- 管理人の考える日月神示のエッセンス 〜解釈が変わるたびに随時更新〜
- 日月神示には神様や予言めいた言葉がたくさん出てくるため、オカルトとして扱われています。
- 管理人自身も最初は日月神示の予言を自分でも読み解いてみたくなったのが、このサイトの始まりです。
- でも、実際に読み解きを始めると、成り立ちや表現こそオカルトですが、中身はごく自然なことを言ってるだけと感じました。
- 予言の多くも歴史や地政学などを知った上で大局観で世の中を見ると、アタリマエのことを言ってるにすぎないと解釈します。
- ただ私たちは、それをミクロの視点からしか見てないので、勝手にオカルトだと思っているだけで……。
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- ここでは「まえおき」として、そういう部分のみを触れておきます。
- 人間らしい生活を取り戻すための指南書 〜エドの御用、カイの御用〜
- 2018年3月現在、管理人が日月神示に感じている内容です。
- 西洋のキリスト教思想によってゆがめられた近代社会を正し、人間らしい生活に戻そうというのが日月神示の狙いでしょう。
- 自然との共存 〜エドの御用〜
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- 日月神示では近代の経済活動が大地を汚すことに警鐘を鳴らし、自然との共存を求めています。
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- はじめに
- よく文明の発展は自然破壊とセットになっているような言説がありますが、それはウソです。
- それは現在、もっとも影響力の大きな西洋文明を前提に語っているまやかしです。
- 実際には自然から搾取するだけで壊す文明と、手を加えるのは最小限で自然と共存する文明があることをご理解ください。
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- 自然と共存する文明
- 日本文明、揚子江文明〜東南アジア(非イスラム)文明、南インド文明、マヤ・アステカ文明、等
- これらの文明は都市が発展するほど、周囲の森も豊かになりました。
- 同時に、この文明の多くは奴隷制度を持ちません。家畜も鞭や棒で叩いてまで使役しないところもあります。
- 自然を搾取して破壊する文明
- ギリシャ文明〜西洋文明、イスラム文明、黄河文明、北インド(アーリア)文明、インカ文明、等
- これらの文明は人間圏と自然圏を別物と考えて開発し、都市が発展するほど周囲を砂漠化していきました。
- 同時に異民族を戦争で支配し、奴隷にしてきた歴史があります。いわば人からも自然や動物からも搾取する文明です。
- これを元々の環境(気候帯)のせいにする人がいるでしょう。ですが日本の近くでは中国の黄土高原が、歴史をたどると文明の違いによる影響が顕著だそうです。この黄土高原は文明の中心が南中国にあった国が支配した時代に森となり、黄河付近の国が強い時代には砂漠になる傾向があります。それなら今の中国共産党は揚子江上流が出身だと言われそうですが、共産主義思想は西洋文明の思想ですので、従来の中国と同じとは考えない方がいいでしょう。現代文明論では、今の中国を東洋の文明として扱わないこともありますので。
- それと話ついでに、よく話題にされることですが、グーグルアースなどで宇宙からの衛星写真を見ると、かつて欧米が入植したところは今も砂漠化したままだけど、大戦中に日本に支配されたところは緑化してるという違いが見て取れるそうです。
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- コンクリートジャングルの否定
- 都市や農業の西洋化によって破壊された土壌を、本来のあるべき姿へ戻すように求めています。
- そのために大戦を利用して都市を一度破壊させ、自然と共存する都市に作り変えさせようと岩戸開きしたみたいですが……。
- 残念ながら1970年頃までの都市計画では、完成予想図などを見ると街に樹木一つないコンクリートジャングルでした。この頃までは自然を汚いものと考えていたんですね。ゆえに岩戸開きは失敗です。
- その流れが変わるのは1970年代の後半。大気汚染や河川の汚濁などの公害が深刻化し、ようやく緑の大切さがわかってきました。そこから大都市の中に並木道や花壇などが整備され、生活圏に自然を取り込む運動が始まります。
- 農林業の見直し
- 第1次産業に関しても、西洋式のやり方を見直すように求めています。
- 西洋の農林業は1つの土地に1つの作物を植え、そこに大量の化学農薬や殺虫剤を持ち込んで効率的に生産しようとします。
- ところが、それでは大地が急速に疲弊し、洪水や土砂崩れなどの災害を招く結果となります。また今も毎年、春になると多くの人たちが悩まされるスギ花粉症も間違ったやり方による影響です。
- この間違いには1960年代になって気づきました。そして今、少しずつやり方を改めているところです。
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- ただし、農水省の作ったガイドラインによる有機無農薬栽培は間違ったやり方です。これはあまり知られてませんが、こういう作物を多く食べる人は意外と早死しています。
- どうしてそうなるのか。これには科学的な理由がたくさん見つかってますが、これを日月神示的な言い方をすれば「人間の学ではどうにもならん」とか「健康のための我良しの人間に命を与える価値なし」というところでしょうか。もちろん問題が見つかれば少しずつ改められていますけど……。
- 食事や生活環境の改善 〜カイの御用〜
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- なんてことはありません。ちゃんと部屋を掃除して、きれいなところで生活しましょう。その上で、ちゃんとした食事をしましょうと教えてるだけです。
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- また食に関しては肉食や小麦を使った西洋の食事ではなく、日本人はできるだけ日本の食事を摂るように勧めています。
- 肉食は、あまり好ましくないようです。鳥と魚に関してはOKみたいですけど。
- 人間らしい働き方を取り戻すための指南書 〜オワリの御用〜
- いつまでも続くはずのない搾取経済&奴隷的労働をどうやって終わらせるか。それが戦後社会に対して日月神示が語っていることと思います。
- 細かい説明は省きますが、以下に大ざっぱな内容を要約します。
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- 白人支配(植民地時代)の終わり
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- すでに終わった予言ですが、基本12帖で言及している予言の中心と感じてるものです。
- 日本は太平洋戦争に負けましたが、結果的には西欧列強は海外に持っていた植民地のほとんどを失うことになりました。
- 奴隷的労働や虚業経済の終わり
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- 1990年代以降、会社勤めがより奴隷的労働に変わり、経済学者トマ・ピケティ博士が語るように資本家を太らせるだけのものになったと多くの人が感じていると思います。
- 本来の仕事はそれぞれの人にとっての自己実現ですが、それを利用される生き方は多くの人にとって不幸です。
- 日月神示では人力屋(単純労働・派遣労働・コスト扱いされる程度の労働力)をなくし、本来の自己実現のための労働に戻すと語っています。
- 無能ほど出世する時代の終わり
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- 今はゝ(中味)のない軽い◯(人)ほど高く昇る時代。日月神示の言い方では、政治家や実業家の中でマトモな人は100人に1人だそうです。
- まあ、それに文句を言ってる人となると、マトモな人は1000人に1人だそうですが……。(苦笑)
- 日月神示いわく、中身があって重い人は今は低い場所で苦しんでるだろうが、そのうち自然と世の中がひっくり返るそうです。その時に高いところにいると、一気に深みにハマります。しかも元々中味がないだけに、そうなった人は浮上もままなりません。
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- 脳科学から
- 「人は幼い頃、物事を丸暗記して覚えた。だが、成長とともに抽象的な思考を身につけると丸暗記が苦手になる。この抽象的な思考に長けているのが理系エリート。ほとんど抽象的な思考が身につかず、大人になっても丸暗記が得意なのが文系エリート。そして日本人は、目の前で丸暗記した知識をひけらかす人を『頭がいい』と評価する」
- だそうです。言われてみると、そうですね。そして日本の社会では理系エリートにガラスの天井が……。
- もしかしたら日月神示は、このことを暗示しているのでしょうか。
- ミロクの時代はマトモな経済社会での好景気のこと
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- ミロクの時代はマトモな経済社会での好景気のこと
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- 日月神示に書かれているミロクの社会。これは夢の世界でも絵に描いた理想郷でもありません。
- 搾取のない健全な経済活動=マコトの経済で、好景気になった時を表してるに過ぎないと思います。
- マコトの経済では、景気の良い時ほど凡人には経営方針が立てづらく、景気の悪い時ほど経営方針を立てやすいと言います。
- 景気の悪い時
- 消費者は冒険しません。とにかく定番のものを安く買おうとします。
- となれば経営者は新しいことを何もせず、コストを黙々と切り詰めつつ誰かの成功例を追いかければ何とかなります。
- やれることは少ない時代なので、無能が企業や社会のトップに立っても何とかなります。
- 景気の良い時
- 景気が上向くと消費者はお金に余裕があるため、常に何か目新しいものを求めて冒険します。
- 好景気における成功例は、発表と同時に陳腐化します。お笑いのネタと同じです。それを真似るのは無能の証拠になります。
- となると無能がトップに立つ組織は身動きが取れなくなります。
- 明治時代〜バブル景気時代の日本は例外だった
- 困ったことに日本では明治時代〜バブル景気の時代の間は、好景気でも欧米というお手本がありました。
- ですから、それを真似るだけでも形になるのですから無能でも経営できます。そういう時代が150年も続いてしまいました。
- 好景気の時、日本ではやりたいようにやれば何でもOK
- 上で「景気の良い時ほど凡人には経営方針が立てづらい」と書きましたが、それはあくまで西洋的な経済学での話です。
- 日本人は世界的に見ても新しいもの好きです。つまり目新しいものを見せれば、多くの人が飛びつきます。もちろん、景気が良くてお金に余裕のある時代ほど、それによる成功者が大勢出てきます。その中から更なる成功者が出てきます。
- だからこそ「やりたいようにやる」のが日月神示の語るマコトの仕事でしょう。
- 日本は貿易立国ではありません
- 先進国の場合、国内景気と貿易収支は逆相関になります。不況になると貿易では黒字になり、好景気では赤字になります。景気が良くなると買い物が増えるのですから、外国から買う物が増えて赤字になるわけです。
- 中でも日本はGDPに占める内需の比率が先進国でもっとも高いので、この傾向は顕著に現れるはずです。
- ところが日本では、貿易黒字が当たり前になっています。これを「日本は貿易立国だから」と説明するエコノミストがいますが、それはウソです。1990年前後のバブル経済の好景気の頃でも、黒字が前後の3分の1に減っただけで赤字にはなってません。国外で儲けた企業が黒字分を十分に労働者に分配していないため、好景気には見えたけど、実はまだ真の好景気になってなかったことを物語っています。
- その一方で東日本大震災後の景気が落ち込んだ時に貿易赤字になりましたが、これは原子力発電所を止めて化石燃料を大量に買い付ける際、国際相場の最大6倍という法外な価格で輸入したためです。この時の赤字は異常ですので、貿易収支と国内景気の関係を語る対象にはなりません。
- そこで企業が内部留保を増やさず、貿易黒字をきちんと労働者に還元した場合の経済を考えてください。日本が貿易収支ゼロ付近まで内需を高めて、最大限に経済を回す社会になった場合を考えてください。日本は1990年頃のバブル景気が霞むほどの、とんでもない好景気に湧くと想像できるでしょう。
- それが実現したら「日本の経済はヤバイ」と言われるほど高まるはずです。これが日月神示の語るマコトの経済でしょうし、すでに今の日本社会は、そこに至るほどのポテンシャルを抱えています。
- 社員を解雇自由の国では、景気サイクルの8割以上が好景気
- 今の日本人の感覚では、好景気と不景気の波が半々でやってくるイメージがあります。でも、社員を比較的自由に解雇できる国ほど、景気サイクルのほとんどを好景気が占める傾向があるそうです。
- これは戦争と平和と同じです。長い好景気(平和)の間に、短い不況(戦乱期)という災難がある感じでしょう。
- 近いところでは2008年に起きたリーマン・ショックによる不況。日本では更に東日本大震災の追い打ちがあり、5〜6年は続いた感覚があります。となると不況の発信源であるアメリカは、もっと深刻だろうと勝手にイメージしていると思いますが……。
- アメリカではわずか8か月で好景気になり、格差拡大の問題はあるものの、それから10年以上の好景気が続いています。わずか8か月と言っても、アメリカにとっては戦後最長の大不況期でした。ほとんどの不景気は半年未満で終わります。
- もしかしたら社員を安易に解雇できない法律や労働組合は資本家から労働者を守っているように見えて、実は世の中を悪くする悪の理屈だったのでしょうか?
- このせいで一度社員という地位を失うと再就職が難しくなりますし、地位にしがみつくためにブラック労働が横行する原因ともなってます。
- 以上、何一つオカルトどころか理想的な絵空事を語っていません。
- 神様は怠惰と金バカが嫌い
- ⊗記事を隠す
- 日月神示の神様は経済のことを語ってますが、金バカが嫌いです。虚業や不労働所得を嫌っています。他人を利用して儲けるような人は、来世には草木にして虫に食わせてやると言ってます。(でも、草木にとっては虫に食われるのが無情の喜びとも言ってますがw)
- また日月神示の神様は人々にまっとうに働くことを求めてます。でも、与えられた仕事をただするだけなのは怠惰として嫌ってます。
- とにかく、やりたいことを決めたら、そこへ向かって人一倍働け。そうすれば「清く正しく儲けさせてやる」だそうです。
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- それと「金バカ」についてですが、もしかしたら儲けることばかり考える人だけでなく、物事を経済論理性だけで考える人のことを言ってるのかもしれません。
- こういう人たちは、
- 物の価値はすべて金で測れる。価値のわからんものはすべて無駄。
- 儲かるなら敵にでも平気で武器や情報を売る。味方や将来のことなど考えても腹の足しにもならん。
- 金になるなら白でも黒、黒でも白く言う。その結果、社会に与える影響は知ったことじゃない。
- 歴史解釈も真実なんか金にならん。金になるなら事実を平気で捻じ曲げる。
- 日本的な損得勘定では有事への備えもお金の無駄。軍事だけでなく災害への備えも安く済ませる。
- 実際に事故や災害が起きたら自己責任。自分は動かずボランティア任せ。
- という感じの「理屈は悪」を地で行きますので、まさに……かも……。