ゴンドワナ氷床が発達する。
3.38億年前
竜弓類の出現
爬虫類、鳥類の祖先。
陸上生活への適応。
3.26億年前
単弓類の出現
哺乳類の祖先。
かつて哺乳類型爬虫類や爬虫類型哺乳類と呼ばれていたもの。
ローレンシア超大陸が誕生?
3.12億〜2.65億年前
カイアマン逆帯磁期(地磁気の無逆転期)
現在とはSN極が逆だが、磁場が反転しない安定期。
2.990〜2.510億年前
ペルム紀/二畳紀(Permian)
酸素濃度35%から末期には23%まで低下
昆虫が小型化する。
2.604〜2.510億年前
太陽系、暗黒星雲に突入?
ペルム紀の大量絶滅は暗黒星雲に突入し、大量の宇宙線と急激な寒冷化によって引き起こされた可能性がある。
大量絶滅が1千万年の時間にわたるのは、太陽系が暗黒星雲を抜けるまでの時間。
大量絶滅が数度にわたって起きたのは、暗黒星雲の濃度による影響。
2.604億年前
キャピタニアン危機、ペルム紀1回目の大量絶滅
ペルム紀の大量絶滅は数段階。この1回目は浅海域で起こり、大型フズリナが絶滅。他にサンゴ、放散虫、石灰藻に大きな被害。
この時に57%の生物種が絶滅。
2.604〜2.520億年前
生物種の急速な多様化
大量絶滅で空白になった生物相に、生物が急速に多様化して埋めていく。約40種→約150種へ。
この回復期間は、最低でも20万年(石炭層の堆積具合からだと30万年以上)はあったと考えられる。
(放射線年代測定では約160万年だが、これはあくまで目安)
2.59億年前
植物の大量絶滅、キャピタニアン危機中期
1回目の大量絶滅は動物がほとんどだったが、数百万年遅れて植物の大量絶滅が起こる。
植物が絶滅している期間、動物の方は回復して多様化が続いていた。むしろ多様化によって食い尽くされたためか?
大量絶滅の中間期は急速な温暖化?
赤道付近の平均海水温が、25度から32度へ急上昇。地球全体では平均気温23度。カンブリア紀以降の最高値。
ただしゴンドワナ大陸が南極を通過していたため、温暖化してた割に無氷河時代にはなってない。
2.520〜2.510億年前
シベリア・トラップ
シベリア北西部で起きた、500万立方キロ以上。噴出期間は100万年以下。2回目の大量絶滅と噴出時期が重なる。
硫黄、酸性雨の痕跡はあるが、噴出した大量の火山性ガスを過小評価してるのか、大量絶滅の原因とは見做さない意見が強い。
2.514億年前
ペルム/トリアス(P/T)境界、大量絶滅
この時に生物種の71%が絶滅する。特に深海域での被害が大きい。この絶滅は6万年以内に起きた可能性が高い。
2つの絶滅を合わせて海洋生物種の96%が絶滅。地上生物種は70%が絶滅。地球史上最大の絶滅事件。三葉虫も絶滅。
2.510億年前
大陸の衝突でパンゲア超大陸の形成
ローレンシア大陸、バルティカ大陸、ゴンドワナ大陸、シベリア大陸など、すべての大陸が衝突。
浅海の減少。
小天体の衝突?
宇宙起源のフラーレン、ストロンチウムの痕跡。
クレータは見つからないが、堆積物の分布から12kmと推測。
無酸素海洋?
黒色頁岩、酸素不足で硫化鉄が大量生成。
超酸素欠乏状態が1000万年続く。
 中生代(Mesozoic)
 2.510億〜6550万年前
2.510〜1.996億年前
トリアス紀/三畳紀(Triassic)
2.51〜2.50億年前
石炭空白期
P/T境界から500万年以上、緯度30度以下の低緯度地方は暑すぎて、生物相がほとんど繁殖していない。
植物は分解が早く、石炭が形成されない。魚類、両生類、植物は緯度30度以上の高緯度地方で繁栄。
2.50億年前
直径5〜12kmの天体が落下
パンゲア大陸の一部が割れ、激しい火山活動を誘発する。
2.45億年前
スミシアン/スパシアン(S/S)境界、小規模な絶滅事件
P/T境界の絶滅から回復していないため、犠牲個体は少ない。しかし、ここでP/T境界を生き延びた多くの種が途絶える。
2.45〜2.08億年前
地球生物がもっとも繁栄した時代
動植物共に多くの種が出現した時代。
2.32億年前
カーニアン多雨事象
世界的に激しい雨が多く降った時期。およそ数万年間。
雨によって大気中から二酸化炭素が減り、地球の平均気温が下がった時代。
この豪雨と気温低下で絶滅した生物種も多い。
2.25億年前
哺乳類の出現
アデロバシレウス
初期の哺乳類はすべて夜行性、色覚は魚類や爬虫類と同じ4色
2.20億年前
恐竜の出現
エオラプトル
カメの出現
オドントケリス(中国)
2.14億年前
ロシュショール(Rochechouart)クレータ(フランス、25km)
マニコーガン(Manicouagan)クレータ(カナダ、100km)
聖マーティン(St.Martin)クレータ(カナダ、40km)
オボロン(Obolon)クレータ(ウクライナ、15km)
レッド・ウィング(Red Wing)クレータ(北米、9km)
5つの連鎖クレータが形成
2.080〜1.996億年前
三畳紀/ジュラ紀(T/J)境界、大量絶滅
全生物の76%が絶滅。アンモナイト、爬虫類、単弓類など、被害の中心は大型生物。
一方で小型の双弓類の被害は比較的小さく、これが恐竜類となってこのあと繁栄する。
2.01億年前
パンゲア超大陸の分裂が始まる
北のローラシア大陸と、南のゴンドワナ大陸に分裂。これから数千万年かけて大西洋、インド洋が誕生拡大。
造山運動でアマゾン川流域〜スペイン周辺に大量の火山噴出物。これが大量絶滅の原因になった可能性がある。
T/J境界の原因の候補だが、年代の測定精度が不十分
1.996〜1.455億年前
ジュラ紀(Jurassic)
1.996億〜5000万年前
無氷河時代
ジュラ紀、白亜紀、第三紀
1.996億〜1.986億年前
急速な生物相回復
陸生生物と海底生物の急速な回復。
ただし魚類の回復が遅れ、代わりに海棲爬虫類が急速に種類を増やしていく。
1.830億年前
海洋無酸素事件、海洋生物の大量絶滅 (プリンスバッキアン/トアルシアン境界)
赤潮が原因? 長くても数千年の低酸素時代。
大気中の酸素濃度が13〜15%と現代より低い。
1.833億〜1.81億年前
2度目の海洋無酸素事件、海洋生物の大量絶滅(トアルシアン絶滅)
強烈な海洋無酸素時代が200万年間続く。かつては1回目の無酸素事件と同一と思われていたが20万年のブランクがあった。
この低酸素時代に古生代から続いた生物種が大量に絶滅する。
しかし、アンモナイト、ウミユリ、ベレムナイト、有孔虫、二枚貝などには深刻な影響が見られない。
1.5億年前
ゴンドワナ超大陸の分裂
インド亜大陸が分離する。
1.5億年前
始祖鳥の出現
1.455億〜6550万年前
白亜紀(Cretaceous)
1.35億年前頃
西ゴンドワナ大陸の分裂
アフリカと南米大陸の分裂、大西洋が南まで延びる。
1.30億年前
被子植物の出現
最古の花粉化石
1.25億年前
最古の羽毛恐竜
シノサウロプテリクス(中国)
最古の真獣類(胎盤を持つ哺乳類)
エオマイア・スカンソリア(中国遼寧省)
大陸分裂により南米大陸、オーストラリア大陸では有袋類が独自進化を始める。
1.25億〜1.18億年前
オントンジャワ海台の形成
北西太平洋南部で起きた海洋洪水玄武岩。
1.23億年前
酸素欠乏事件(セリ事象)
太平洋〜大西洋にかけた広い深海底で有機泥(ヘドロ)が堆積し、黒色頁岩が形成。
1.20億〜9000万年前
スーパークロン(地磁気の無逆転期)
造山活動が現在の2倍。プレート運動が現在の1.5倍。
炭酸ガス濃度、現在の数倍(1000ppm以上)
温暖化で両極に氷床が形成されず。
1.10億年前
最古のウミガメ
サンタナケリス
1.005億〜5000万年前
大海進時代
海水面が現在よりも300m高い。
地球寒冷化が始まる新生代前半まで、海水面が現在より200m以上高い状態が続く。
9960万年前
セノマン/チューロン(C/T)境界、絶滅事変
海洋深層部でのみ発生。海洋の酸素欠乏状態?
9000万年前
恐竜の急速な多様化
海水面が高くなったことで大陸が浅い海に分断され、恐竜が独自進化によって多様化していく。
魚竜が絶滅
大規模な海底火山の影響と思われる。
8500万年前
日本最後の恐竜化石?
8500〜8000万年前
この間に霊長類が出現する
グレリス類(囓歯類+ウサギ類)、有袋類に続き、3番目に古いグループ。
8000万年前
オーストラリア最後の恐竜化石?
7030万〜6820万年前
ブラジル〜カリブ海地域で海洋生物種が激減
昆虫類の一時的な巨大化
酸素濃度が25%まで急上昇する。
6600万年前
デカントラップ
デカン高原で大規模な洪水玄武岩の噴出〜大規模な火山活動が始まる。
6580万年前
北米における最後の恐竜化石という観測データあり
隕石落下前30万年間の地層から恐竜化石は見つかっていない。
6555万年前
急速な地球寒冷化
デカントラップの影響? 炭酸ガス濃度が急速に下がり、地球規模で寒冷化。高緯度地方の生物多様性が急速に失われていく。
白亜紀末の隕石が落ちる前に、すでに大量絶滅は終わっていたという説あり。
6550万年前
白亜紀/古第三紀(K/Pg)境界、大量絶滅
陸上の大型動物と海洋表層の生物を中心に、生物種の50〜60%が絶滅。属で17%。棘皮動物の属の71%が絶滅。
チチュルブ・クレータ(メキシコ・ユカタン半島、180km)
直径9〜18km
落下時の北半球の季節は6月(夏至前?)
5〜30度の気温低下が約10年続く。
地球の反対側では大洪水
50万年分の地層が形成。寒冷化の影響?
惑星軌道のカオス変動?(英エジンバラ大学)
現在から1億年前までの重力相互作用シミュレーション中に発生。
 新生代(Cenozoic)
 6550万年前〜現在
6550〜2303万年前
古第三紀(Paleogene)
 6550〜5580万年前
暁新世(Paleocene)
5600万年前
北大西洋海嶺の拡大開始
5600万年前
メタンハイドレートの溶出
ノルウェー沖で海底下にあったメタンハイドレートの溶解が始まる。
海底が無酸素状態になり、多くの生物が絶滅する。
寒冷化が始まっていた地球の気温を8度上げ戻したという見積もりがある。
5580万年前
暁新世/始新世(P/E)境界
底生有孔虫の絶滅事件
深層水の温度上昇によるメタンハイドレート溶出?
 5580〜3550万年前
始新世(Eocene)
5500〜4500万年前
インド亜大陸がユーラシア大陸に衝突
先端は大陸の下に潜り込んでいるため、時期の特定は困難。
海底での衝突は7000万年前に始まり、5500万年前に海底堆積層が隆起して完全につながったと考えられる。
5200万年前
最古のコウモリの化石
最古のクジラの化石
パキケトゥス(インド亜大陸、まだ四肢を持っている)
5000万年前
無氷河時代の終わり
北海道の地層からシュロの葉の化石
4000万年前
ドレーク海峡誕生
南極周回海流成立。
南極に小規模な氷床誕生。
ハワイ-天皇海山列の屈曲
プレート移動速度の低下。
3900万年前
海中遊泳型のクジラが出現
クジラの体が流線型になる。
3800万年前
クジラが多様化する
3550万年前
始新世/漸新世(E/O)境界
海洋無脊椎動物の大量絶滅。
(C)
チェサピーク湾クレータ(北米、85km、彗星5km)
衝突から1万年間、湾内でプランクトン消滅。
冬場の気温が4℃低下(魚の耳石に含まれる酸素同位体の測定)
(C)+1〜2万年後
ポピガイ・クレータ(アラスカ、100km)
平均気温が2℃低下。この状態が10万年続く。
 3550〜2303万年前
漸新世(Oligocene)
3500万年前
オーストラリアが南極大陸から完全に分離する
3000万年前
この頃までに類人猿の出現
旧世界ザルと新世界ザルが分化する。
2600万年前
日本列島がユーラシア大陸から分裂し始める
この頃に地殻変動が始まり、日本海が誕生する。
地殻変動の始まりは、3000万〜1600万年まで諸説あり。
ただし2500万年前の時点で、すでに日本海は存在している。
2303〜258.8万年前
新第三紀(Neogene)
 2303〜533.3万年前
中新世(Miocene)
2303万年前
草本類の急拡大
特にイネ科植物の発展により、自然の光景が現代的なものになる。
2000万年前
バイカル湖の誕生
現存する最古の湖。
1600万年前
本州中部にマングローブ林
この頃の日本列島は亜熱帯。
1500万年前
地殻変動の圧力が高まり、各地で山脈の形成が始まる
ヒマラヤ山脈、ロッキー山脈、アンデス山脈。
急激な寒冷化
南極氷床の巨大化。北半球の寒冷化加速。
1450〜1430万年前
リース・クレーター(ドイツ、24km)
シュタンハイム・クレーター(ドイツ、3.8km)
同時に形成したと思われる。
1440万年前
北極海と大西洋を隔てる海嶺が深く沈む
南極大陸の大部分で氷河が発達
1400万年前
ユーラシア大陸とアフリカ大陸が再結合
1000万年前
アフリカ大陸に大地溝帯(グレート・リフト・バレー)が出現
6000kmにも及ぶ大陸の亀裂。
950万年前
原始類人猿サンブルピテクスの化石
この頃、アジアや南ヨーロッパで大型霊長類(チンパンジーなどの祖先)が出現。
800〜500万年前
気候の安定期
650〜500万年前
南極氷床の拡大で、海水面が40m低下
地中海が大西洋から孤立。内陸湖となり、蒸発堆積岩が厚く堆積
世界中で海水塩分が0.2%低下。結氷温度の低下で南極氷床拡大。
600万年前
ミレニアム・アンセスターの化石(ケニア)
580〜520万年前
ラミダス猿人の亜種の化石(エチオピア)
 533.3〜258.8万年前
鮮新世(Pliocene)
500万年前?
人とチンパンジーの分岐
440万年前
ラミダス猿人
410〜390万年前
アウストラロピテクスが二足歩行
400万年前
琵琶湖の誕生
誕生は600万年前までさかのぼるという説もあり。
世界で3番目に古い古代湖。
390〜300万年前
アファール猿人(ルーシー)
300万年前
寒冷化の開始
北半球に氷床が出現。
300万年前
パナマ陸橋の成立。赤道海流の消滅
ロッキー山脈の上昇が急速になる。
265万年前
大陸氷床の著しい拡大
北欧フェノスカンディア氷床、北米ローレンタイド氷床、アラスカ周辺の氷床。
265〜200万年前
激しい乾燥・湿潤などの気候変動が生じる
直立猿人の一部(ホモ・アファレンシス、ホモ・ハビリス、ホモ・エレクタス)が生き残る。
258.8万年前〜現在第四紀(Quaternary)
 258.8〜1.17万年前
更新世(Pleistocene)
258.8万年前
ホモ・ハビリスの出現
石器時代を始めたヒト属の出現した時点以降を第四紀とする。
250〜160万年前
ホモ・ハビリス、初めて石器を使用
旧石器時代の始まり。
206万年前
イエローストーン破局噴火
2500km3
190〜10万年前
ホモ・エレクタス、初めて火を使用
170万年前
伊豆半島が本州に衝突する
127万年前
イエローストーン破局噴火
2回目の破局噴火
100万年前
ホモ・エレクタスがアフリカを出る
70万年前
ヒマラヤ山脈、ロッキー山脈が現在の高さになる
カンボジア光条衝突孔
10×6km、降下物半径3000km
69万年前
至近最後の磁場逆転
以降をブリュンヌ(正磁極)期と呼ぶ。
64〜63万年前
イエローストーン破局噴火
カルデラ50km×70km
60〜58.5万年前
ドナウ氷期T
更新世最初の氷期。もっとも規模が小さいため、氷期ではなく寒冷期とされることもある。
55〜54万年前
ドナウ氷期U
50万年前
北京原人
47〜33万年前
ギュンツ-カンザス氷期
34.2万年前
ジェミンガ星、超新星爆発〜現在は中性子星
現在、太陽系が通過している局所泡の候補
30〜23万年前
ミンデル氷期
やや弱めの氷河期。海面の低下は100m。
23万年前
寒冷種のネアンデルタール人が中近東に出現
19万年前〜現在
ホモ・サピエンス
19万年前
古代型ホモ・サピエンス(温暖種)が東アフリカに出現
18〜13万年前
リス氷期
もっとも氷河が広がった氷期。海面の低下は最大200m。
12.4〜7.4万年前
エーミアン温暖期
短い安定気候
11万年前
洞爺カルデラ
巨大噴火、総噴出量150km2
10万年前
古代型ホモ・サピエンスがアフリカを出る
7.4万年前
トバ破局噴火
インドネシア、カルデラ100km×60km。
この噴火で古代型ホモ・サピエンスの人口が1%まで激減。
7.4〜1.5万年前
最終氷期(ヴュルム-ウィスコンシン氷期)
約7万年前
ショルツ星、太陽に最接近
太陽から52000天文単位(0.82光年)まで接近。
現在はいっかくじゅう座方向にあり、太陽系から17〜23光年の位置にある連星系(M型の赤色矮星+T型の褐色矮星)。
4万年前
古代型ホモ・サピエンスがヨーロッパに出現
3万年前
ネアンデルタール人がヨーロッパで絶滅
2.9万年前
姶良(あいら)破局噴火
関東地方でも10cmの降灰。
鹿児島湾の誕生。
2.2〜1.8万年前
最終氷期(ヴュルム-ウィスコンシン氷期)の最盛期
もっとも寒い時期。海面は現在より120m低い。
2.2〜1.4万年前
北米大陸とユーラシア大陸の氷床が極大
厚さ3000m以上。
1.70〜1.10万年前
マンモス、マストドン、オオナマケモノなど大型哺乳類が大量絶滅
大型哺乳類の多くが絶滅する。
かつては急激な温暖化で大量絶滅したと考えられたが、他の氷河期末期では温暖化が原因で絶滅した種は1つも確認されてない。
1.65万年前
縄文式土器の誕生
1.5万年前頃
小麦栽培の始まり
1粒系小麦、現在主流の2粒系小麦の栽培はB.C.5500年頃から。
1.45万年前
ベーリング・アレレード亜間氷期
急激な温暖化。
1.4万年前
鳥浜貝塚
縄文式土器。
1.3〜1.2万年前
日本列島が大陸から完全に分離する
対馬海峡、間宮海峡の形成、どちらも深さが60m以上ある。
1.29万年前
クローヴィス隕石の落下?(北アメリカ〜グリーンランド)
この頃に起きた現象を説明するための異端仮説。
 
ジェミンガ星が超新星爆発した衝撃波が地球に到達?
この頃に起きた現象を説明する仮説の一つ。
衝撃波が到達した直後は地球に降り注ぐ宇宙線が増えたため、全世界的に雲が増えて地球は一時的に寒冷化する。
だが、衝撃波が通ったあとは局地泡に入るため、一転して宇宙線が減るため地球は温暖期になる。
1.29〜1.15万年前
ヤンガー・ドライアス寒冷期
高緯度地方で起きた急速な寒冷化。特に入りかけの500年が顕著。寒冷期の長さは1300年±70年。
クローヴィス隕石の影響で、地球全体では寒冷化してないかもしれない。
 1.17万年前
完新世(後氷期)
1.17〜1.10万年前
氷河期の終了
ヨーロッパ大陸の平地から氷河が消えた時点以降を完新世とする。
1.15万年前
プレボレアル温暖期
急激な温暖化。
1.05万年前
稲作の始まり
長江流域。
BC5300年頃
鬼界噴火
九州南部が焼け野原。西日本の人口ゼロ。東北地方までの集落を衰退させた巨大火山。
ここから1000年間、縄文文化跡が途絶えている。
BC50〜40世紀
縄文海進、ヒプシサーマル期
急激な海面上昇。現在より80m低い海面水位が、100年ほどで3m高い水位まで上がっている。
平均気温も現在より2度高い。
BC4000頃
北米大陸のローレンタイド氷床がほぼ消失
BC3800〜BC3600頃
文明の発生
海面水準が落ち着く。
BC3500頃
サハラ砂漠の誕生
密林地帯だったアフリカ北部が急速に乾燥化して草原になり、BC3500年頃までには砂漠となっていた。
BC2200頃
東アジアの寒冷化
100年間で平均気温が1度以上下がっている。
BC1586
鉄器の使用(鉄器時代の始まり)
人類史上最初に鉄器を使ったとされるヒッタイト文明の誕生をもって鉄器時代の始まりとする。
BC900頃
東海地震?関東地震?
富士山の東側が大規模に崩落する(御殿場泥流)
西暦161〜180
世界的なパンデミック
161年に漢で疫病、日本で倭国大乱、165年にローマで黒死病。周辺地域では180年まで続く。
西暦180
ニュージーランドのタウポ火山が巨大噴火
数年間メタンガス濃度が平時の3倍になり、一時的な温暖化で世界的な旱魃が起きる。
184年に漢で黄巾の乱が始まり、ローマでも各地で小競り合いが始まった(これが193年から内乱になる)
西暦340〜
中世寒冷期
奈良時代後半、現在の温暖化よりも倍の速さで温暖化が進む。
西暦720
万葉寒冷期の極期
西暦740〜
大仏温暖期
奈良時代後半、現在の温暖化よりも倍の速さで温暖化が進む。
西暦800〜1200頃
中世温暖期
イギリスやノルウェー南部でブドウが自生。現在の北限は、ようやくデンマーク南部。イギリスでは温室栽培。
この期間に南極の氷床が拡大しているため、IPCCは2001年以降、中世温暖期の存在を否定しているw
温かいとはいえ南極大陸では最高気温が氷点下のまま。そのため氷床が拡大しただけとも思えるが……。
西暦864.7〜9
富士山貞観噴火
至近の3200年間で最大の溶岩流を出した割れ目噴火、()の海を3つに分け、現在の富士五湖になる。
噴火活動は2か月ほど
西暦869.7.9(ユリウス暦)
貞観地震
記録では死者1000人しかないため、かつてはM8.3と考えられていた。
だが津波の範囲が東日本大震災と同じため、M8.7以上と見直されている。
西暦887.8.26(ユリウス暦)
仁和地震(南海トラフ地震)
推定M8.6。M9.0を超えていた可能性もある。五畿七道に甚大な津波被害が起こる。
余震を合わせ、およそ1時間にわたって揺れ続けたとする記録もある。
西暦1046.2.2以降
ヨーロッパで猛烈な寒波記録
中世温暖期の中だが、この年の2月2日〜夏にかけて強い寒波に襲われ、氷河の拡大が起きている。
局地的なものの可能性あり。
西暦1100〜1300頃
中世極小期
オーロラ等の観測記録。
西暦1178
タパヌイ・クレータ(ニュージーランド)
隕石の空中爆発
西暦1450〜1550頃
シュペラー極小期
太陽黒点、オーロラ
16世紀半ば〜19世紀後半
小氷期
ガリレオが発見した黒点が、この頃には観測されなくなっている。
西暦1645〜1715
マウンダー極小期
ヨーロッパでペストが猛威。
西暦1707.12.16
富士山宝永大噴火
富士山の噴火記録では唯一のプリニー式の爆発噴火、噴火の期間は12.16〜12.31、大きな噴火は最初の4日間と最終日。
火山灰による土石流災害は、翌年の梅雨〜盛夏に集中、その後10年間も断続的に起こる。
噴火で小田原壊滅、足柄平野復興は76年後の1783年(折り悪く天明の大飢饉の年)。
西暦1755.11.1
リスボン地震(ポルトガル)
推定Mw8.5〜9.0。カトリックの聖人祭の日に起き、揺れと津波で85%の建物が倒壊。5.5万〜6.2万人(最大9万人)の死者を出す。
この地震を境にスペインとポルトガルが政治の表舞台から消える。
西暦1783
ラキ大噴火(アイスランド)、浅間山大噴火(日本)
天明の大飢饉
西暦1811.12.16
ニューマドリッド地震
Mw7.2〜8.1。北アメリカ大陸中央部で起きた謎の地震。ミシシッピ川が逆流している。
翌年2月7日までに4回のM7以上の地震が起きているが、以降、北米大陸中央部で地震は起きていない。
西暦1812/13
夏のない年(ダルトン小氷期の底)
ナポレオンのロシア侵攻を阻んだ大寒波。8月下旬にはヨーロッパ各地で初雪が降っている。
かつては同じ年に火山が多かったため、火山のせいと考えられていた。
西暦1815
タンボラ山大噴火(インドネシア)
科学的な火山観測史上、最大規模の噴火。
夏の異常低温。
西暦1886
クラタカウ山大噴火
火山研究の基準。
大規模津波。
西暦1905
ニホンオオカミ、絶滅
西暦1908.6.30
ツングース火の玉爆発事件
隕石の空中爆発。
西暦1930.8.13
アマゾン川源流火球爆発事件
隕石の空中爆発。
西暦1980
セントヘレンズ火山の噴火
西暦1982
エル・チチョン火山の噴火
大量の硫黄分の放出、世界的な気温低下。
西暦1991
ピナトゥボ火山の噴火
20世紀最大の噴火。
西暦2004.12.26
スマトラ島沖地震(インドネシア)
Mw9.1〜9.3、スマトラ島西岸沖の海溝で発生
津波がインド洋全域に広がり、226,566人(2005.1.20集計)の犠牲者を出す
西暦2011.3.11
東日本大震災
Mw9.0、津波を含め死者行方不明者18,455(2016.3.10集計)
西暦2013.2.15
チャリャビンスク隕石の空中爆発事件
人類史上初、都市が隕石の直撃を受けた事件。
空中爆発だったため1491人の負傷者を出したものの死者はゼロ、4474棟の建物が被害を受けた。