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    白銀の巻(超訳)

 

白銀の巻〜第1帖  →原文

三千世界の一つが人間のいる世界だぞ。
人間のいる世界も三千に分かれ、更に五千に分かれているぞ。
しかし今の人民、知識としてはそのうち八つまでしか知らないぞ。
岩戸が開けば、これが十まで知れるようになるぞ。

天の世界と地の世界、上下ではなく裏表であると理解せよ。
今の宗教、心が善で肉体が悪のように教えているが、それは大きな間違いだぞ。
地での肉体は天では心、地での心が天では肉体だぞ。
この世ではおぬしが肉体で守護神様が心だが、天の世界では守護神様が肉体でおぬしが守護神様だぞ。
自分と自分を和合せよ。地上の人には天の人が神だが、天では逆だと合点せよ。
だからと言ってご主人面するでないぞ。
心が横に逸れると、キが天にかえらずに幽界へ流れるぞ。
幽界は地で曲げられたキが行きつく先だぞ。

ゆえに天と地と二元で考えるなよ。逸れた先にある幽界もあるのだぞ。
善悪、陰陽、左右、前後、裏表、男女と二元論で考えがちだが、三つめがあると心得よ。
三元が道であるぞ。第三者、中立の者も必要であるぞ。

 

白銀の巻〜第2帖  →原文

宇宙はゝ、愛、真、善、智であるが、それぞれは単独では存在できないぞ。
人間は表に見えているものしか知覚できないが、内には対になるものが隠れているのだぞ。
心でもって皮一枚脱いだ中を見通せよ。
そこに喜びがあるぞ。喜びが出てくるぞ。

天と地の竜神様についても知っておけよ。この世には2通りの竜神様がいるぞ。
地からの竜神は進化するぞ。天からの竜神は退化するぞ。
この2つが結ばれて人になるのだぞ。
土に神様のキを入れて作ったのだぞ。

岩戸開きと岩戸閉めの2つの御用するミタマもあるぞ。
ミタマの因縁恐ろしいぞ。因縁あるミタマはしっかり御用してくれよ。

 

白銀の巻〜第3帖  →原文

真理は教えられてわかるものではないぞ。ハラでわかるのだぞ。ハラ大切だぞ。
だが何かに(とら)われると、その何かそのものから離れてわからなくなるぞ。

地獄はないと教えてあるが、人が考えるような天国もこの世のはないぞ。
だから人は死んでも、地獄だけでなく天国にも行けんのだ。
今の人には見えてないだけで、この限界にも大勢の霊人が住んでいるぞ。
この現界を喜びに満たして、まことの天国にしてくれよ。

 

白銀の巻〜第4帖  →原文

平面では力出ないぞ。凸凹があって、初めて力が出るのだぞ。
偽善者が真や愛を語ることは当たり前だ。だが、そこには凸凹がないから力が出ないのだ。
力が出ないのが罪だ。穢れだ。それこそが悪であるぞ。

人が悪と思っているものにも、悪の御用があるのだぞ。
悪があるから向上するのだぞ。
悪だと思うのは、己の心に悪があるからだぞ。悪が映ってるからだぞ。
悔い改めてくれよ。

 

白銀の巻〜第5帖  →原文

人間には本質的な自由はない。大神から流れてきた喜びを自由と感じているのだぞ。
悪自由を自由だと思ってる人がいるが、その自由は先々首をくくるのだぞ。
のちのち喜びを得られるのが善自由だぞ。これこそが真の自由だぞ。
ただ現世は人間の世界だ。大神の自由は人間を通して現れ出るもの。
人間だけでも神だけでも自由はない道理、合点してくれよ。

 

白銀の巻〜第6帖  →原文

人間の住む地の世界、神の住む天の世界、その間の中の世界はみな同じで実は1つの世界だぞ。
地上に災いがあると天界にも災いが及ぶから、遠い国ではないぞ。同じところにあるのだぞ。
日本を神の道から離れた幽界にしてくれるなよ。
言葉が物を生むのだから、あまりこの世を地獄地獄と言ってくれるなよ。
すべての人に守護霊がついてるぞ。守護霊のいない人は呼吸できないから死んでしまうぞ。
神は人と一緒に暮らしているのだぞ。同じ世界に生きてるのだぞ。わかってくれよ。

 

白銀の巻〜第7帖  →原文

三千世界はすべて神が与えたのだ。現界も天国も幽界も状態によって変化するぞ。
時間、空間はあってないようなものだぞ。すべて想念の中の産物だ。
心の中では順番や距離に関係なく、一緒に並べられる道理であるぞ。