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ヨハネの黙示録【よはねのもくしろく】
 キリスト教聖書の巻末にある終末予言。
子羊が解く7つの封印〜4つの馬(第6章〜第8章5節)
 封印のうち最初の4つが有名な馬。
  第1の封印 白い馬。完全勝利(この世の支配)を目論む。
  第2の封印 火のように赤い馬。世界に戦争をもたらす。
  第3の封印 黒い馬。飢饉をもたらす。主要物資の高騰をもたらす。
  第4の封印 青ざめた馬。疫病と死をもたらす。
  第5の封印 殉教者たちが血の復讐を求める。
  第6の封印 大地震と天災。
  第7の封印 沈黙のあと祈りがささげられる。
7人のラッパ吹き(第8章6節〜第11章19節)
 終末予言。7つの災難。
  第1のラッパ 血の混じった雹と炎が降り、地上の木と青草の1/3が燃える。
  第2のラッパ 山のような火の塊が海に落ちて海面の1/3が赤くなり、1/3の海洋生物が死に、1/3の船が壊される。
  第3のラッパ ニガヨモギという彗星が落ちて川の1/3が苦くなり、多くの人が死ぬ。
  第4のラッパ 太陽、月、星の1/3が壊され、その分だけ世界が暗くなる。
  第5のラッパ 落ちた星が地下世界に通じる大穴を開け、額に神の印のない者たちが5か月間苦しまされる。
  第6のラッパ 2億人の兵隊が暴れまわり、火と煙と硫黄で1/3の人たちを殺す。
  第7のラッパ 神によって悪魔が倒され、神に選ばれなかった人で生き残ってた人たちも、ここで死に絶える。

 

黄泉比良坂・黄泉平坂【よもつひらさか】
 日本神話で、伊邪那岐(いざなぎ)(みこと)が亡くなった妻伊邪那美(いざなみ)(みこと)をあの世(根の国/黄泉(よみ)の国)から連れ戻そうとネの国を訪れ、地上へ帰る時に通った坂。
黄泉比良坂事件(パターン1〜古事記)
 伊邪那岐(いざなぎ)(みこと)は「根の国を出るまで後ろを振り返ってはいけない」という約束で妻を返してもらった
 ところが黄泉比良坂まで来たところで、つい妻が心配になって振り返ってしまった。その時に伊邪那岐(いざなぎ)(みこと)が見たのは、(みにく)く腐った伊邪那美(いざなみ)(みこと)の姿だった。それで伊邪那岐(いざなぎ)(みこと)は逃げ出してしまい、約束をやぶって振り返ったと知った伊邪那美(いざなみ)(みこと)は、怒りで雷神や鬼の軍団をけしかけて逃げる夫伊邪那岐(いざなぎ)(みこと)を捕まえようとする。
 追っ手を振り切って黄泉比良坂から逃げ延びた伊邪那岐(いざなぎ)(みこと)は、根の国の入口に千引きの岩を置いて、あの世とこの世を分断してしまった。
 この時の怒りで伊邪那美(いざなみ)(みこと)は「毎日子孫を1000人殺す」と呪いをかけ、人は不死でなくなった。
 対して伊邪那岐(いざなぎ)(みこと)は「毎日1500人生む」と対抗して、現在に至っている。
黄泉比良坂事件(パターン2)
 伊邪那岐(いざなぎ)(みこと)は「根の国を出るまで後ろを振り返ってはいけない」という約束で妻を返してもらった
 ところが先に坂を登り切った伊邪那岐(いざなぎ)(みこと)は、妻がまだ坂を登り切ってない(根の国を出てない)のに振り返ってしまった。そのため伊邪那美(いざなみ)(みこと)は生き返れず、根の国へ引き戻されてしまった。