富士の巻(全文)〜「普字の巻」とも
道はいくらもあるなれど、どの道通っても、よいと申すのは、悪のやり方ぞ、
元の道は一つぞ、
初めから元の世の道、変わらぬ道があれば、よいと申しているが、
どんなことしても我さえ立てば よいように申しているが、
それが悪の深き腹の一厘ぞ。
元の道は初めの道、神のなれる道、
神の中のゝなる初め、ゝは光の真ん中ゝ◯は四の道、
このこと気のつく臣民ないなれど、「一が二」わかる奥の道、
身魂掃除すればこのことわかるのじゃ、
身魂磨き第一ぞ。
記:1944年8月10日
カイの浜に立って、領巾振りて祓いてくれよ、
ひつくの神に仕えている臣民、
代わる代わるこの御役つとめてくれよ。
今はわかるまいなれど結構な御役ぞ。
この神示 腹の中に入れておいてくれと申すに、
言うこと聞く臣民少ないが、
今に後悔するのが、よくわかっているから神はくどく気つけておくのぞ、
読めば読むほど神徳あるぞ、どんなことでもわかるようにしてあるぞ、
言うこと聞かねば一度は種だけにして、根も葉も枯らせてしまって、
この世の大掃除しなければならんから、
種のあるうちに気つけておれど、気づかねば気の毒できるぞ。
今度の祭典御苦労であったぞ、
神界では神々様 大変の御喜びぞ、
雨の神、風の神殿ことに御喜びになったぞ。
この大掃除一応やんだと安堵する。
この時、富士(二二)鳴門がひっくり返るぞ、
早う改心してくれよ。
記:1944年8月11日
領巾振る:人を招いたり、別れを惜しむように手を振る
メリカもギリスは更なり、
ドイツもイタリもオロシヤも外国はみな一つになりて神の国に攻め寄せて来るから、
その覚悟で用意しておけよ。
神界ではその戦の最中ぞ。
学と神力との戦と申しておろがな、
どこからどんなことできるか、臣民にはわかるまいがな、
一寸先も見えぬほど曇っておって、それで神の臣民と思っているのか、
畜生にも劣っているぞ。
まだまだ悪くなって来るから、
まだまだ落ち沈まねば本当の改心できん臣民たくさんあるぞ。
玉とは御魂ぞ、
鏡とは内に動く御力ぞ、
剣とは外に動く御力ぞ、
これを三種の神宝と申すぞ。
今は玉がなくなっているのぞ、鏡と剣だけぞ、
それで世が治まると思っているが、肝腎の真ん中ないぞ、
それで散り散りばらばらぞ。
アとヤとワの詞(四)の元要るのぞと申してあろうがな、
この道理わからんか、
剣と鏡だけでは戦勝てんぞ、
それで早う身魂磨いてくれと申してあるのぞ。
上下ないぞ、上下に引っくり返すぞ、
もう神待たれんところまで来ているぞ、
身魂磨けたら、どんなところでどんなことしていても心配ないぞ、
神界の都には悪が攻めて来ているのだぞ。
記:1944年8月12日
三国同盟の1つであっても、すでに降伏して連合軍の側についたイタリアはいわずもがな。
実はドイツも中国の国民党軍に武器や資金を提供することで、日本とは間接的に戦っていた。
一二三の仕組みが済みたら三四五の仕組みぞと申してあったが、
世の本の仕組みは三四五の仕組みから五六七の仕組みとなるのぞ、
五六七の仕組みとは弥勒の仕組みのことぞ、
獣と臣民とハッキリわかったら、それぞれの本性出すのぞ、
今度は万劫末代のことぞ、
気の毒できるから洗濯大切と申してあるのぞ。
今度お役決まったら そのままいつまでも続くのだから、
臣民よくこの神示読みておいてくれよ。
記:1944年8月13日
食う物が無いと申して臣民不足申しているが、
まだまだ少なくなって、一時は喰う物も飲む物もなくなるのぞ、
何事も行であるから喜んで行して下されよ。
滝に打たれ、そば粉喰って行者は行しているが、
断食する行者もいるが、
今度の行は世界の臣民みな二度とない行であるから、厳しいのぞ、
この行できる人と、よく我慢できない人とあるぞ、
この行できねば灰にするより他にないのぞ、
今度の御用に使う臣民激しき行させて神移るのぞ。
今の神の力は何も出てはおらぬのぞ。
この世のことは神と臣民と一つになってできると申してあろうがな、
早う身魂磨いて下されよ。
外国は◯、神の国はゝと申してあるが、
ゝは神ぞ、◯は臣民ぞ、
◯ばかりでも何もできぬ、ゝばかりでもこの世のことは何も成就せんのぞ、
それで神かかれるように早う大洗濯してくれと申しているのぞ、
神急けるぞ、この御用大切ぞ、神かかれる肉体たくさん要るのぞ。
今度の行は◯を綺麗にする行ぞ、
掃除できた臣民から楽になるのぞ。
どこにおっても掃除できた臣民から、良き御用に使って、
神から御礼申して、末代名の残る手柄立てさすぞ。
神の臣民、掃除洗濯できたらこの戦は勝つのぞ、
今は一分もないぞ、一厘もないぞ、
これで神国の民と申して威張っているが、
足許からビックリ箱があいて、四つん這いになっても助からぬことになるぞ、
穴掘って逃げても、土もぐっていても灰になる身魂は灰ぞ、
どこにいても助ける臣民 行って助けるぞ、
神が助けるのでないぞ、神助かるのぞ、
臣民も神も一緒に助かるのぞ、
この道理よく腹に入れてくれよ、
この道理わかりたら神の仕組みは段々わかって来て、
何という有難いことかと心がいつも春になるぞ。
記:1944年8月14日朝
今は善の神が善の力弱いから善の臣民苦しんでいるが、
今しばらくの辛抱ぞ、
悪神総がかりで善の肉体に取り掛かろうとしているから、
よほどフンドシ締めてかからんと負けるぞ。
親や子に悪の神かかって苦しい立場にして
悪の思う通りにする仕組み立てているから気をつけてくれよ
神の、もう一つ上の神の世の、もう一つ上の神の世の、
もう一つ上の神の世は戦済んでいるぞ、
三四五から五六七の世になれば天地光って何もかも見えすくぞ。
八月のこと、八月の世界のこと、
よく気つけておいてくれよ、
いよいよ世が迫って来ると、やり直しできんと申してあろうがな。
いつも剣の下にいる気持ちで心引き締めておってくれよ。
臣民口で食べる物ばかりで生きているのではないぞ。
記:1944年8月15日
悪の世であるから、悪の臣民 世に出てござるぞ、
善の世にグレンと引っ繰り返ると申すのは善の臣民の世になることぞ。
今は悪が栄えているのだが、この世では人間の世界が一番遅れているのだぞ、
草木はそれぞれに神のみことのまにまになっているぞ。
一本の大根でも一粒の米でも何でも貴くなったであろうが、
一筋の糸でも光出て来たであろうがな、
臣民が本当のつとめしたなら、どんなに尊いか、
今の臣民には見当取れまいがな、
神が御礼申すほどに尊い仕事できる身魂ぞ、
殊に神の国の臣民みな、まことの光あらわしたなら、
天地が輝いて悪の身魂は目あいておれんことになるぞ。
結構な血筋に生まれていながら、今の姿は何事ぞ、
神はいつまでも待てんから、いつ気の毒できるか知れんぞ。
戦恐れているが臣民の戦ぐらい、何が恐いのぞ
それより己の心に巣食っている悪のみたまが恐いぞ。
記:1944年8月16日
山は神ぞ、川は神ぞ、海も神ぞ、雨も神ぞ、風も神ぞ、天地みな神ぞ、草木も神ぞ、
神祀れと申すのは神にまつらうことと申してあろうが、神々まつり合わすことぞ、
皆何もかも祭りあった姿が神の姿、神の心ぞ。
皆まつれば何も足らんことないぞ、余ることないぞ、これが神国の姿ぞ、
物足らぬ物足らぬと臣民泣いているが、足らぬのでないぞ、
足らぬと思っているが、余っているのではないか、
上の役人殿、まず神祀れ、神祀って神心となって神の政治せよ、
戦など何でもなく鳧がつくぞ。
記:1944年8月17日
神界は七つに分かれているぞ、
天つ国三つ、地の国三つ、その間に一つ、
天国が上中下の三段、地国も上中下の三段、中界の七つぞ、
その一つ一つがまた七つに分かれているのぞ、
その一つがまた七つずつに分かれているぞ。
今の世は地獄の二段目ぞ、まだ一段下あるぞ、
一度はそこまで下がるのぞ、
今一苦労あると、くどく申してあることは、そこまで落ちることぞ、
地獄の三段目まで落ちたら、もう人の住めん所だから、悪魔と神ばかりの世になるのぞ。
この世は人間に任せているのだから、人間の心次第ぞ、
しかし今の臣民のような腐った臣民ではないぞ、
いつも神かかっている臣民ぞ、
神かかりと直ぐわかる神かかりではなく、
腹の底にシックリと神鎮まっている臣民ぞ、
それが人間の誠の姿ぞ。
いよいよ地獄の三段目に入るから、その覚悟でいてくれよ、
地獄の三段目に入ることの表は一番の天国に通じることぞ、
神のまことの姿と悪の見られんさまと、ハッキリ出て来るのぞ、
神と獣と分けると申してあるのはこのことぞ。
何事も洗濯第一。
記:1944年8月18日
いよいよ戦激しくなって食う物もなく何もなくなり、
住むところもなくなったら行くところなくなるぞ。
神の国から除かれた臣民と 神の臣民とどちらが偉いか、
その時になったらハッキリするぞ、
その時になってどうしたらよいかと申すことは
神の臣民なら誰でも神が教えて手引っ張ってやるから、
今から心配せずに神の御用なされよ、
神の御用と申して自分の仕事をなまけてはならんぞ。
どんなところにいても、神がスッカリと助けてやるから、
神の申すようにして、今は戦しておってくれよ。
てんし様 御心配なさらぬようにするのが臣民の務めぞ。
神の臣民 言に気をつけよ、
江戸に攻め来たぞ。
記:1944年8月19日
神土は、白は「し」のつく、
黄は「き」のつく、青赤は「あ」のつく、
黒は「く」のつく山々里々から出て来るぞ、
よく探して見よ、
三尺下の土なればよいぞ、
いくらでも要るだけは出て来るぞ。
記:1944年8月20日
御土は神の肉体ぞ。
臣民の肉体もお土からできているのぞ、
このことわかりたら、お土の尊いことよくわかるであろうがな。
これからいよいよ厳しくなるぞ、
よく世の中の動き見ればわかるであろうが、
汚れた臣民 上がれぬ神の国に上がっているではないか。
いよいよとなったら神が臣民に移って手柄させるなれど、
今では軽石のような臣民ばかりで神かかれんぞ。
早う神の申すこと、よく聞いて生まれ赤子の心になって神の入れものになってくれよ。
一人改心すれば千人助かるのぞ、
今度は千人力与えるぞ、
何もかも悪の仕組みはわかっているぞ、
いくらでも攻めて来てござれ、
神には世の本からの神の仕組みしてあるぞ、
学や知恵でまだ神に敵うと思ってか、
神には敵わんぞ。
記:1944年8月21日
何もかもてんし様のものでないか、
それなのにこれは自分の家ぞ、これは自分の土地ぞと申して
自分勝手にしているのが神の気に入らんぞ、
一度は天地に引き上げと知らせてあったこと忘れてはならんぞ、
一本の草でも神のものぞ、
野から生まれたもの、山から取れたもの、海の幸もみな神に供えてから
臣民いただけと申してあるわけも、それでわかるであろうがな。
この神示よく読みてさえおれば病気もなくなるぞ、
そう言えば今の臣民、そんな馬鹿あるかと申すが よく察して見よ、
必ず病も治るぞ、それは病人の心が綺麗になるからぞ、
洗濯せよ掃除せよと申せば、臣民何もわからんから慌てているが、
この神示読むことが洗濯や掃除の初めで終わりであるぞ、
神は無理は言わんぞ、神の道は無理してないぞ、
よくこの神示読んでくれよ、
読めば読むほど身魂磨かれるぞ、
と申しても仕事をよそにしてはならんぞ。
臣民と申す者は馬鹿正直だから、
神示読めと申せば、神示ばかり読んだならよい様に思っているが、
裏も表もあるのぞ。
役員よく知らせてやれよ。
記:1944年8月22日
臣民にわかるように言うなれば、
身も心も神のものだから、
毎日毎日 神から頂いたものと思えばよいのであるぞ、
それでその身体をどんなにしたらよいかということわかるであろうが、
夜になれば眠った時は神にお返ししているのだと思え、
それでよくわかるであろうが。
身魂磨くと申すことは、
神の入れものとして神からお預かりしている、
神のもっとも尊いところとしてお扱いすることぞ。
記:1944年8月23日
嵐の中の捨て小舟ぞ、どこへ行くやら行かすやら、船頭さんにもわかるまい、
メリカ、キリスは花道で、味方と思った国々も、一つになって攻めてくる、
舵も櫂さえ折れた舟、どうすることもなくなくに、
苦しい時の神頼み、それでは神も手が出せぬ、
腐ったものは腐らせて肥料になると思えども、
肥料にさえもならぬもの、たくさんできておろうがな、
北から攻めて来る時が、この世の終わり始めなり、
天にお日様一つでないぞ、
二つ三つ四つ出て来たら、この世の終わりと思えかし、
この世の終わりは神国の始めと思えよ臣民よ、
神々様にも知らせるぞよ、
神はいつでもかかれるぞ、人の用意を急ぐぞよ。
記:1944年8月24日
九十が大切ぞと知らせてあろうがな、
戦ばかりでないぞ、
何もかも臣民では見当取れんことになって来るから、
上の臣民 九十に気つけてくれよ、
お上に神祀りてくれよ、神にまつらってくれよ、
神くどく申しておくぞ、
早う祀らねば間に合わんのだぞ、
神の国の山々には皆神祀れ、川々に皆神祀れ、野にも祀れ、
臣民の家々にも落ちる隈なく神祀れ、
まつりまつりて弥勒の世となるのぞ。
臣民の身も神の宮となりて神祀れ、
祭祀の仕方 知らせてあろう、
神は急けるぞ。
記:1944年8月25日
神々様皆おそろいなされて、
雨の神、風の神、地震の神、岩の神、荒れの神五柱、
七柱、八柱、十柱の神々様がチャンとお心合わせなされて、
今度の仕組みの御役決まって それぞれに働きなされることになったよき日ぞ。
辛酉はよき日と知らせてあろうがな。
これから一日一日烈しくなるぞ、
臣民 心得ておいてくれよ。
物持たぬ人、物持っている人より強くなるぞ、
泥棒が多くなれば泥棒が正しいということになるぞ、
理屈は悪魔と知らせてあろうが、
保持の神様ひどくお怒りぞ、
臣民の食い物、足りるように作らせてあるのに、
足らぬと申しているが、足らぬことないぞ、
足らぬのは、やり方悪いのだぞ、
食って生きるべきもので人殺すとは何事ぞ。
それぞれの神様にまつわれば それぞれのこと、何でも叶うのぞ、
神にまつらわずに、臣民の学や知恵が何になるのか、
底知れているでないか。
戦には戦の神あるぞ、
お水に泣くことあるぞ、
保持の神様 御怒りなされているから早く心入れ替えてよ、
この神様お怒りになれば、臣民 日干しになるぞ。
記:1944年8月25日
神世の秘密と知らせてあるが、
いよいよとなったら地震雷ばかりでないぞ、
臣民アフンとして、これはなんとしたことぞと、
口開いたまま どうすることもできんことになるのぞ、
四つん這いになって着る物もなく、
獣となって、這い回る人と、空飛ぶような人と、
二つにハッキリ分かれて来るぞ、
獣は獣の性来いよいよ出すのぞ、
火と水の災難がどんなに恐ろしいか、
今度は大なり小なり知らせねばならんことになったぞ。
一時は天も地も一つにまぜまぜにするのだから、
人一人も生きてはおれんのだぞ、
それが済んでから、身魂磨けた臣民ばかり、
神が拾い上げて弥勒の世の臣民とするのぞ、
どこへ逃げても逃げどころないと申してあろうがな、
高いところから水流れるように時に従っておれよ、
いざという時には神が知らせて一時は天界へ吊り上げる臣民もあるのだぞ。
人間の戦や獣の喧嘩ぐらいでは何もできんぞ、
くどく気つけておくぞ、
何よりも改心が第一ぞ。
記:1944年8月26日
今のうちに草木の根や葉を日に干して貯えておけよ、
保食の神様お怒りだから、
九十四(今年)は五分位しか食べ物採れんから、
そのつもりで用意しておいてくれよ。
神は気もない時から知らせておくから、この神示よく読んでくれよ。
一握りの米に泣くことあると知らせてあろうがな、
米ばかりでないぞ、
何もかも臣民もなくなるところまで行かねばならんのぞ、
臣民ばかりでないぞ、
神々様さえ今度は無くなる方あるぞ。
臣民というものは目の先ばかりより見えんから、呑気なものであるが、
いざとなっての改心は間に合わんから、くどく気つけてあるのだぞ。
日本ばかりでないぞ、世界中はおろか三千世界の大洗濯と申してあろうがな、
神にすがって神の申す通りにするより他には道ないぞ、
それで神々様を祀りて上の御方からも下々からも朝に夕に言霊が
この国に満つ世になったら神の力現すのぞ。
江戸に先ず神まつれと、くどく申してあることよくわかるであろうがな。
記:1944年8月27日
神の申すことなんでも聞くようになれば、
神は何でも知らせてやるのぞ。
配給のことでも統制のことも、わけなくできるのぞ、
臣民みな喜ぶようにできるのぞ、
何もかも神に供えてからと申してあろうがな、
山にも川にも野にも里にも家にも、
それぞれの神祀れと申してあろうがな、
ここの道理よくわからんか。
神は知らせてやりたいなれど、今では猫に小判ぞ、
臣民 神にすがれば、神にまつわれば、
その日から良くなると申してあろうが、
何も難しいことでないぞ、神は無理言わんぞ、
この神示読めばわかるようにしてあるのだから
役員早う知らせて縁ある臣民から知らせてくれよ。
印刷できんと申せば何もしないでおるが、
印刷せんでも知らせることできるぞ、
よく考えて見よ、
今の臣民、学に囚われておると、
まだまだ苦しいことできるぞ、
理屈ではますますわからんようになるぞ、
早う神まつれよ、
上も下も、上下そろえてまつりてくれよ、
てんし様を拝めよ、てんし様にまつわれよ、
その心が大和魂ぞ、
益人のます心ぞ、
ますとは弥栄のことぞ、神の御心ぞ、
臣民の心も神の御心と同じことになって来るぞ、
世界中一度に唸る時が近づいて来たぞよ。
記:1944年8月28日
まつりまつりと、くどく申して知らせてあるが、
まつり合わせさえすれば、何もかも、
うれしうれしと栄える仕組みで、悪も善もないのぞ、
まつれば悪も善ぞ、まつらねば善もないのぞ、
この道理わかったか、
祭典と申して神ばかり拝んでいるようでは何もわからんぞ。
そんな我よしでは神の臣民とは申せんぞ、
早うまつりてくれと申すこと、
よく聞き分けてくれよ。
我が我がと思っているのは調和ていぬ証拠ぞ、
鼻高となればポキンと折れると申してある道理よくわかろうがな、
この御道は鼻高と取り違いが一番邪魔になるのぞと申すのは、
慢心と取り違いは調和の邪魔になるからぞ。
ここまでわけて申せばよくわかるであろう、
何事も真通理が第一ぞ。
記:1944年8月29日
世界は一つになったぞ、
一つになって神の国に攻め寄せて来ると申してあることが出て来たぞ。
臣民にはまだわかるまいなれど、
今にわかって来るぞ、
くどく気つけておいたことのいよいよが来たぞ。
覚悟は良いか、
臣民一人一人の心も同じになっておろうがな、
学と神の力との大戦ぞ、
神国の神の力あらわす時近くなったぞ。
今あらわすと、助かる臣民ほとんどないから、
神は待てるだけ待っているのぞ、
臣民も可愛いが、元を潰すことならんから、
いよいよとなったら、どんなことあっても、
ここまで知らせてあるのだから、神に手落ちあるまいがな。
いよいよとなれば、わかっていることなれば、
なぜ知らせないのかと申すが、
今ではなに馬鹿なと申して取り上げぬことよくわかっているぞ。
因縁の身魂はよくわかるぞ、
この神示読めば身魂の因縁よくわかるのぞ、
神の御用する身魂は選り抜いて引っ張っておるぞ、
遅し早しはあるなれど、いずれはどうしても、
逃げてもイヤでも御用させるようになっているのぞ。
北に気つけよ。
東も西も南もどうするつもりか、
神だけの力では臣民に気の毒できるのぞ、
神と人との和のはたらきこそ神喜ぶのぞ。
早う身魂磨けと申すことも、
悪い心 洗濯せよと申すこともわかるであろう。
記:1944年8月30日
冒頭は戦後体制を模索するダンバートン・オークス会議が終わったことに関する時事報告。
これが国際連合の枠組みを決める会議となった。
富士(二二)を目指して攻め寄せる、大船小船あめの船、
赤鬼青鬼黒鬼や、オロチ悪狐を先陣に、寄せ来る敵は空蔽い、
海を埋めてたちまちに、天日暗くなりにけり、
折りしもあれや日の国に、一つの光 現れぬ、
これこそ救いの大神と、救い求める人々の、目に映れるは何事ぞ、
攻め来る敵の大将の、大き光と呼応して、
一度にドッと雨降らす、火の雨なんぞたまるべき、まことの神はなきものか、
これは堪らぬ兎も角も、生命あっての物種と、
兜を脱がんとするものの、次から次にあらわれぬ、
折りしもあれや時ならぬ、大風起こり雨来たり、
大海原には竜巻や、やがて火の雨、地震い、山は火を噴きどよめきて、
さしもの敵もことごとく、この世の外にと失せにけり、
風やみ雨も収まって、山川静まり国土の、
ところどころに白衣の、神の息吹きに甦る、御民の顔の白き色、
岩戸ひらけぬしみじみと、大空仰ぎ神を拝み、地に跪き御民らの、
目に清々し富士の山、
富士は晴れたり日本晴れ、
富士(普字)は晴れたり岩戸(一八十)あけたり。
記:1944年8月30日
世界中の臣民は皆この方の臣民であるから、
ことに可愛い子には旅させねばならぬから、
どんなことあっても神の子だから、神疑わぬようになされよ、
神疑うと気の毒できるぞ。
いよいよとなったら、どこの国の臣民ということないぞ、
大神様の掟通りにしなければならんから、
可愛い子じゃとて容赦できんから、気つけているのだぞ、
大難を小難にまつり変えたいと思えども、
今のやり方は、まるで逆様だから、どうにもならんから、
いつ気の毒できても知らんぞよ。
外国から早くわかって、外国にこの方祀ると申す臣民
たくさんできるようになって来るぞ。
それでは神の国の臣民 申し訳ないであろうがな、
山にも川にも海にも祀れと申してあるのは、
神の国の山川ばかりではないぞ、この方世界の神ぞと申してあろうがな。
裸になった人から、その時から善の方にまわしてやると申してあるが、
裸にならねば、なるようにして見せるぞ、
いよいよとなったら苦しいから今のうちだと申してあるのぞ。
すべてをてんし様に献げよと申すこと、
日本の臣民ばかりでないぞ、
世界中の臣民皆 てんし様に捧げなければならんのだぞ。
記:1944年8月30日
戦は一度おさまるように見えるが、
その時が一番気をつけねばならぬ時だぞ、
向こうの悪神は今度はゝ◯の元の神を根こそぎに無きものにして仕まう計画であるから、
そのつもりで褌締めてくれよ、
誰も知らないように悪の仕組みしていること、神にはよくわかっているから心配ないなれど、
臣民助けたいから、神はじっと堪えているのだぞ。
記:1944年8月30日
神の堪忍袋 切れるぞよ、
臣民の思うようにやれるなら、やって見よれ、
九分九厘でグレンと引っ繰り返ると申してあるが、
これからはその場で引っ繰り返るようになるぞ。
誰もよう行かん、臣民の知らない所で何しているのぞ、
神は何もかもわかっているのだと申してあろうがな、
早く兜脱いで神にまつわりて来いよ、
改心すれば助けてやるぞ、鬼の目にも涙ぞ、
まして神の目にはどんな涙もあるのだぞ、
どんな悪人も助けてやるぞ、
どんな善人も助けてやるぞ。
江戸と申すのは東京ばかりではないぞ、
今のような都会みなエドであるぞ、
江戸はどうしても火の海ぞ。
それより外やり方ないと神々様申しておられるぞよ。
秋深けて草木枯れても根は残るなれど、
臣民枯れて根の残らぬようなことになっても知らんぞよ、
神のこの文早う知らせてやってくれよ。
八と十八と五月と九月と十月に気つけてくれよ、
これでこの方の神示の終わりぞ。
この神示は二二(富士)の巻として一つにまとめておいて下されよ、
今に宝となるのだぞ。
記:1944年8月30日