公開:2018年3月14日 更新:2018年3月14日
事の始まり
- 最初はあるつぶやきから
- 2017年3月〜4月頃、ツイッターで、ある編集者さんのボヤキがありました。
- 「今の出版界では小説家が駆逐されて、シナリオライターの書く本が95%を占めている」
- と……。
- それに私が触れたのは、2か月ほど遅れた5月末か6月頃です。
- 小説家とシナリオライターの問題は、すでに2000年代前半には始まっていたと感じます。ただ作家の間では芸術家気質とイエスマンの違いと見ていたため、この本質が見えてませんでした。それに気づいた瞬間、それまで感じていた多くのことが1つにまとまってきました。
- さらなる問題
- 時を同じくして、ベテランのある小説家さんも、ツイッターでとある困りごとをボヤキました。
- 「最近、本を1冊も出してないヤツらが、同業者ヅラして会話に加わろうとしてくる」
- と……。
- これを聞いた時は「そんなものは昔からだろ」と思いましたが、いつの間にかその程度が変わってました。
- 同じ問題を口にする人が増えてきた
- さらに年を明けた2018年、ネット上で行われた著名社会評論家たちの新春対談において、
- 「今の出版界から平成文学がまったく出てきてない」
- 「小説家がいなくて、シナリオライターばかりだからだ」
- という意見が出てきました。まさに出版界の中で起きたボヤキを、外からも感じている流れです。