日月の巻(全文)
富士は晴れたり日本晴れ。
ゝ◯の巻 書き知らすぞ。
この世に自分の物というものは何一つないのであるぞ。
早う自分からお返しした者から楽になるのだぞ。
今度の大洗濯は三つの大洗濯が一度になっているのだから、
見当取れんのだぞ。
神の国の洗濯と外国の洗濯と世界ひっくるめた洗濯と一度になっているのだから、
そのつもりで少しでも神の御用務めてくれよ。
これからがいよいよの正念場と申してあろうがな。
今はまだまだ一の幕で、せんぐり(*)出て来るのだぞ。
我出したらわからなくなるぞ、
てんし様拝めよ、
てんし様まつりてくれよ、
臣民 無理と思うことも無理でないこと たくさんにあるのだぞ、
神はいよいよの仕組みにかかったと申してあろうがな。
毀すのでないぞ、練り直すのだぞ。
世界を摺り鉢に入れて捏ね廻し、
練り直すのだぞ。
日本の中に騒動起こるぞ。
神の臣民 気つけてくれよ。
日本も神と獣に分かれているのだから、
いやでも応でも騒動となるのだぞ。
小さくしたいなれど。
記:1944年10月17日
*せんぐり、先繰り=順番通り。近畿方言の「次々と」「立て続けに」ではない。
三千年三千世界乱れたる、罪や穢れを身において、
この世の裏に隠れしまま、この世構いし大神の、
みこと畏みこの度の、岩戸開きの御用する、
身魂はいずれも生き変わり、死に変わりして練りに練り、
鍛えに鍛えし神国の、まことの身魂 天駈けり、
国駈けります元の種、昔の元の御種ぞ、
今落ちぶれているとても、やがては神の御民とし、
天地駈けり神国の、救いの神と現れる、
時近づきぬ御民等よ。
今一苦労二苦労、とことん苦しきことあれど、
堪え忍びてぞ次の世の、まこと神代の礎と、
磨きてくれよ神身魂、いやさかつきに栄えなむ。
みたまさちはへましまさむ。
記:1944年10月18日
この神示 声立てて読みて下されと申してあろうがな。
臣民ばかりに聞かすのでないぞ。
守護神殿、神々様にも聞かすのぞ、
声出して読みてさえおれば良くなるのだぞよ。
じゃと申して、仕事休むでないぞ。
仕事は行であるから務め務めた上にも精出してくれよ。
それがまことの行であるぞ。
滝に打たれ断食するような行は幽界の行ぞ。
神の国のお土踏み、神国の光いきして、
神国から生まれる食べ物頂きて、
神国の御仕事している臣民には行は要らぬのだぞ。
このことよく心得よ。
記:1944年10月19日
戦済みても後の紛糾なかなかに済まんぞ。
人民いよいよ苦しくなるぞ。
三四五の仕組みできないで、
一二三の御用はやめられんぞ。
この神示読んで三四五の世の仕組みよく腹の中に入れておいて
上の人に知らせてやって下されよ。
三四五とは てんし様の稜威出でることぞ。
記:1944年10月20日
神の国には神も人も無いのだぞ。
忠も考もないのだぞ。
神は人であるぞ。
山であるぞ。
川であるぞ。
めである。
野である。
草である。
木である。
動物であるぞ。
なすこと皆「忠」となり「孝」と流れるのぞ。
死も無く生も無いのぞ。
神心あるのみぞ。
やがては降る雨霰、役員 気つけてくれよ。
神の用意はできているのだぞ。
何事からでも早く始めてくれよ。
神の心に叶うものは どしどしと埒明くぞ。
記:1944年10月21日
天地の時、天御中主の命、
アのアに為りましき、
高天原の命となり給いき。
今の経済は悪の経済と申してあろうがな、
もの殺すのぞ。
神の国の経済はもの生む経済ぞ。
今の政治はもの毀す政治ぞ、
神の政治は与える政治と申してあろうが。
配給は配給、統制は統制ぞ。
一度は何もかも天地に引き上げと申してあるが、
次の四(世)の種だけは地に埋めておかねばならんのだぞ。
それで神がくどく申しているのぞ。
種は落ちぶれていなさる方で守られているぞ。
上下に引っ繰り返ると申してあること近づいて来たぞ。
種は百姓に与えてあるぞ。
種蒔くのは百姓ぞ。
記:1944年10月22日
次、高皇産巣日、
次、高皇産巣日の命となり給いき、
この三柱 巣(根本)になりまして澄みきり給いき。
岩戸ひらく道、神々苦しむなり、
弥ひらき苦しむ道ぞ、
苦しみてなりなり、なりゑむ道ぞ、
神諸々なり、世は勇むなり、新しき道、
ことごとなる世、
神諸々 四方にひらく、
なる世の道、ことごとくの道、みいづぞ。
記:1944年10月24日
次、宇摩志阿斯訶備比古遅の神、
命となりなりて、現れ出で給いき。
瓜の蔓に茄子ならすでないぞ。
茄子には茄子と申してあろうがな。
味噌も糞も一つにするでないぞ。
皆がそれぞれに息する道あろうがな。
野見よ森見よ。
神の経済よく見よ。
神の政治よく見て、まことの政治仕えてくれよ。
すべてにまつろうことと申してあろうがな。
上に立つ番頭殿、目開いて下されよ。
間に合わんことできても神は知らんぞ。
神急けるぞ。
役員も気配れよ。
記:1944年10月24日
何事も持ちつ持たれつであるぞ。
神ばかりではならず、
人ばかりではならずと申してあろうが、
善一筋の世と申しても今の臣民の言っているような善ばかりの世ではないぞ。
悪でない悪とあなないているのだぞ。
このお道は、あなないの道ぞ、
上ばかりよい道でも、
下ばかりよい道でもないのだぞ。
まつりとはまつわることで、
まつり合わすことだぞ。
まつり合わすとは草は草として、木は木として、
それぞれのまつり合わせぞ。
草も木も同じまつり合わせでないのだぞ。
記:1944年10月26日
あななう=助け合う、融合する、支援する
次、天常立の命、
次、国常立の命、
次、豊雲の命となりなりて、
現れ出で給い、命澄みきり給いき。
辛酉の日と年はこわい日で、
よき日と申してあろうがな。
九月八日は結構な日だが、
こわい日だと申して知らせてあったこと少しはわかったか。
何事も神示通りになって、せんぐりに出て来るぞ。
遅し早しはあるのだぞ。
この度は幕の一ぞ。
日本の臣民これで戦済むように申しているが、
戦はこれからぞ。
九、十月八日、十八日はいくらでもあるのだぞ。
三月三日、五月五日はよき日ぞ。
恐ろしい日だぞ。
今は「型」であるぞ。
改心すれば型小さくて済むなれど、
掃除大きくなるぞ。
猫に気つけよ、犬来るぞ。
臣民の掃除遅れると段々大きくなるのだぞ。
神が表に出て御働きなされていること 今度はよくわかったであろうがな。
ゝ◯と神との戦でもあると申してあろうがな。
戦のまねであるぞ。
神がいよいよとなって、びっくり箱開いたら、臣民ポカンぞ。
手も足も動かすことできんぞ。
たとえではないのだぞ。
くどく気つけておくぞ。
これからがいよいよの戦となるのだぞ、
鉄砲の戦ばかりではないぞ。
その日その日の戦烈しくなるぞ、
褌締めてくれよ。
記:1944年10月25日
第9帖と第10帖の日付逆転、乱丁?
学も神力ぞ、神だぞ。
学が人間の智恵と思っていると とんでもないことになるぞ。
肝腎の真ん中なくなっていると申してあろうが。
真ん中動いてはならんのだぞ。
神国の政治は魂のまつりごとぞ。
苦しき御用が喜んでできるようになったら、
神の仕組みわかりかけるぞ。
何事も喜んで致してくれと申してあろうがな。
臣民の頭では見当取れん無茶な四(世)になる時来たのだぞ。
それを闇の世と申すのぞ。
神はゝ、臣民は◯、外国は◯、神の国はゝと申してあろうが、
神国から見れば、まわり皆外国、外国から見れば神国真ん中。
人の真ん中には神あろうがな。
悪神の仕組みはこの方にはわかっているから一度に潰すことは易いなれど、
それでは天の大神様にすまんなり、
悪殺して終うのではなく、
悪改心させて、五六七のうれしうれしの世にするのが神の願いだから、
この道理忘れるでないぞ。
今の臣民 いくら立派な口きいても、文字並べても、
誠がないから力ないぞ。
黙っていても力ある人いよいよ世に出る時近づいたぞ。
力は神から流れて来るのぞ。
磨けた人から神がうつって今度の二度とない世界の、世直しの手柄立てさすぞ。
身魂磨きが何より大切ぞ。
記:1944年10月27日
三柱、五柱、七柱、
こと天津神、
次、宇比地迩、次、妹須比地迩、
次、角杙、次、妹活杙、
次、意富斗能地、次、妹大斗乃弁、
次、於母陀流、次、妹阿夜訶志古泥、
命と現れなり、意気生きて、生き給いき、
次、伊邪那岐の神、伊邪那美の神、
現れ出で給いき。
足許に気つけよ。
悪は善の仮面かぶって来るぞ。
入れん所へ悪が化けて入って神の国をワヤにしているのであるぞ、
己の心も同様ぞ。
百人千人万人の人が善いと申しても悪いことあるぞ。
一人の人言っても神の心に添うことあるぞ。
てんし様拝めよ。
てんし様拝めば御光出るぞ、
何もかもそこから生まれるのだぞ。
お土拝めよ。
お土から何もかも生まれるのぞ。
人拝めよ、
上に立つ人拝めよ、
草木も神と申してあろうがな。
江戸に攻め寄せると申してあろうがな。
富士目指して攻め来ると知らせてあること近づいたぞ。
今までのことは皆「型」であったぞ、
江戸の仕組みもお山も甲斐の仕組みも皆「型」ぞ、
鳴門と渦海の仕組みも型してくれよ。
尾張の仕組みも型早く出してくれよ。
型済んだらいよいよ末代続くまことの世直しの御用にかからすぞ。
雨降るぞ。
記:1944年10月28日
三柱=天御中主の命、高皇産巣日、高皇産巣日の命
五柱=三柱+宇摩志阿斯訶備比古遅の神、天常立の命
七柱=五柱+国常立の命、豊雲の命
人間心で急ぐでないぞ。
我が出てくると失策るから
我とわからん我あるから、
今度は失策ることできんから、
ここという時には神が力つけるから急ぐでないぞ。
身魂磨き第一ぞ。
蔭の御用と表の御用とあるなれど
いずれも結構な御用だぞ。
身魂相当が一番よいのだぞ。
今にわかって来るから慌てるでないぞ。
今までの神示良く読んでくれたらわかるのだぞ。
それで腹で読め読めとくどく申しているのだぞ。
食い物 気つけよ。
記:1944年10月28日
世の元からの仕組みであるから
臣民に手柄立てさせて
上下そろった光の世にするのだから、
臣民見当取れんから
早く掃除してくれと申しているのぞ。
国中到るところに花火仕掛けてあるのぞ。
人間の心の中にも花火が仕掛けてあるぞ。
いつその花火が破裂するか、
わからんであろうがな。
掃除すれば何もかも見通しだぞ。
花火破裂する時近づいて来たぞ。
動くことできんようになるぞ。
蝋燭の火、明るいと思っているが、
五六七の世の明るさはわからんであろうが。
記:1944年10月31日
目覚めたらその日の生命お預かりしたことを神に感謝し、
その生命を神の御心のままに弥栄に仕えまつることに祈れよ。
神はその日その時に何すべきかに就いて教えるぞ。
明日のことに心使うなよ。
心は配れよ。
取り越し苦労するなよ。
心配りはしなければならんぞ。
何もかも神に任せよ。
神の生命、神の肉体となりきれよ。
何もかも捨てきらねばならんぞ。
天地皆神のものぞ、天地皆己のものぞ。
取り違い致してくれるなよ。
いくら戦していても天国ぞ、
天国とは神国ぞ。
神国の民となれば戦も有難いぞ。
生きの生命いつも光り輝いているぞ。
神にまつろってくれと申してあろうが。
天地皆にまつろってくれと申してあろうがな。
ここの道理よくわかったであろうが。
何も言うことないぞ。
神称える辞が光透ぞ。
天地称える言が光透ぞ。
草木の心になれと申してあろうがな。
神風もあるぞ。
地獄の風もあるぞ。
迷うでないぞ。
神の申すコトはコトであるぞ。
コトに生きてくれよ。
コトまつろえよ。
記:1944年11月1日
慌てて動くでないぞ。
時節が何もかも返報返しするぞ。
時の神様 有難いと申してあろうがな。
神は臣民から何求めているか。
いつも与えるばかりでないか。
神の政治、神国の政治は与える政治とくどく申してあろうがな。
今のやり方ではいよいよ苦しくなるばかりぞ。
早く気づかぬと気の毒できてくるぞ。
金要らぬと申してあろうが。
やり方教えてやりたいなれど、
それでは臣民に手柄無いから
この神示よく読みてくれと言ってあるのぞ。
よきことも現れると帳消しとなること知らせてあろうが、
人に知れぬようによきことはするのだぞ。
このことよく深く考えて行えよ。
昔からのメグリであるから、
ちょっとやそっとのメグリでないから、
どこへ逃げても どうしてもするだけのことしなければならんのだぞ。
どこにいても救う臣民は救ってやるぞ。
真ん中動くでないぞ、
知らん顔しておることも起こるぞ。
記:1944年11月3日
返報返し=過去の悪事が恨みとなって返ってくる
ここに天津神、もろもろの命用て、
伊邪那岐の命、伊邪那美の命に、
これの漂える国、創り堅め成せと、詔りごちて、
天の沼矛を給いて、言依さし給いき。
神の国にも善と悪とあると申してあろうがな。
この神示見せてよい人と悪い人あるのだぞ。
神示見せてくれるなよ。
まことの神の臣民とわかったら この神示写してやってくれよ。
神示は出ませんと申せよ。
時節見るのだぞ。
型してくれたのだから もう一の仕組みよいぞ。
この神示 表に出すでないぞ。
天明(岡本天明)は蔭の御用と申してあろうが。
神示仕舞っておいてくれよ、
一二三として聞かせてやってくれよ。
この方の仕組み 日に日に変わるのだから、
臣民わからなくなると申してあろうが。
日に日に烈しく変わって来るのだぞ。
神の子には神示伝えてくれよ。
神急けるぞ。
渦海の御用結構。
記:1944年11月4日
次に、伊邪那岐の命、伊邪那美の命に、
天の沼矛を給いて、共に、漂える、
こと地 創り堅め成せと 言依さし給いき。
日に日に烈しくなると申してあろうがな。
水いただきにあげねばならんぞ。
お土掘らねばならんぞ。
言波とくに磨きてくれよ。
コトに気つけてくれとくどく申してあろうが。
してはならず。せねばならず、
神事に生きて下されよ。
記:1944年11月6日
今のやり方、考え方が間違っているからぞ。
洗濯せよ掃除せよと申すのは これまでのやり方考え方をスクリと改めることぞ。
一度罷りた*1と思え。
掃除して何もかも綺麗にすれば神の光りスクリと光り輝くぞ。
ゴモク*2捨てよと申してあろうがな。
人の心ほど怖いものないのだぞ。
奥山に紅葉あるうちにと申すこと忘れるなよ。
北に気つけよ。
神の詞の仕組み よく腹に入れておいて下されよ。
今度の更つの世*3の元となるのだぞ。
記:1944年11月7日
*1 罷りた=死んだ
*2 ゴモク=汚いもの、世俗の間違った常識、身勝手な考え、など
*3 更つの世=新しい世、新しい時代
神の用意は何もかも済んでいると申してあろうが。
臣民の洗濯 早く致してくれよ。
更つの世の用意 早くしてくれよ。
今度の世には四十九の御役、御仕事あるのだぞ。
四十九の身魂と申してあろうがな。
神の申したこと次々と出て来ておろうがな。
早く神示腹に入れよ。
早く知らせてくれよ。
今までの神示 役員の腹に入るまでは しばらくこの神示出ぬぞ。
大切の時には知らせるなれど、
そのつもりでおってくれよ、
ヌの種 大切にして下されよ。
毒吐き出せよ。
記:1944年11月8日
人まず和し、人拝めよ。
柏手打って人とまつろえよ。
神示読んで聞かせてくれよ。
声出して天地に響くよう宣れよ。
火(ひ)と水(み)、ひふみとなるのだぞ。
火近づいたぞ、水近づいたぞ、
厭でも応でも走らねばならんぞ。
引っくり返るぞ。
世が唸るぞ。
神示読めば縁ある人集まって来て、
神の御用する者できて来ることわからんか。
仕組み通りに進めるぞ。
神待たれんぞ。
記:1944年11月10日
お宮も壊されるぞ、臣民も無くなるぞ。
上の人 臭い飯食う時来るぞ。
味方同士が殺し合う時、一度はあるのだぞ。
大きい声でモノ言えん時来ると申してあろうがな。
これからがいよいよだから、
その覚悟していて下されよ。
一二三が正念場ぞ。
臣民の思っているようなことではないぞ。
この神示よく腹に入れておけと申すのぞ。
ちりちり ばらばらになるのだぞ。
一人一人何でもできるようにしておけよ。
記:1944年11月11日
一升マスには一升しか入らぬと臣民思っているが、
豆一升入れて粟入れることできるのだぞ。
その上に水ならばまだ入るのだぞ。
神ならばその上にまだいくらでも入るのだぞ。
神が移ったら人が思わぬことできるのだぞ。
今度は千人力与えると申してあろうが。
江戸の仕組み 世の終わりぞ。
天拝めよ。土拝めよ。
まつわれよ。
秋の空グレンと申してあろうがな。
冬も春も夏も気つけてくれよ。
記:1944年11月13日
ここに、伊邪那岐の命、伊邪那美の命は、
沼矛、沼陰、組み組みて、
国産みせなと詔たまいき、
伊邪那岐の命 伊邪那美の命、
息合わしたまいて、アウ、あうと宣らせたまいて、
国、産みたまいき。
コトの初め気つけてくれよ。
夜明けたら生命神に頂いたと申してあろうがな。
太陽あるうちはことごとに太陽の御用せよ。
月あるうちはことごとに月の御用せよ。
それがまことの臣民ぞ。
生活心配するでないぞ。
ことわけて申せば今の臣民すぐはできぬであろうが。
初めは六分国のため、四分自分の為、
次は七分国のため、三分自分の為、
次は八分国の為、二分自分のため、
というようにしてくれよ。
これはまだ自分があるのだぞ。
自分なくならねばならぬのだぞ。
神人一つになるのだぞ。
記:1944年11月20日
始め(ヒツキ)の国産みたまいき、
ゝ◯(日)の国産みたまいき、
☽(月)の国産みたまいき、
次に邦産みたまいき。
神に厄介掛けぬようにせねばならんぞ。
神が助けるからと申して臣民懐手していてはならんぞ、
力の限り尽くさねばならんぞ。
(ヒツキ)とゝ◯(ひつき)とは違うのだぞ。
臣民一日に二度食べるのだぞ、
朝は日の神様に供えてから頂けよ、
夜は月の神様に捧げてから頂けよ、
それがまことの益人ぞ。
記:1944年11月21日
日の国=国旗に太陽のある国?
月の国=国旗に月のある国?
㋰、㋒、㋒、ウ、うにアエオイウだぞ。
昔の世の元ぞ。
㋐、㋳、㋻、ヤ、ワあるぞ。
世の元ぞ。
サタナハマからあるぞ
一柱、二柱、三柱、五柱、七柱、八柱、九柱、十柱、と申してあろうがな。
五十九の柱の神、七十五柱これでわかったか。
㋰はゝだぞ。
ゝには裏表上下あるのだぞ。
冬の先 春とばかりとは限らんと申してあること忘れるなよ。
用意せよ。
冬に桜咲くぞ。
記:1944年11月22日
ム(生命の始まり)、ウ(生む)、「う」が複数は種類、アエオイウは大きなものから小さなものまでの意味か。
昔は創造の時代。今は国ができたので、コミュニティを再構築する意味だろう。
神の国は生きているのだぞ、
国土拝めよ、
神の肉体ぞ。
神のたまぞ。
道は真っ直ぐばかりと思うなよ、
曲がって真っ直ぐであるぞ、
人の道は無理に真っ直ぐにつけたがるなれど曲がっているのが神の道ぞ。
曲がって真っ直ぐなのだぞ。
人の道も同じであるぞ。
足許から鳥立つぞ。
いよいよが近づいたぞ。
世の元と申すものは泥の海であったぞ。
その泥から神が色々のもの一二三で、息吹きで生みたのぞ。
人の智ではわからんことだぞ。
眼は丸いから丸く見えるのだぞ。
この道理わかったか。
一度はドロドロにこね廻さねばならんのだぞ。
臣民はどんなに申しても近慾だから先見えんから慾ばかり申しているが、
神は持ち切れないほどの物与えているでないか。
いくら貧乏だとて犬猫とは桁違うがな。
それで何不足申しているのか。
まだまだ天地へ引き上げるぞ。
日々取り上げていることわからんか。
神が大難を小難にして神々様御活動になっていること眼に見せてもわからんか。
天地でんぐり返るぞ。
やがては富士晴れるぞ。
富士は晴れたり日本晴れ。
元の神の世に返るぞ。
日の巻終わって月の巻に移るぞ。
いよいよ一二三が多くなるから、
今までに出していた神示よく腹に入れておいてくれよ、
知らせねばならず、知らせては仕組み成就せず、
臣民 早く洗濯して鏡に映るようにしてくれよ。
今の世 地獄とわかっているであろうがな。
今のやり方 悪いとわかっているであろうがな。
神まつれと申すのぞ。
外国には外国の神あると申してあろうが。
御戦進めて外国に行った時は、
まずその国の神まつらねばならんぞ、
まつるとはまつろうことと申してあろうが。
鉄砲や智では悪くするばかりぞ。
神、まずまつれとくどく気つてけあるのは日本ばかりではないぞ。
この方の申すこと小さく取っては見当取れんと申してあろうがな。
三千世界のことぞ。
日本ばかりが可愛いのではないぞ、
世界の臣民 皆我が子ぞ。
分け隔てないのだぞ。
この神示読みて聞かせてくれよ。
読めば読むほど明るくなるぞ。
富士晴れるのだぞ。
神の心晴れるのだぞ。
あら楽し世ぞ。
記:1944年11月23日
岩戸あけたり日本晴れ、富士ひかるぞ。
この巻 役員読むものぞ。
世の元と申すものは火であるぞ、水であるぞ。
雲出て国となったぞ。
出雲とはこの地のことぞ。
スサナルの神はこの世の大神様ぞ
はじめはであるなり、
(うご)いて月となり地と成ったのだぞ。
アはの神様なり、
ワヤ◯は月の神様ぞ、
クニの神様はスサナルの神様ぞ。
このことはじめに心に入れれば掃除たわいないぞ、
グレンとは上下かえることと申してあろうがな、
言ってはならぬことぞ。
言わねばならぬことぞ。
記:1944年11月24日か25日
素佐為=根本を助け合う
一日一日みことの世となるぞ。
神のこと言うよりみことないぞ。
物言うなよ。みこと言うのぞ。
みこと神だぞ。道ぞ。アぞ。世変わるぞ。
何もかもはげしく引き上げぞ、
戦も引き上げぞ。
役に不足申すでないぞ。
光食えよ。息だぞ。
素盞鳴尊まつりくれよ。
急ぐぞ。
うなばらとはこの国ぞ。
記:1944年11月25日
淤能碁呂の国成り、この国に降りまして 天戸の御柱 見立て給いき。
ここに伊邪那岐の命 伊邪那美の命 島生み給いき。
初めに水蛭子、淡島、生み給いき。
この御子、国のうちに隠れ給いければ、
次にのりごちてのち生み給える御子、
淡道之穂之三別島、伊予の二名島、
この島、愛媛、飯依比古、大宣都比売、建依別という。
次、隠岐の三子島、天之忍許呂別。
次、筑紫島、この島、白日別、豊日別、建日向豊久土比泥別、建日別。
次、伊伎島、天比登都柱。
次、津島、天狭手依比売。
次、佐渡島。
次、大倭秋津島、天津御空豊秋津根別。
次、吉備之児島建日方別。
次、小豆島、大野手比売。
次、大島大多麻流別。
次、女島、天一根。
次、知詞島、天忍男。
次、両児島、天両屋、二島、八島、六島、
合わせて十六島生み給いき。
次にまた宣り給いて、大島、小島、生み給いき。
淡路島、二名島、隠岐の島、筑紫の島、壱岐の島、
津島、佐渡の島、大倭島、児島、小豆島、
大島、女島、なかの島、二子島の十四島、島生み給いき。
次に、伊吹いぶきて、御子神生み給いき。
大事忍男神、大事忍男神、
石土毘古神、石土毘古神、
石巣比売神、石巣比売神、
大戸日別神、大戸日別神、
天吹男神、天吹男神、
大屋毘古神、大屋毘古神、
風木津別之男神、風木津別之男神、
海神、海神、
大綿津見神、水戸之神、水戸之神、
速秋津比神、速秋津比売神、速秋津比売神、
風神、風神、
志那都比古神、木神、木神、
久久能智神、山神、山神、
大山津見神、野神、野神、
鹿屋野比売神、野椎神、
鳥之石楠船神、天鳥船神、
大宣都比売神、大宣都比売神、
火之夜芸速男神、火之輝比古神生みましき。
速秋津日子、速秋津比売、
二柱の神 川海に因りもちわけ、ことわけて、生ませる神、
沫那芸神、沫那美神、
頬那芸神、頬那美神、
天之水分神、国之水分神、
天之久比奢母智神、国之久比奢母智神、
次に、大山津見神、野椎神の二柱神、
山野に依りもちわけて、ことあげて生みませる神、
天野狭土神、国野狭土神、
天之狭霧神、国之狭霧神、
天之闇戸神、国之闇戸神、
大戸惑子神、大戸惑女神、
大戸惑子神、大戸惑女神、
生みましき、
伊邪那美神 やみ臥しまして、
たぐりになりませる神、
金山比古神、金山比売神、
屎に成りませる神、
波仁夜須比古神、波仁夜須比売神、
尿に成りませる神、
弥都波能売神、和久産巣日神、
この神の御子、豊受気比売神と申す。
ここに伊邪那美神、火の神生み給いて、
ひつちとなり成り給いて、根の神の中の国に神去り給いき。
ここに伊邪那美神泣き給いければ、
その涙になりませる神、泣沢女神、
ここに迦具土神斬り給えば、その血 石にこびりて、
石析神、根折神、
石筒之男神、雍瓦速日神、
樋速日神、建御雷大神、
建布都神、豊布都神、
御刀の手上の血、
闇於加美、闇御津羽神、
ここに殺されし迦具土の御首に成りませる神、
正鹿山津見神、
御胸に於藤山津見神、
御腹に奥山津見神、
御陰に闇山津見神、
左の御手に志芸山津見神、
右の御手に羽山津見神、
左の御足に原山津見神、
右の御足に戸山津見神、成りましき。
ここに斬り給える御刀、
天之尾羽張、伊都之尾羽張という。
ここに妹恋しまし給いて根の国に追い往で給いき。
記:1944年11月25日
重複しているカタカナルビの3島、18柱の重複は編集ミスではない
一二三四五六七八九十百千卍。
今度は千人万人力でないと手柄できんと申してあろうがな。
世界中総がかりで攻めて来るのだから、
一度はあるにあられんことになるのぞ。
大将だからとて油断できん。
富士の山動くまでには どんなことも堪えねばならんぞ。
上辛いぞ。
どんなことあっても死に急ぐでないぞ。
今の大和魂と神の魂と違うところあるのだぞ。
その時その所によって、
どんなにも変化るのが神の魂ぞ。
馬鹿正直ならんと申してあろ。
今日あれし生命勇む時来たぞ。
記:1944年11月26日
表ばかり見ていては何もわかりはせんぞ。
月の神様祀ってくれよ。
この世の罪穢れ負いて夜となく昼となく守り下さるスサナルの神様 篤くまつりくれよ。
火あって水動くぞ。
水あって火燃えるぞ。
火と水と申しておいたが、
その外に隠れた火と水あるぞ。
それを一二三というぞ、
一二三とは一二三とうことぞ、
言波ぞ、言霊ぞ、祓いぞ、ぞ。
スサナルの仕組みぞ。
成り成る言葉ぞ、
今の三位一体は三位三体ぞ。
一(ひ)と現れて二三(ふみ)隠れよ。
月とスサナルの神様の御恩忘れるでないぞ。
御働き近づいたぞ。
記:1944年11月27日
宝の山に寄せ来ると申して くどく気つけておいたではないか。
神の国にはどんな宝でもあるのだぞ、
ゝ◯の国、昔から宝埋めておいたと申してあろうがな。
◯の国にも埋めておいてあるのだぞ。
この宝は神が許さねば誰にも自由にはさせないのだぞ。
悪が宝取ろうと思ったとて、
どんなに国に渡って来ても、
どうにもならんように神が守っているのだぞ。
いよいよとなったら神がまことの神力出して宝取り出して
世界のどんな悪神も神の国には敵わんと申すところまで、
とことん心から降参するところまで、
今度は戦するのだから臣民よほど見当取れんことに、
どんな苦労も堪えなければならんのだぞ。
知らせてあったこと、
日々どしどしと出て来るぞ。
我よし捨ててくれよ。
記:1944年11月28日
ゝ◯の国=日本(含台湾)、◯の国=外国
この神示よく読みてくれよ。
早合点してはならんぞ。
取り違いが一番怖いぞ。
どうしたらお国に為めになるのか、
自分はどうしたらよいのかと取次ぎに聞く人たくさん出て来るなれど、
この神示読めば、どうしたらよいかわかるのだぞ。
その人相当に取れるのぞ。
神示読んで読んで腹に入れて もうわからぬということないのだぞ。
わからねば神知らせると申してあろうがな。
迷うのは神示読まぬからぞ。
腹に入れておらぬからぞ。
人が悪く思えたり、悪く映るのは己が曇っているからぞ。
記:1944年11月29日
元からの神示 腹に入れた人が、
これから来る人によく話してやるのだぞ。
この道はじめは辛いなれど楽の道ぞ。
骨折らいでも素直にさえして その日その日の仕事しておって下されよ。
心配いらん道ぞ。
手柄立てようと思うなよ。
勝とうと思うなよ。
生きるも死ぬも神の心のままだぞ。
どこにどんなことしていても助ける人は助けるのだぞ。
神の御用ある臣民 安心して仕事致しておって下されよ。
火降っても槍降ってもびくともせんぞ。
心安心ぞ。
くよくよするでないぞ。
神に頼って神祀りてまつわりておれよ。
神救うぞ。
記:1944年11月29日
今の臣民見て褒めるようなことは皆奥知れているぞ。
これが善である、まことのやり方ぞと思っていること九分九厘までは皆悪のやり方ぞ。
今の世のやり方、見ればわかるであろうが、
上の番頭殿 悪い政治すると思ってやっているのではないぞ。
番頭殿を悪く申すのでないぞ。
よい政治しようと思ってやっているのぞ。
よいと思うことに精出しているのだが、
善だと思うことが善でなく、皆悪だから、
神の道がわからんから、身魂曇っているから、
臣民困るような政治になるのぞ。
まつりごとせねばならんぞ。
わからんことも神の申す通りすれば 自分ではわからんことも良くなって行くのだぞ。
悪と思っていることに善がたくさんあるのだぞ。
人裁くのは神裁くことだぞ。
怖いから改心するようなことでは、
戦がどうなるかと申す様なことでは まことの民ではないぞ。
世がいよいよのとことんとなったから、
今に大神様まで悪く申す者出て来るぞ。
産土様なんぞあるものかと、
悪神ばかりぞと申す者たくさん出て来るぞ。
この世始まってない時だから我が身我が家が可愛いようでは神の御用つとまらんぞ。
神の御用すれば、道に従えば、
我が身我が家は心配なくなるという道理わからんか。
何もかも結構なことに楽にしてやるのだから、
心配せずにわからんことも素直に言うこと聞いてくれよ。
子に嘘吐く親はいないのだぞ。
神界のこと知らん臣民は色々と申して理屈の悪魔に囚われて申すが、
今度のいよいよの仕組みは臣民の知ったことではないぞ。
神界の神々様にもわからん仕組みだから、
とやかく申さずと、神の神示 腹に入れて身魂磨いて素直に聞いてくれよ。
それが第一等だぞ。
この神示は世に出ている人では解けん。
苦労に苦労した落ちぶれた人で、
苦労に負けない人で気狂いと言われ、
阿呆と言われても、
神の道 素直に聞く臣民でないと解けんぞ。
解いてよく噛み砕いて世に出ている人に知らせてやって下されよ。
苦労喜ぶ心より楽喜ぶ心高いぞ。
記:1944年11月29日
番頭の取り違い=池田勇人が良い例
大蔵官僚時代は、省内教育の「税を多く取れば国が豊かになる」を強く信じてたが、
政治家になって間違いに気づき、その後、戦後復興と高度経済成長を実現させる。
今の財務省も官僚時代の池田同様、自分たちの間違いが不況と戦争を招くと気づいてない?
天にも あまてらすすめ大神様、
あまてらす大神様あるように、
地にも あまてらすすめ大神様、
あまてらす大神様あるのだぞ。
地にも月読の大神様 隠れてござるのだぞ。
素盞鳴の大神様 罪穢れ祓いて隠れてござるのだぞ。
結構な尊い神様の御働きで、
何不自由なく暮らしておりながら、
その神様あることさえ知らぬ臣民ばかり。
これでこの世が治まると思うのか。
神々まつりて神々にまつわりて神国のまつりごと致してくれよ。
詰まらぬこと申していると いよいよ詰まらぬことになって来るぞ。
記:1944年11月30日
大きアジアの国々や、島々八十の人々と、
手握り合い神国の、光り輝く時来しと、皆喜びて三千年、
神の御業の時来しと、思える時ぞ神国の、まこと危うき時なるぞ、
夜半に嵐のどっと吹く、どうすることもなくなくに、
手足縛られ縄つけて、神の御子等を連れ去られ、後には老人不具者のみ、
女子供もひと時は、神の御子たる人々は、いよいよ暗い臭い屋に、
暮らさねばならん時来るぞ、
宮は潰され御文皆、火にかけられて灰となる、
この世の終わり近づきぬ。
この神示心に入れてくれと、申してあることわかる時、
いよいよ間近になったぞよ。
出掛けた船ぞ、褌締めよ。
記:1944年11月30日
喜べば喜ぶことできるぞ、
悔やめば悔やむことできるぞ。
先の取り越し苦労は要らんぞ、
心配りは要るぞと申してあろうがな。
神が道つけて楽に行けるように嬉し嬉しでどんな戦も切り抜けるようにしてあるのに、
臣民 逃げて眼塞いで、
懐手しているから苦しむのぞ。
我よしと言う悪魔と学が邪魔していることに まだ気づかぬか。
嬉し嬉しで暮らせるのだぞ。
日本の臣民は何事も見え透く身魂授けてあるのだぞ、
神の御子だぞ。
掃除すれば何事もハッキリと映るのぞ。
早くわからねば口惜しいことできるぞ。
言葉とこの神示と心と行と時の動きと五つそろったら誠の神の御子ぞ。
記:1944年11月30日
ここに伊邪那美の命 語らいつらく、
あれみましと作れる国、
いまだ作り終えねど、時待ちて作るえに、
よいよ待ちてよと宣り給いき。
ここに伊邪那岐の命、みまし作らはねば吾と作らめ、と宣り給いて、帰らんと申しき。
ここに伊邪那美の命 九(こ)聞き給いて、
御頭に大雷、オホイカツチ、
胸に火の雷、ホノイカツチ、
御腹には黒雷、黒雷、
かくれに折雷、サクイカツチ、
左の御手に若雷、ワキヰカツチ、
右の御手に土雷、ツチイカツチ、
左の御足に鳴雷、ナルイカツチ、
右の御足に伏雷、フシヰカツチ、
なり給いき。
伊邪那岐の命、是見、
畏みてとく帰り給えば、
妹伊邪那美の命は、
よもつしこめを追わしめき、
ここに伊邪那岐の命 黒髪かつら取り、
また湯津々間櫛引きかきて、
投げ棄て給いき。
伊邪那美の命 二(次)の八(や)くさの雷神に
黄泉軍副えて追い給いき。
ここに伊邪那岐の命 十挙の剣抜きて
後手にふきつつ去り、
三度 黄泉比良坂の坂本に到り給いき。
坂本なる桃の実一二三取りて待ち受け給いしかば、
ことごとに逃げ給いき。
ここに伊邪那岐の命 桃の実に宣り給わく、
汝吾助けしごとく、
あらゆる青人草の苦瀬に悩むことあらば、
助けてよと宣り給いて、
また葦原の中津国にあらゆる、
うつしき青人草の苦瀬に落ちて苦しまん時に助けてよと宣り給いて、
おおかむつみの命、オホカムツミの命と名づけ給いき。
ここに伊邪那美の命 息吹き給いて
千引岩を黄泉比良坂に引き塞えて、
その石 中にして合い向かい立たして 謹しみ申し給いつらく、
うつくしき吾が那勢の命、
時廻り来る時あれば、この千引きの磐戸、
共にあけなんと宣り給えり、
ここに伊邪那岐の命しかよけむと宣り給いき。
ここに妹伊邪那美の命、
汝の国の人草、
日に千人死と申し給いき。
伊邪那岐の命 宣り給はく、
吾は一日に千五百生まなむと申し給いき。
この巻二つ合わせて日月の巻とせよ。
記:1944年11月30日