▲top

    上つ巻(全文)

 

上つ巻〜第1帖 →超訳

二二(富士)は晴れたり、日本晴れ。
  ゝ◯(神の国)のまことのゝ◯(神)の(ちから)を現す代(世)となれる、
(ほとけ)もキリストも何もかもはっきり助けて七六(しちむず)かしい御苦労のない代(世)が来るから
()(たま)()(だん)に磨いて一筋の(まこと)を通してくれよ。
いま(ひと)苦労あるが、この苦労は()(たま)(みが)いておらぬと越せぬ、
この世始まって二度とない苦労である。
 このむすびはゝ◯(神)の力でないと何もできん、
人間の算盤(そろばん)では(はじ)けんことぞ、
日本はお土が上がる、外国はお土が下がる。
(みやこ)の大洗濯、(ひな)(田舎)の大洗濯、人のお洗濯。
今度はどうも(こら)えてくれというところまで、後へひかぬから、
そのつもりでかかって来い、
神の国の神の力を、はっきりと見せてやる時が来た。
 嬉しくて苦しむ者と、苦しくて喜ぶ者と出て来るゝ◯(日本)は神の国、
神の力でないと何んにも成就せん、
人の(ちから)で何ができたか、みな神がさせているのだ、
 いつでもゝ◯(神)かかれるように、()(れい)に洗濯しておいてくれよ。
(いくさ)は今年中と言っているが、そんなちょこい(いくさ)ではない、
世界中の洗濯だから、()らぬものが無くなるまでは、終わらぬ道理がわからぬか。
臣民(しんみん)同士の(いくさ)でない、
カミと神、アカとあか、ヒトと人、ニクと肉、タマと(たま)(いくさ)ぞ。
(おのれ)の心を見よ、(いくさ)が済んでいないであろう、
それで(いくさ)が済むと思っているとは、あきれたものぞ、
早く掃除せぬと間に合わん、何より掃除が第一。
(さみ)しさは人のみかは、神は幾万倍ぞ、寂しさ越えて時を待つ。
 ゝ◯(加実)が世界の王になる、てんし様が神とわからん臣民(しんみん)ばかり、
口と心と行いと、三つそろったまことを(みこと)というぞ。
神の臣民(しんみん)みな(みこと)になる()(たま)
掃除()(たま)結構。

記:1944年6月10日

七六かしい → 1944年+76年=2020年が総仕上げの始まり?

 

上つ巻〜第2帖 →超訳

親と子であるから、臣民(しんみん)は可愛いから旅の苦をさせてあるのに、
苦に負けてよくもここまで落ちぶれてしまったな。
(ねずみ)でも三日先のことを知るのに、
臣民(しんみん)は一寸先さえわからぬほどに、よく曇りなされたな、
それでも神の国の臣民(しんみん)、天道人を殺さず、食べ物が無くなっても死にはせぬ、
ほんのしばらくぞ。
木の根でも食っておれ。
(やみ)(あと)には夜明け来る。
神は見通しだから、心配するな。
手柄は千倍万倍にして返すから、
人に知れたら帳引きとなるから、
人に知れんように、人のため国のため働けよ、
それがまことの神の神民ぞ。
酒と煙草(たばこ)も勝手に作って暮らせる善き世になる、
それまで我慢できない臣民(しんみん)たくさんある。
 早うゝ◯(元)の神の申す通りにせねば、世界を泥の海にせねばなぬから、
 早うゝ◯(元)の心になってくれよ、神頼むぞよ。
メクラが(めくら)の手を引いてどこへ行くつもりやら、
気のついた人から、まことの神の入れものになってくれよ、
悪の楽しみは先に行くほど苦しくなる、
神のやり方は先に行くほど段々良くなるから、
初めはつらいなれど、先を楽しみに辛抱(しんぼう)してくれよ。
配給は配給、統制は統制のやり方、
神のやり方は日の光、臣民(しんみん)ばかりでなく、草木も喜ぶやり方ぞ、
日の光は神の心、稜威(いつ)ぞ、
人の知恵で一つでも善きことしたか、何もかもでき(そこ)ないばかり、
にっちもさっちもならんことにしていて、
まだ気づかん、(めくら)には困る困る。
救わねばならず、助かる臣民(しんみん)はなく、
泥海にするは(やす)いなれど、それでは元の神様に済まず、
これだけに(こと)()けて知らせてあるのに、
聞かねばまだまだ痛い目を見せねばならん。
冬の先が春とは限らんぞ。
 ゝ◯(神・日本)の国を八つに切って殺す悪の計画、
 ゝ◯(日本)の国にも外国の臣民(しんみん)がおり、外国にも神の子がいる。
岩戸が明けたら一度にわかる。
六月の十日、書はひつくの神。
てんめ(岡本天明)御苦労ぞ。

(1944年6月10日)

稜威(いつ)=霊的なパワー

 

上つ巻〜第3帖 →超訳

()(ごと)は神、
何も上下、下引っ繰り返っているから、わからんから、
神の心になれば何事もわかるから、鏡を掃除してくれよ。
今にこのお告げが一二三(ひふみ)ばかりになるから、
それまでに()(たま)を磨いておかんと、
()(たま)の曇った人には何とも読めんから、
早く神心に返っておりてくれ、
何もかも一度に出て来る。
海が(おか)になり(おか)が海になる。

記:1944年6月11日

 

上つ巻〜第4帖 →超訳

急ぐなれど、臣民(しんみん)中々に言うこと聞かぬから、
言うこと聞かねば、聞く様にして聞かす。
神には何もかもできているが、臣民(しんみん)まだ目覚めぬか、
金の()らぬ楽の世になるぞ。
早く神(まつ)りてくれよ、神(まつ)らねば何もできぬぞ。
表の裏は裏、裏の裏がある世ぞ。
神を「ダシ」にして、今の上の人がいるから、神の力が出ないのぞ。
お上に大神を(まつ)りて政事(まつりごと)をせねば治まらん。
この神を(まつ)るのは、見晴らし台ぞ、富士見晴らし台ぞ、
早く(まつ)りて御告(みつ)げを世に広めてくれよ。
早く知らせねば日本が(つぶ)れるようなことになるから、
早う(まつ)りて神の申すようにしてくれ。
()けるよ。
上ばかり良くてもならぬ下ばかり良くてもならぬ、
上下そろった善き世が神の世ぞ。
卍(ドイツ)も一十(イタリ)もアテにならぬ、
 世界中一つになってゝ◯(神)の国に寄せて来るぞ。
それなのに今のやり方でよいと思っているのか、
わからねば神に尋ねて政治(まつりごと)せねばならぬと言うこと まだわからぬか。
神と人とが交流(まつり)合わせて この世のことが、させてあるのぞ。
人が聞かねば神ばかりで始めるぞ。
神ばかりで洗濯するのは早いなれど、それでは臣民(しんみん)が可哀想だから、
臣民(しんみん)みなやり直さねばならぬから、
気をつけているのに何しているのぞ、いつどんなことあっても知らんぞ、
神祭第一、神祭結構。
二三の木ノ(この)花咲(はなさく)()(ひめ)の神様を(まつ)りてくれよ。
コハナサクヤ姫様も(まつ)りてくれよ。

記:1944年6月13日

コハナサクヤ姫(木花咲耶姫?)は、木之花咲耶姫とは別神?

 

上つ巻〜第5帖 →超訳

富士とは神の山のことぞ。
神の山はみな二二(富士)というのぞ。
見晴らし台とは身を張らすとこぞ。
身を張らすとは、身の中を神にて張ることぞ。
臣民(しんみん)の身の中に一杯に神の力を張らすことぞ。
大庭(おおにわ)の富士を探して見よ、
神の(こめ)が出て来るから、それを大切にせよ。
富士を開くとは心に神を満たすことぞ。
ひむかとは神を迎えることぞ、ひむかはその使いぞ。
ひむかは神の使いだから、九(こ?)の道を早う開いてくれよ、
早う伝えてくれよ、
ひむかのお役は人の(やまい)を直して神の方へ向けさすお役ぞ、
この(みち)をよく心得て間違いないように伝えてくれよ。

記:1944年6月14日

 

上つ巻〜第6帖 →超訳

外国の飛行機が来ると騒いでいるが、まだまだ花道ぞ、
九、十となったらボツボツはっきりするぞ。

臣民(しんみん)は目の先ばかりしか見えんから、
可哀想だから気をつけているのに何しているのか。
大切なことを忘れているのに気がつかんか。
この知らせをよく読みてくれよ。
十月まで待て。
それまでは、このままでおれよ。

記:1944年6月17日

 

上つ巻〜第7帖 →超訳

いくら金積んで神の御用させてくれいと申しても、
因縁(いんねん)のある臣民(しんみん)でないと御用できんぞ。
御用する人は、どんなに苦しくても心は(いさ)むぞ。
この神は小さい(やまい)直しや(あん)()真似(まね)させんぞ、
大き(やまい)を直すのぞ。
神が開くから、人の考えで人を引っ張ってくれるなよ。

記:1944年6月17日

 

上つ巻〜第8帖 →超訳

秋が立ったら、この道開くかた出て来るから、
それまでは神の仕組み書かせておくから、
よく読んで腹の中によく入れておいてくれよ。
その時になって、慌てて何も知らんと言うようではならんぞ。
それまでに何もかも知らせておくから、
縁ある方から、この知らせをよく読んで腹の中に入れておいてくれよ。

記:1944年6月17日

 

上つ巻〜第9帖 →超訳

この世のやり方、わからなくなったら、
この神示(ふで)(しるし)を読ませてくれと言って、
この知らせを取り合うから、
その時になって慌てんようにしてくれよ。
日本の国は一度(つぶ)れたようになるのだぞ。
一度は神も仏もないものと皆が思う世が来るのぞ。
その時にお(かげ)を落とさぬよう、
シッカリと神の申すこと腹に入れておいてくれよ。

記:1944年6月17日

 

上つ巻〜第10帖 →超訳

神に目を向ければ神が(うつ)り、
神に耳向ければ神が聞こえ、
神に心向ければ心に映る、
掃除の程度によって神の映り方違うぞ。
掃除できた方から神の姿映るぞ、
それだけに映るぞ。

記:1944年6月19日

 

上つ巻〜第11帖 →超訳

いずこも土に返ると申してあろうが、
東京も元の土に一時(いっとき)は返るから、
そのつもりでいてくれよ。
神の申したこと違わんぞ。
東京は元の土に一時は返るぞ、
そのつもりで用意してくれよ。

記:1944年6月19日

 

上つ巻〜第12帖 →超訳

大将を誰も行かれんところへ連れて行かれんように、
上の人、気をつけてくれよ。
この道はちっとも心許せんまことの神の道ぞ。
油断すると神は代わりの()(たま)使うぞ。

記:1944年6月21日

 

上つ巻〜第13帖 →超訳

元の人三人、その下に七人、その下に七七、四十九人、
合わせて五十九の()(たま)あれば、
この仕組みは成就するのだ。
この五十九の()(たま)は神が守っているから、
世の元の神かかって大手柄をさせるから、
神の申すよう何事も、()(たま)磨いてくれよ、
これが世の元の神の数ぞ、
これだけの()(たま)が力合わせて善き世の(いしずえ)となるのだ。
この()(たま)はいずれも落ちぶれているから、
訪ねて来てもわからんから、
よく気をつけて、どんなに落ちぶれている臣民(しんみん)でも、
訪ねて来た人は、親切にして帰せよ。
何事も時節が来たぞ。

記:1944年6月21日

 

上つ巻〜第14帖 →超訳

この神示(ふで)よく読んでくれよ、
読めば読むほど何もかもわかって来るぞ、
心とは神民(しんみん)の申す心ではないぞ、
()(たま)とは神民(しんみん)の申す()(たま)でないぞ、
()(たま)とは身と(たま)と一つになっているものいうぞ。
神の神民(しんみん) 身と(たま)の分け(へだ)てないぞ、
身は(たま)(たま)は身ぞ、
外国は身ばかりの所あり魂ばかりの所あり、
神は()(たま)の別ないぞ、
このことわかったら神の仕組みがぼつぼつわかるぞ、
()(たま)の洗濯とは心の洗濯とは、
(たま)ばかりの洗濯でないぞ、
よく気をつけてくれ、
神の申すこと違わんぞよ。

記:1944年6月22日

 

上つ巻〜第15帖 →超訳

今度は末代動かぬ世にするのだから、
今までのような宗教や教えの集団(つどい)にしてはならんぞ、
人を集めるばかりが能ではないぞ、
人も集めねばならず、難しい(おしえ)ぞ。
縁ある人は早く集めてくれよ、
縁なき人いくら集めても何もならんぞ、
縁ある人を見分けてくれよ。
顔は神の臣民(しんみん)でも心は外国()(たま)ぞ、
顔は外国人でも()(たま)は神の臣民(しんみん)あるぞ。
やり掛けた(いくさ)ぞ、
とことんまで行かねば納まらん。
臣民(しんみん)一度は無くなるところまでになるぞ、
今のうちに この神示(ふで)よく読んでいてくれよ。
九月になったら用意してくれよ。

記:1944年6月24日

 

上つ巻〜第16帖 →超訳

ひふみの火水(神)とは(むすび)ぞ、
中心の神、表面に世に満つことぞ、
ひらき(むす)び、中心に火(つど)い、ひらく水。
神の名二つ、カミと神世に出づ。
早く鳴り成り、世、新しき世と、
国々の新しき世と栄え結び、成り(ひら)(とき)来る。
弥栄(いやさか)に神、世にみちみち、
中心にまつろい(ひら)き結ぶぞ。
月出でて月なり、月ひらき弥栄(いやさか)え成り、
神世ことごとく栄ゆ。
早く道ひらき、月と水のひらく大道。
月の仕組み、月神と日神二つ(ひら)き、地上弥栄(いやさか)みちみち、
世の初めことごとくの神も世と共に勇みに勇むぞ。
世はことごとに統一し、神世の(いしずえ)極まる時代来る、
神世の秘密という。

記:1944年6月24日

 

上つ巻〜第17帖 →超訳

この世はみな神のものだから臣民(しんみん)のものと言うもの一つも無いぞ、
お土からとれた物、みなまず神に供えよ、
それを頂いて()(たま)を養うようになっているのに、
神には(ささ)げずに、臣民(しんみん)ばかりで食べるから、
いくら食べても()(たま)ふとらぬのぞ、
何でも神に供えてから食べると()(たま)ふとるぞ。
今の半分で足りるぞ、
それが臣民(しんみん)の頂き方ぞ。

記:1944年6月25日

 

上つ巻〜第18帖 →超訳

岩戸開く役と岩戸閉める役とあるぞ。
一旦世界は言うに言われんことができるぞ、
シッカリ()(たま)磨いておいてくれよ、
()(たま)磨き第一ぞ。
この道開けて来ると、世の中の(えら)い人が出て来るから、
どんな偉い人でもわからん神の道だから、
よくこの神示(ふで)読んでおいて どんなことでも教えてやれよ、
何でもわからんことないように、
この神示(ふで)で知らせておくから、
この神示(ふで)よく読めと申すのぞ。
この道はスメラが道ぞ、
すめるみ民の道ぞ。
(みそぎ)せよ、(はら)いせよ、
臣民(しんみん) 早くしなければ間に合わんぞ。
岩戸開くまでに、まだ一苦労あるぞ、
この世はまだまだ悪くなるから、
神も仏もこの世にはおらぬのだと言うところまで、とことんまで落ちて行くぞ。
九月に気をつけよ、九月が大切の時ぞ。
臣民(しんみん)の心の鏡(くぼ)んでいるから、
よきこと悪く映り、悪きことよく映るぞ。
今の上に立つ人、一つも(まこと)の善いこと致してはおらん、
これで世が治まると思ってか、あまりと申せばあまりぞ。
神は今まで見て見んふりしていたが、
これからは厳しくどしどしと神の道に照らして神の世に致すぞ、
そのつもりでおってくれよ。
神の申すこと、少しも違わんぞ。
今の世に落ちている臣民(しんみん)、高い所へ土持ちばかり、
それで苦しんでいるのだ。
早う()(たま)洗濯せよ、
何事もハッキリと映るぞ。

記:1944年6月26日

 

上つ巻〜第19帖 →超訳

  神の国ゝ◯の山にゝ◯祭りてくれよ、
祭るとは神にまつらうことぞ、
土にまつらうことぞ、
人にまつらうことぞ、
祭り祭りて(うれ)(うれ)しの世となるぞ、
祭るには先ず掃除しなければならんぞ、
掃除すれば誰にでも神かかるように、
日本の臣民(しんみん)なっておるぞ、
神州清潔の民とは掃除してキレイになった臣民(しんみん)のことぞ。

記:1944年6月27日

 

上つ巻〜第20帖 →超訳

神がこの世にあるならば、
こんな乱れた世にはせぬ(はず)ぞと申す者たくさんあるが、
神には人のいう善も悪も無いものぞ。
よく心に考えて見よ、何もかもわかって来るぞ。
表の裏は裏、裏の表は表ぞと申してあろうが、
一枚の紙にも裏表、ちっと誤ればわからんことになるぞ、
神心になれば何もかもハッキリ映って来るのだ、
そこの道理わからずに理屈ばかり申しているが、
理屈のない世に、神の世にして見せるぞ。
(こと)()げせぬ国とはそのことぞ。
理屈は外国のやり方、
神の臣民(しんみん)(こと)()げずに、理屈なくして何もかもわかるぞ、
それが神のまことの民ぞ。
足許(あしもと)から(とり)が立つぞ、
十理(とり)立ちて慌てても何んにもならんぞ、
用意なされよ、
上下にグレンと引っ繰り返るぞ。
上の者下に、落ちぶれた民 上になるぞ。
岩戸開けるぞ。
夜明け近づいたから、早う()(たま)の洗濯してくれよ、
加実(かみ)の申すこと(せん)に一つも違わんぞ。

記:1944年6月27日

 

上つ巻〜第21帖 →超訳

世の元の大神の仕組みというものは、神々にもわからん仕組みであるぞ、
この仕組み わかってはならず わからねばならず、
なかなかに難しい仕組みであるぞ、
知らせてやりたいなれど、知らせてならん仕組みぞ。
外国がいくら攻めて来るとも、世界の神々がいくら寄せて来るとも、
ぎりぎりになったら神の元の神の神力出して
岩戸開いて一つの王で治める神のまことの世に致すのであるから、
神は心配ないなれど、付いて来れる臣民(しんみん)少ないから、
早う掃除してくれと申すのぞ、
掃除すれば何事も、ハッキリと映って楽なことになるから、
早う神の申すようにしてくれよ。
今度は永遠(とことわ)に変わらぬ世に致すのだから、
世の元の大神でないとわからん仕組みぞ。
洗濯できた臣民(しんみん)から手柄立てさせて うれしうれしの世に致すから、
神が臣民(しんみん)にお礼申すから、
一切ごもく捨てて、早う神の申すこと聞いてくれよ。
因縁(いんねん)()(たま)は どうしても改心しなければならんのだから、
早う改心せよ、
(おそ)い改心なかなか難しいぞ。
神は帳面につけるように何事も見通しだから、神の帳面間違いないから、
神の申す通りに、わからんことも神の申す通りに従ってくれよ。
初めつらいなれど段々わかって来るから、よく言うこと聞いてくれよ、
外国から攻めて来て日本の国丸(つぶ)れというところで、
元の神の神力出して世を建てるから、
臣民(しんみん)の心も同じぞ、江戸も昔のようになるぞ、
神の身体(からだ)から息できぬようにしているが、
今に元のままにしなければならんことになるぞ。
富士から三十里四里離れたところへ(まつ)りてくれよ、
富士にも(まつ)りてくれよ、
富士はいよいよ動くから、
それが済むまでは三十里離れたところへ、仮に(まつ)りて置いてくれよ。
富士は神の山ぞ、いつ火を噴くかわからんぞ、
神は噴かんつもりでも、いよいよとなれば噴かねばならんことがあるから、
それまでは離れたところへ(まつ)りてくれよ。
神は構わねど、臣民(しんみん)の肉体大切だから、
肉体もなくてはならんから、そうして(まつ)りてくれ。
まつりまつり結構。

記:1944年6月28日

ごもく=心の中の汚いもの、思い込み、偏見、身勝手な思い

 

上つ巻〜第22帖 →超訳

いよいよとなれば、外国強いと見れば、
外国へ付く臣民(しんみん)たくさんできるぞ。
そんな臣民(しんみん)一人も()らぬ、
早うまことの者ばかりで神の国を(かた)めてくれよ。

記:1944年6月28日

 

上つ巻〜第23帖 →超訳

神などどうでもよいから、早く楽にしてくれと言う人 たくさんあるが、
こんな人は、今度は皆灰にして、なくしてしまうから、
その覚悟しておれよ。

記:1944年6月28日

 

上つ巻〜第24帖 →超訳

(なな)の日はものの成る日ぞ、
「ア」と「ヤ」と「ワ」は(もと)の御用ぞ。
「イ」「ウ」の()(たま)(かい)()えの御用ぞ。
あとは段々わかって来るぞ。
六月二十八日は因縁(いんねん)の日ぞ。

記:1944年6月28日

 

上つ巻〜第25帖 →超訳

一日に十万、人死に出したら神の世がいよいよ近づいたのだから、
よく世界のことを見て皆に知らせてくれよ。
この神は世界中のみか天地のことを(まか)されている神の一柱だから、
小さいこと言うのではないぞ、
小さいことも何でもせなならんが、
小さいことと臣民(しんみん)思っていると間違いが起こるから、
臣民(しんみん)はそれぞれに小さいこともせなならんお役もあるが、
よく気をつけてくれよ。
北から来るぞ。
神は()もない時から知らせておくから、
よくこの神示(ふで)、心にしめておれよ。
一日一握りの米に泣く時あるぞ、
着る物も泣くことあるぞ、
いくら買い()めしても神の許さんもの一つも身には付かんぞ、
着ても着ても、食っても食っても何もならん餓鬼(がき)の世だ。
早う(かみ)(ごころ)に返ってくれよ。
この岩戸開くのは難儀のわからん人には越せんぞ、
踏みつけられ踏みつけられしている臣民(しんみん)(ちから)はお手柄させて、
永遠(とことわ)に名の残るようになるぞ。
元の世に一度戻さねばならんから、
何もかも元の世に一度は戻すのだから、そのつもりでおれよ。
欲張っていろいろ買い溜めしている人、気の毒ができるぞ、
神よく気をつけておくぞ。
この道に縁ある人には、神からそれぞれの神を守りにつけるから、
天地の元の・(てん)の大神、(くに)の大神と共に、よく(まつ)りてくれよ。

記:1944年6月30日

 

上つ巻〜第26帖 →超訳

「あ」の()(たま)とは天地のまことの一つの掛け替えない()(たま)ぞ、
「や」とはその左の()(たま)
「わ」とは右の()(たま)ぞ、
 「や」には替え()(たま)◯あるぞ、
 「わ」には替え()(たま)◯あるぞ、
  「あ」も「や」も「わ」もや◯もわ◯も一つのものぞ。
()(たま)引いた神かかる臣民(しんみん)を集めるから急いでくれるなよ。
今にわかるから、それまで見ていてくれよ。
「い」と「う」はその(かい)()えの()(たま)
その(たま)と組みて「え」と「を」、「ゑ」と「お」が生まれるぞ、
いずれはわかることだから、
それまで待ってくれよ。
言ってやりたいなれど、
今言っては仕組み成就せんから、
邪魔入るから、()(たま)掃除すればわかるから、
早う()(たま)洗濯してくれよ。
(まつ)るとはお祭りばかりでないぞ、神にまつらうことぞ、
神にまつらうとは神にまつわりつくことぞ、神に従うことぞ、
神にまつわりつくとは、子が親にまつわることぞ、親に従うことぞ、
神にまつらうには洗濯しなければならんぞ、洗濯すれば神かかるぞ、
神かかれば何もかも見通しぞ、
それで洗濯洗濯と、臣民(しんみん)耳にタコできるほど申しているのだ。

記:1944年7月1日

 や◯=ヤミ〜邪神、不正
 わ◯=ワミ〜我が身、私心

 

上つ巻〜第27帖 →超訳

何もかも世の元から仕組みてあるから神の申すところへ行けよ。
元の仕組みは富士(二二)ぞ、
次の仕組みはウシトラ三十里四里、
次の仕組みの山に行って開いてくれよ、
今はわかるまいが、やがて結構なことになるのだから、
行きて神(まつ)りて開いてくれよ、
細かく知らせてやりたいなれど、それでは臣民(しんみん)の手柄なくなるから、
臣民(しんみん)は子だから、子に手柄させて親から御礼申すぞ。
行けば何もかも()くなるように、昔からの仕組みしてあるから、
何事も物差しで(はか)ったように行くぞ。
天地が(うな)るぞ、
上下引っ繰り返るぞ。
悪の仕組みに皆の臣民(しんみん)(だま)されているが、もう直ぐ目覚めるぞ、
目覚めたら訪ねてござれ、
この神のもとへ来て聞けば、何でもわかるように神示(ふで)で知らせておくぞ。
秋立ったら(さみ)しくなるぞ、
(さみ)しくなったら訪ねてござれ、
()を張っていると、いつまでも分からずに苦しむばかりぞ。
この神示(ふで)()(たま)によりどんなにでも、
取れるように書いておくから、取り違いせんようにしてくれ、
三柱と七柱そろったら山に行けよ。

記:1944年7月1日

 

上つ巻〜第28帖 →超訳

世界中丸めて神の一つの詞(王)で治めるのぞ。
それが神のやり方ぞ、
百姓は百姓、鍛冶(かじ)鍛冶(かじ)と、
今度は永遠(とことわ)に定まるのぞ、
()(たま)因縁(いんねん)によって今度はハッキリと定まって動かん神の世とするのぞ、
茄子(なす)の種には(うり)()らんぞ、
茄子(なす)(つる)(うり)()らすのは悪の仕組み、
今の世は皆それでないか、
これで世が治まったら神はこの世に無いものぞ。
神とアクとの(ちから)(くら)べぞ。
今度はアクの王も神の(ちから)にはどうにも(かな)わんと心から申すところまで、とことん行くのだから、
アクも改心すれば助けて、よき方に廻してやるぞ。
神の国を千切りにして(なます)にするアクの仕組みはわかっておる、
アクの神も元の神の仕組みを九分九厘まで知っていて、天地引っ繰り返る大戦となるのぞ。
残る一厘は誰も知らぬところに仕掛けてあるが、この仕組み、心で取ってくれよ、
神も大切だが、この世では臣民(しんみん)も大切ぞ。
臣民(しんみん)この世の神ぞ、と言って鼻高になると、ポキンと折れるぞ。

記:1944年7月1日

 

上つ巻〜第29帖 →超訳

この世が元の神の世になるということは、どんな神にもわかっておれど、
どうしたら元の世になるかということわからんぞ、
神にもわからんこと人にはなおわからんのに、
自分がなんでもするように思っているが、
サッパリ取り違いぞ。
やって見よれ、
あちらへ(はず)れ こちらへ(はず)れ、いよいよどうにもならんことになるぞ、
最後のことはこの神でないとわからんぞ。
いよいよとなって教えてくれと申しても間に合わんぞ。

記:1944年7月1日

 

上つ巻〜第30帖 →超訳

富士を開いたら まだ開くところあるのだ、
(なる)()へ行くことあるのだから、
このこと役員だけ心得ておいてくれよ。

記:1944年7月1日

 

上つ巻〜第31帖 →超訳

今度の御用は結構な御用ぞ、
いくら金積んでも、因縁(いんねん)ない臣民(しんみん)にはさせんぞ。
今に御用させてくれと金持って来るが、一一(いちいち)神に聞いて始末せよ。
汚れた金 御用にならんから、一厘(いちりん)も受け取ることならんぞ。
汚れた金 邪魔になるから、まことのもの集めるから、何も心配するなよ。
心配 気の毒ぞよ。
何も神がするから慾出すなよ、
あとしばらくぞよ、
日々にわかって来るから、
素直な臣民(しんみん)うれしうれしで暮らさせるから。

記:1944年7月2日

 

上つ巻〜第32帖 →超訳

世の元からヒツグとミツグとあるぞ、
 ヒツグはゝ◯の系統ぞ、
ミツグは◯の系統ぞ。
ヒツグはまことの神の臣民(しんみん)ぞ、
ミツグは外国の民ぞ。
 ゝ◯と◯と結びて一二三(ひふみ)となるのだから、
外国人も神の子だから外国人も助けなければならんと申してあろうがな。
一二三(ひふみ)唱えて岩戸開くぞ。
神から見た世界の民と、人の見た世界の人とは、
さっぱりアベコベであるから、間違わんようにしてくれよ。
秘密の仕組みとは一二三(ひふみ)の仕組みだ。
早う一二三(ひふみ)(とな)えてくれよ、
一二三(ひふみ)唱えると岩戸開くぞ。

記:1944年7月2日

 

上つ巻〜第33帖 →超訳

神の用意は済んでいるのだから、民の用意 早うしてくれよ、
用意して早う(まつ)りてくれよ。
富士は晴れたり日本晴れと申すこと、段々わかって来るぞ。
神の名のついた石があるぞ、
その石、役員に分けて それぞれに守護の神つけるぞ、
神の石はお山にあるから、お山開いてくれよ。
ひつぐの民、みつぐの民、早う用意してくれよ、
()けるぞ。

記:1944年7月2日

 

上つ巻〜第34帖 →超訳

何事も天地に二度とないことで、やり(そこ)ないしてはならん
多陀用幣流天地(ただよえるくに)修理固成(かため)の終わりの仕上げであるから、
これが一番大切の役であるから、
しくじられんから、神がくどく申しているのだ、
神々さま、臣民(しんみん) みんな聞いてくれよ。
一二三(ひふみ)の御用できたら三四五(みよいづ)の御用にかからなならんから、
早う一二三(ひふみ)の御用してくれよ。
何も心配ないから神の仕事してくれよ、
神の仕事していれば、どこにいても、
いざという時には、神がつまみ上げて助けてやるから、
御用第一ぞ。
(ひと)()に十万の人死ぬ時来たぞ、
世界中のことだから、気を大きく持ちいてくれよ。

記:1944年7月3日

 

上つ巻〜第35帖 →超訳

死んで生きる人と、生きながら死んだ人とできるぞ。
神のまにまに神の御用してくれよ、
殺さなならん臣民(しんみん)、どこまで逃げても殺さなならんし、
生かす臣民(しんみん)、どこにいても生かさなならんぞ。
まだまだ悪魔はえらい仕組みしているぞ、
神の国千切りと申してあるが、たとえではないぞ、
いよいよとなったら神が神力出して上下引っ繰り返して(かみ)()に致すぞ、
永遠(とわ)の神代に致すぞ。
細かく説いてやりたいなれど、
細かく説かねばわからんようでは神国(しんこく)の民とは言われんぞ。
外国人には細かく説かねばわからんが、
神の臣民(しんみん)には説かないでもわかる()(たま)授けてあるぞ、
それで()(たま)磨いてくれと申してあるのぞ。
それとも外国人並みにして欲しいのか、
曇ったと申してもあまりであるぞ。
何も心配いらんから、お山開いてくれよ。
江戸が火となるぞ、
()けるぞ。

記:1944年7月7日

 

上つ巻〜第36帖 →超訳

元の(かみ)()に返すというのは、たとえでないぞ。
穴の中に住まなならんことできるぞ、
(なま)の物食って暮らさなならんし、
臣民(しんみん) 取り違いばかりしているぞ、
何もかも一旦は天地へお引き上げぞ、
我の(よく)ばかり言っていると大変ができるぞ。

記:1944年7月9日

 

上つ巻〜第37帖 →超訳

人の上の人、みな臭い飯食うことできるから、
今から知らせておくから気をつけてくれよ。
お宮も一時は無くなるようになるから、
その時は、(みが)けた人が神のお宮ぞ。
早う()(たま)磨いておけよ、
お宮まで外国の悪に壊されるようになるぞ。
早くしなければ間に合わんことぞ。

記:1944年7月9日

 

上つ巻〜第38帖 →超訳

残る者の身も一度は死ぬことあるぞ、死んでからまた生き返るぞ、
三分の一の臣民(しんみん)になるぞ*1
これからがいよいよの時だぞ。
日本の臣民(しんみん)(どう)()が食い合いするぞ、
(かな)わんといって外国へ逃げて行く者も出て来るぞ。
神にシッカリとすがっておらんと何もわからんことになるから、
早く神にすがっておれよ、
神ほど結構なものは無いぞ。
神にも()い神と悪い神とあるぞ、
雨の日は雨、風の日は風ということわからんか、
それが天地の心ぞ、
天地の心を早う悟って下されよ。
(いや)なら嫌で他に代わりの()(たま)があるから神は頼まんぞ、
嫌ならやめてくれよ。
無理に頼まんぞ。
神のすること一つも間違いないのぞ、
よく知らせを読んで下されよ。

記:1944年7月9日

*1 これを7割の人が死ぬと解釈するものが多いが、単純に日本の人口推移だろう。
正確な統計はないが1944年頃の日本の人口は本国人1.07億人、満州0.36億人、中国租借地0.16億人
日本の委任統治領や中国・東南アジア等の占領地の人口は0.7〜1.0億人。
これより1944年頃の人口推計値は2.29億人〜2.59億人。
降伏調印後、占領地、満州、朝鮮、台湾、沖縄を失ったあとの人口が約0.72億人。
だから3分の1という表現に近い。

 

上つ巻〜第39帖 →超訳

地震、雷、火の雨降らせて大洗濯するぞ。
よほどシッカリせねば生きて行けんぞ。
カミカカリがたくさん出て来て、わけのわからんことになるから、
早くこの(みち)を開いてくれよ。
神界ではもう(いくさ)の見通しついているなれど、
今はまだ臣民(しんみん)には申されんのぞ。
改心すればわかって来るぞ、
改心第一ぞ、早く改心第一ぞ。

記:1944年7月9日

 

上つ巻〜第40帖 →超訳

北も南も東も西もみな(てき)ぞ、
敵の中にも味方あり、味方の中にも敵あるのぞ。
(きん)の国へ皆が攻めて来るぞ。
神の(ちから)いよいよ現して、
どこまで強いか、神の力を現して見せてやるから、
攻めて来て見よ、
臣民(しんみん)の洗濯第一と言っておること忘れるなよ。

記:1944年7月9日

 

上つ巻〜第41帖 →超訳

人の知らん行かれんところで何しているのぞ。
神には良くわかっているから、
いよいよという時が来たら助けようもないから、
気をつけてあるのにまだ目覚めぬか。
(やみ)の後が夜明けばかりと限らんぞ。
(やみ)が続くかも知れんぞ。
何もかも捨てる神民(しんみん)、幸いぞ、
捨てるとつかめるぞ。

記:1944年7月9日

 

上つ巻〜第42帖 →超訳

初めの御用はこれで済みたから、
早うお山開いてくれよ。
お山開いたら、次の仕組み書かすぞ、
一月(ひとつき)の間に書いてくれた神示(ふで)は「上つ巻」として後の世に残してくれよ。
これから一月(ひとつき)の間に書かす神示(ふで)は次の世の、
神の世の仕組みの神示(ふで)だから、
それは「下つ巻」として後の世に残さすぞ、
そのつもりで気をつけてくれよ。
御苦労なれども世界の臣民(しんみん)のためだから、
何事も神の申すこと、素直に聞いて下されよ。

記:1944年7月9日