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公開:2018年3月14日 更新:2018年3月14日

26歳〜36歳だったら

26歳は人間の脳が完成する時
 これは経験則ですが、多くの分野で26歳を思考力の区切りと見ています。
 たとえば理論物理学のノーベル賞は、26歳以降に着想された研究論文には1度も与えられていないとも言われます。
 おそらく人間の脳は、ほぼ26歳あたりで完成するのでしょう。以降は脳の基本的な機能は変更できないと思われます。
 
 これをパソコンで例えると、26歳を境に新しいOSにアップデートできなくなるような感じでしょう。
 そのため新しい概念の取り込みが、非常に困難になります。
 絵を描く人だと、このあたりでタッチが完成して、以降は上達も絵柄を変えるのも難しくなることを経験するでしょう。
脳の最適化は24歳頃から始まる
 この頃になると、少しずつ朝に弱い人が減っていきます。社会生活に適応したのではなく、そういう時期を過ぎただけです。
 その代わりに、この頃から時間の流れが速くなったと感じる人が増えてきます。
 これは脳が効率化され、自動運転する脳に変わっていくためと考えられます。脳が自動運転してる間は意識しなくても済むために時間の流れが早く感じるのでしょう。
 これを仕事だけに関していえば、人生でもっとも頭の回転が速いように見える期間です。
 ただし、最適化された脳はその後のアップデートができなくなっているため、早い人で32歳頃から思考力の衰えを感じるそうです。
もう新しいものは生み出せない〜それでも組み合わせは無限大
 26歳を過ぎたら、ゼロから新しいものを生み出せないと言われます。
 具体的には自分では考えているつもりでも、26歳までの間に蓄えた考え方の「引き出し」から使えるものを探すだけになります。
 つまり、狭義の意味での創造はできなくなります。
 
 でも、ものは考えようです。
 26歳までに蓄えた考え方の「引き出し」の組み合わせは無限大です。その組み合わせで考えれば、一生創造は可能です。
 その意味で26歳以下では封じた方が良いという書いた三題噺は、組み合わせを考える意味でここから先は有用になるでしょう。
自分の得意分野を伸ばせ・苦手は克服するな
 正論ぶって苦手を克服しようと思わないでください。26歳以上の人にとっては、ほとんど時間の無駄です。
 もちろん苦手の理由が単なる知識不足や過去のトラウマで、そこに才能が眠っていたという話も聞きます。
 でも、そういうことが自分にもあると思わない方がいいでしょう。
ここからは経験と小手先の技術の勝負
 この世代から、少しずつですが頭の回転が遅くなっていきます。頭を使う仕事をしてる場合、30歳を超えたあたりで自覚するようになるでしょう。
 それでも経験や小手先の技術が物を言って、若い頃よりも仕事ができるようになる人もいます。作家もこの期間であれば、若い頃と変わらない量をこなせる人もいます。