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モーゲンソー・プラン【Morgenthau Plan】
 第二次世界大戦後、アメリカがドイツに対して取った懲罰的占領政策。
 ドイツが二度と立ち直れないように、工業力を徹底的に破壊すると共に、市民をも大量餓死させようとする過酷なもの。
 戦後史の研究で、最低でも900万人もの市民が餓死等で殺されたと見積もられている。これは戦時中の犠牲者689万人よりも多い。
 同様のプランは日本に対しても行われる予定だったが、幸い、実行されていない。
 マッカーサーが暴動を恐れて止めたという話がある。
 その一方でアメリカの政策を知った日本政府はプランが強行されるものとして、「1946年末までに1000万人が餓死する」と新聞発表している。
 計画では5年間続ける予定だったが、2年後に急に人道的な理由をつけてマーシャル・プランに切り替えている。

 

モノアミン仮説【Monoamine 仮説】
 1956年、他の治療薬の研究開発中に偶然抗うつ剤が発見された。
 モノアミン仮説は、その働きを説明する上で「うつ病はノルアドレナリン、セロトニンなどの神経伝達物質の低下によって起こる」とする考えから出てきた唯物論に基づく仮説に過ぎない。
モノアミン
 脳内の神経伝達物質として知られるセロトニン、ノルアドレナリン、アドレナリン、ヒスタミン、ドーパミンなどのこと。
 物質は発見されているが、そもそも脳内の神経伝達物質の動きは誰も確認できてない。ゆえに本当に神経伝達に関わる物質かどうかすら、実はわかってない。
間違いである可能性
 モノアミン仮説が正しければ、今ある抗うつ剤は即効性があるはずである。だが、実際には服用から最低2週間経たないと変化が見られない。
 またモノアミン仮説通りに神経伝達が行われたとしたら、人間の動きはかなり遅くなっているはずとも考えられる。
 ゆえに仮説には疑問が持たれている。
宣伝用プロパガンダ疑惑
 アメリカの製薬会社が宣伝用に「セロトニンの欠乏」という言葉を使い始めたという疑いが濃厚。
 2015年、アメリカ食品医薬品局は製薬会社に対して科学的な根拠や研究データを開示するよう求め、証拠が示されない場合は『連邦食品・医薬品・化粧品法』に抵触すると警告している。