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    冬の巻(超訳)

 

冬の巻〜第1帖 →原文

宇宙は霊と物質から成っている。人もまた同じ。人は神のヒナガタだぞ。
物質を理解するために五感があり、霊を理解するために超五感もあるぞ。
霊が主、物質が従。自分を主と思っておると世のあり方を見誤るぞ。

人間は神の容れ物であるぞ。神だけでも人間だけでも存在はできんぞ。
人間の肉体は想念の最外部であり最低部。肉体が動く前に霊が反応しているのだぞ。

物質界と霊界は互いに写像であるから、どちらか一方だけで存在はできない。
人間は霊に動かされるが、心の生み出した波動は霊界に返ってくるのだ。
人間の生み出した心の影は、幽界を生み出すのだぞ。

物質界の食事が物質であるように、霊界では言葉が食事であるぞ。
悪い言葉を食わされると、霊の調子が悪くなるぞ。

死んでも物質界とのつながりは切れんし、生きてる時も霊界とのつながりはある。
神を祀るにも祖先を祀るにも物質の目印を作るのは未熟なことだぞ。

先祖は過去の自分、子孫は未来の自分、家族は横の自分。
物質、動植物は外の自分。すべてつながっていて切り離せないのだぞ。

この世はすべてつながっているから、自分だけで済むことなどないぞ。
縦のつながりで神ともつながってるのだから、一切は自分であると同じだぞ。

つながりには内の正流と、外の副流があるぞ。
心の持ちようによっては、動物霊とつながることもあるぞ。

周りで起こることは、すべて自分を成長させるためのものだぞ。
霊が体に求めていることだぞ。

多重人格も群集心理も、どちらも憑依現象であるぞ。それを動かす霊が元だぞ。
それと調和させることが、この世に生まれた使命だと思えよ。

調和を乱すのが悪だ。霊が主で体が従だが、5:5になるように調整するのだぞ。
差別してるように見えることこそ平等だ。取り違えるでないぞ。

神は愛であり根はよろこびであるが、よろこびにも正流と外流があると知れよ。
愛があるのが正流のよろこび、悪意があるのが外流のよろこびだぞ。

悪を抱き参らせて、弥栄へ導いてくれよ。
すべてはよろこびに向かうように創られているのだぞ。

愛は愛のみ、マコトはマコトのみではよろこびにはならないぞ。
愛とマコトを合わせて、弥栄したところによろこびがあるのだぞ。

 

冬の巻〜補帖 →原文

病気も運も自分が招くもの。神の御心によるものは悪くはならんぞ。
腹いっぱい食べたら気持ち悪くなるように、運も求めすぎると詰まって不運になるぞ。
口から出るもの、入るものには気をつけろ。取り違うから争いになるのだ。

神から与えるのは食べ物と、日の恵み、月の恵み、地の恵みだけだ。
他のものは与えたものではないぞ。地上の暮らしのために預けたものだぞ。
独占する者がいるから世の中は悪くなり、溜め込むから不運を招くのだ。

食べ物、本当なら半分も食べれば十分だぞ。
今はツキモノと一緒に食べるから、たらふく食べないと足りないと感じるのだ。
それが様々な不運を招くのだ。
改心してツキモノを落とせ。まずは100日を目指せ。次は1年を目指せ。
それが3年続いたら開運、5年、7年続いたらめでたくなるぞ。