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公開:2018年3月14日 更新:2018年3月14日

秀才の山

評価曲線
時代の勝ち組?
 実力も才能もそれほど高くなくても、不思議と評価される現象があります。といっても、まったく能力がないわけではありません。
 ヘタウマが、妙に世間受けして成功する例は珍しくなりません。
 地域密着型のお店も、多くはこの山の近くにいる存在です。
 秀才の山は、まさにそういう現象です。
一つの安定点
 秀才の山より下にいる人にとっては、とにかく努力すればその分だけ評価が上がります。人口の9割以上の人は、そういう場所にいます。
 反対に山よりも上にいる人にとっては、欲を出さずに「何事もほどほど」という感じに抑えれば登れる高みです。
現在は低い方へ移動する傾向が……
 世の中では便利な道具ができると、一時的にこの山が低い方へ動く傾向があります。
 それまで山のあたりにいた人の一部が、その先にある評価の谷に落とされる恐い現象です。
 商店街に大型スーパーがやってきたようなものです。本当は商店街で買った方が地元のニーズに()ってるのですが、それよりも便利さが勝ってしまった場合、少しぐらい品質や使い勝手が悪くても大型スーパーで済ませてしまうという現象です。