水の巻(全文)
三ゝ◯(みず)の巻書き知らすぞ。
見渡す限り雲もなく富士は晴れたり、日本晴れ、
海は晴れたり、日本晴れ、
港々に日の丸の旗 翻る神の国。
それまでに言うに言われんことあるなれど、
頑張って下されよ。
道も無くなるぞ。
てん詞様拝みてくれよ。
てん詞様は神と申して知らせてあろうがな、
まだわからんか、
地の神 大切せよと聞かせてあろうが、
神様にお燈明ばかり備えてはまだ足らぬのぞ。
お燈明と共に水捧げねばならんのだぞ。
火と水ぞと申してあろう、
神示よく裏の裏まで読みて下されよ、
守護神殿 祭りてくれよ。
まつわらねば力現れぬぞ、
守護神殿は柏手四つ打ちて拝めよ、
元の生き神様には水がどうしてもいるのだぞ、
火ばかりでは力出ないのだぞ、
わかったか、
曇りなく空は晴れたり。
記:1945年4月21日
ひふみ、よいむなや、こともちろらね、
しきる、ゆゐつわぬ、そをたはくめか、
うおえ、にさりへて、のますあせゑほれけ。
一二三祝詞であるぞ。
たかあまはらに、かむつまります、かむろぎ、かむろみのみこともちて、
すめみおや かむいざなぎのみこと、つくしのひむかのたちばなのおどのあはぎはらに、
みそぎはらひたまふときに、なりませる、
はらえとのおほかみたち、もろもろのまがことつみけがれを、
はらえたまへ きよめたまへと まおすことのよしを、
あまつかみ、くにつかみ、やほよろづのかみたちともに、
あめのふちこまの、みみふりたてて きこしめせと、
かしこみかしこみもまおす。
あめのひつくのかみ、まもりたまへ さちはへたまへ、
あめのひつくのかみ、やさかましませ、いやさかましませ、
一二三四五六七八九十。
記:1945年4月21日
ゝ◯(神)の子は神としての自分養うことも、つとめの一つであるぞ。
取り違いすると大層なことになるから、気つけておくぞ。
書かせてある御神名は御神体として祭ってもよく、お肌守りとしても良いぞ、
皆に多く分けてやれよ。
御神名いくらでも書かすぞ、
その用意しておいてくれよ、
神急ぐぞ。
祓え祝詞書き知らすぞ。
かけまくもかしこき、いざなぎのおほかみ、つくしのひむかの、
たちばなのおとのあはぎはらに、みそぎはらえたまえるときになりませる、
つきたつふなどのかみ、みちのなかちはのかみ、ときおかしのかみ、わつらいのうしのかみ、
ちまたのかみ、あきくひのうしのかみ、おきさかるのかみ、おきつなぎさびこのかみ、おきつかいへらのかみ、
へさかるのかみ、へつなぎさひこのかみ、へつかいへらのかみ、やそまがつひのかみ、おほまがつひのかみ、
かむなほひのかみ、おほなおひのかみ、いづのめのかみ、そこつわたつみのかみ、そこつつのおのかみ、
なかつわたつみのかみ、なかつつのおのみこと、うわつわたつみのかみ、うわつつのおのみこと、
はらえと四はしらのかみたちともに、もろもろのまがこと、つみけがれをはらえたまへ、
きよめたまへともうすことを、きこしめせと、かしこみかしこみもうす。
次に「うけひ」の言葉しらすぞ
ご三たいのおほかみさま、ご三たいのおほかみさま、
ひつきのおほかみさま、くにとこたちのおほかみさま、とよくもぬのおほかみさま、
つきのおほかみさま、すさなるのおほかみさま、
あめのかみさま、かぜのかみさま、いわのかみさま、キのかみさま、かねのかみさま、
ひのかみさま、ひのでのかみさま、
りゅうぐうのおとひめさま、やほよろづのいきかみさま、
ことにいすずにます、てんしょうこうだいじんぐうさま、とようけのおほかみさまをはじめたてまつり、
よのなかのいきかみさま、うぶすなのおほかみさまのおんまへに、
ひろきあつきごしゅごのほど、ありがたく、とうとく、おんれいもうしあげます。
このたびのいわとひらきには、千万いやさかのおはたらき、ねがひあげます。
あめつちのむた、いやさかに、さかへまさしめたまひ、
せかいのありとあるしんみん、ひとひもはやく、かいしんいたしまして、
おほかみさまのみむねにそひまつり、おほかみさまのみこころのまにまに、
かみくに、じょうじゅのため、はたらきますよう、おまもりくださいませ、
そのため、このたま、このみは、なにとぞ、いかようにでも、おつかひくださいませ、
みむねのまにまに、まことのかみくにのみたみとしてのつとめを、つとめさしていただくよう、
むちうち、ごしゅごくださいませ、かむながらたまちはへませ、いやさかましませ。
次に御先祖様の拝詞知らすぞ。
これの祖霊宮に神鎮まり坐す。
遠津祖神、代々の祖霊神達の御前、
また親族家族の霊祖神の御前に謹み敬い白す。
これの家内には諸々の曲事、罪穢れあらしめず、
夜の護り、日の守りに守り幸わい給い、
まこと神国のみ民としての、義務をまっとうせしめ給え、
夜の護り、日の守りに守り、捧ぐるものの絶え間なく、
子孫の弥栄継ぎに栄えしめ給えと畏み畏み白す、
惟神霊神幸はえませ、惟神霊神幸はえませ。
一本の草でも干して貯えておけよと申してあろうがな。
記:1945年4月23日
外国のコトは無くなるぞ。
江戸の仕組み旧五月五日までに終わらせてくれよ。
後はいよいよとなるぞ。
神が申した時にすぐ何事も致してくれよ、
時過ぎると成就せんことあるのだぞ。
桜花一時に散ることあるぞ、
いよいよ松の世と成るぞ、
万劫変わらぬ松の世と成るぞ。
松の国 松の世 結構であるぞ。
この神示 声出して読みあげてくれよ。
くどう申してあろうがな。
言霊 高く読みてさえおれば結構が来るのだぞ。
人間心出してはならんぞ。
記:1945年5月1日
桜の世=移ろいやすい時代、松の世=安定した時代
キが元ぞと申してあろうがな。
神国負けるという心、言葉は悪魔ぞ。
本土上陸というキは悪魔だぞ。
キを大きく持って下されよ。
島国日本に囚われてくれるなよ。
小さいこと思っていると見当取れんことになるぞ。
一食べよ、
二食べよ、
食べるには噛むことぞ、
噛むとはかみだぞ、
神に供えてから噛むのだぞ、
噛めば噛むほど神となるぞ、
神国ぞ、
神ながらの国ぞ。
噛みながら仕事しても良いぞ。
青山も泣き枯れる時あると申してあろうが。
日に千人食い殺されたら千五百の産屋建てよ。
かむいざなぎの神の御教えぞ。
神きらう身魂は臣民もきらうぞ。
記:1945年5月2日
皆病気になっていることわからぬか。
一二三祝詞で直してやれよ。
神示読みて直してやれよ。
自分でもわからぬ病になっているぞ、
早う直さぬとどうにもならんことになって来るぞ。
この宮、仮であるぞ。
真ん中に富士の山作り、
そのまわりに七つの山作ってくれよ。
拝殿作ってくれよ。
神示書かす所作ってくれよ。
天明(岡本天明)弥澄むところ作ってくれよ。
いずれも仮でよいぞ。
早うなされよ。
松の心にさえなっておれば、
何事もすくすく行くぞ。
記:1945年5月4日
この時、天明は千駄ヶ谷にある鳩森八幡神社でお筆先を受けていた。
その神社は5月26日に焼夷弾が落ちて焼かれ、3人の死者を出す。
場所の移動を急かす預言と思われる。
鎮座は六月の十日であるぞ。
神示書かせて丸一年ぞ。
神示で知らせてあろうが、
それからがいよいよの正念場だぞ。
びっくり箱あくぞ。
記:1945年5月4日
日付は旧暦で語られることが多いが、この6月10日は新暦なら最初の神示から丸1年となる日
預言のあった5月4日はドイツが指導者不在(ヒトラーは4月30日に自決)により全面降伏交渉ができず、
連合軍に部隊ごとに個別降伏ができるように求めた日。(それに先立つ2日、ソ連が東部戦線軍の個別降伏を拒絶している)
ドイツの全面降伏は5月8日、降伏文書の調印は翌日午前0時15分(ベルリン時間)。
以降、日本は1国だけで全世界を相手に戦うことになる。
富士は晴れたり日本晴れ、いよいよ岩戸開けるぞ。
お山開き まこと結構。
松の国 松の御代となるぞ。
旧九月八日から大祓い祝詞に天津祝詞の太祝詞
「一二三のりとコト」入れて宣れよ。
忘れずに宣れよ。
その日からいよいよ神は神、獣は獣となるぞ。
江戸道場やめるでないぞ、
お山へ移して良いぞ、
役員一度やめてよいぞ。
またつとめてよいぞ。
めぐりあるから心配あるのぞ。
めぐり無くなれば心配なくなるぞ。
心配ないのが富士は晴れたりぞ、
富士晴れ結構ぞ。
日津久の御民 いつも富士晴れ心でおって下されよ。
肉体ちっとの間であるが、魂は限りなく栄えるのだぞ。
金に難渋して負けぬようにして下されよ。
金 馬鹿にしてはならんぞ。
あせるでないぞ。
あせると心配ごとできるぞ。
神が仕組みてあること、臣民がしようとてできはせんぞ。
細工はりゅうりゅう滅多に間違いないのだぞ。
見物してござれ、見事して見せるぞ。
不和の家、不調和(ふわ)の国の捧げもの神は要らんぞ。
喜びの捧げもの米一粒でもよいぞ。
神はうれしいぞ。
旧九月八日とどめぞ。
記:1945年6月2日
1945年10月13日(旧9月8日)=この前後はGHQの民主化指示で、日本の戦後の枠組みが決まった頃。
「九月八日の仕組み」
五大洲 引っ繰り返っておること まだわからぬか。
肝心要のことだぞ。
七大洲となるぞ。
八大洲となるぞ。
今の臣民にわかるように申すならば御三体の大神様とは、
天之御中主神様、高皇産霊神様、神皇産霊神様、
伊邪那岐神様、伊邪那美神様、撞賢木向津媛の神様でござるぞ。
雨の神とは あめのみくまりの神、くにのみくまりの神、
風の神とは しなどひこの神、しなどひめの神、
岩の神とは いわなかひめの神、いわとわけの神、
荒れの神とは 大雷のをの神、わきいかづちおの神、
地震の神とは 武甕槌の神、経津主の神、
神様の御事でござるぞ。
木の神とは 木花開耶姫の神、
金の神とは 金かつかねの神、火の神とはわかひめきみの神、
ひのでの神とは 彦火々出見の神、
竜宮の乙姫殿とは 玉依姫の神様の御事でござるぞ。
この方のこと、いずれわかって来るぞ。
今はまだ知らせてならんことぞ。
知らせる時節近づいたぞ。
記:1945年6月11日
神第一とすれば神となり、悪魔第一とすれば悪魔となるぞ。
何事も神第一結構。
カイの言霊(かへし) キだぞ。
キが元ぞと知らせてあろうが、
カイの御用にかかってくれよ。
何という結構なことであったかと、
始めは苦しいなれど、
皆が喜ぶようになって来るのだぞ。
先楽しみに苦しめよ。
ぎゅうぎゅうと、しめつけて目の玉が飛び出ることあるのだぞ、
そこまでに曇っておるのだぞ、
激しく洗濯するぞ。
可愛い子、谷底に突き落とさねばならんかも知れんぞ、
いよいよ神が表に現れて神の国に手柄立てさすぞ、
神国光り輝くぞ。
日本にはまだまだ何事あるかわからんぞ。
早く一人でも多く知らしてやれよ。
タマ磨けば磨いただけ先が見え透くぞ。
先見える神徳与えるぞ。
いくら偉い役人頑張っても今までのことは何も役に立たんぞ。
新しき光の世となるのぞ。
古きもの脱ぎ捨てよ、と申してあろうがな。
まこと心になったならば自分でもわからんほどの結構出て来るぞ。
手柄立てさすぞ。
いくら我張っても我では通らんぞ。
我折って素直になって下されよ、
これでよいということないぞ。
いくらつとめても、
これでよいということはないのだぞ。
神の一厘の仕組みわかったら世界一列一平になるぞ。
ますかけひいて、世界の臣民、人民 勇みに勇むぞ。
勇むこと この方 嬉しきぞ。
富士はいつ爆発するのだ、どこへ逃げたら助かるのだと言う心我よしぞ。
どこにいても救う者は救うと申してあろうが。
悪き待つキは悪魔のキだぞ。
結構が結構生むのだぞ。
記:1945年6月11日
人間心には我があるぞ。
神心には我がないぞ。
我がなくてもならんぞ、我があってはならんぞ。
我がなくてならず、あってならん道理わかったか。
神にとけ入れよ。
てんし様にとけ入れよ。
我なくせ、我出せよ。
建て替えと申すのは、
神界、幽界、顕界にある今までのことを きれいに塵一つ残さぬように洗濯することだぞ。
今度という今度は どこまでもきれいさっぱりと建て替えするのだぞ。
建て直しと申すのは、世の元の大神様の御心のままにすることぞ。
御光の世にすることぞ。
てんし様の御稜威輝く御代とすることぞ。
政治も経済も何もかもなくなるぞ。
食べるものも一時は無くなってしまうぞ。
覚悟なされよ。
正しくひらく道 道鳴り出づ、はじめ苦し、
展きいて、月鳴る道は弥栄え、
地ひらき、世ひらき、世むずび、天地栄ゆ、
はじめ和の道、世界の臣民、
てん詞様拝む時来るのだぞ。
邪魔せずに見物いたされよ、
御用はせねばならんぞ。
この神示読めよ、声高く。
この神示血とせよ、益人となるぞ。
天地まぜこぜとなるぞ。
記:1945年6月12日
火と水と申してあろうがな。
火続くぞ、雨続くぞ。
火の災いあるぞ。
火のおかげあるぞ、水の災い 気つけよ。
火と水 入り乱れての災いあるぞ、近くなったぞ。
火と水の御恵みあるぞ。
一度は神のことも大き声して言えんことあるぞ、
それでも心配するでないぞ。
富士晴れるぞ。
家族幾人いても金要らぬであろうが。
主人どっしりと座っておれば治まっておろうが。
神国の型 残してあるのだぞ。
国治めるには政治はいらぬぞ。
経済いらぬぞ。
神拝めよ、神祀れよ、てんし様拝めよ、
何もかも皆神に捧げよ、
神からいただけよ。
神国治まるぞ。
戦も収まるぞ。
今の臣民 口先ばかりでまこと申しているが、
口先ばかりでは、なお悪いぞ。
言止めて仕えまつれ。
でんぐり返るぞ。
記:1945年6月13日
今までは闇の世であったから、
どんな悪いことしても闇に逃れることできたが闇の世はもう済みたぞ。
思い違う臣民 たくさんあるぞ。
どんな集いでも大将は皆思い違うぞ。
早うさっぱり心入れ換えて下されよ。
神の子でないと神の国には住めんことになるぞ。
幽国(外国)へ逃げて行かねばならんぞ。
二度と帰れんぞ。
幽界(外国)行きとならぬよう、根本から心入れ換えてくれよ。
日本の国の臣民 皆兵隊さんになった時、
一度にどっと大変が起こるぞ。
皆思い違うぞ。
カイの御用はキの御用ぞ。
それが済みたら、まだまだ御用あるぞ。
行けども行けども、草ぼうぼう、
どこから何が飛び出すか、秋の空グレンと変わるぞ。
この方 化けに化けて残らずの身魂調べてあるから、
身魂の改心なかなかに難しいから、
今度という今度は、天の規則通り、びしびしと埒つけるぞ。
御三体の大神様 三日この世をかまいなさらぬと この世はグニャグニャとなるのだぞ。
結構近づいておるのだぞ。
大層が近づいておるのだぞ。
この神示読みて神々様にも守護神殿にも聞かせてくれよ。
いよいよあめの日津久の神様御かかりなされるぞ。
記:1945年6月14日
富士、火吐かぬよう拝みてくれよ、
大難小難にまつりかえるよう拝みてくれよ。
食べもの頂く時はよくよく噛めと申してあろうが、
上の歯は火だぞ、下の歯は水だぞ。
火と水と合わせるのだぞ。
神漏岐、神漏美ぞ。
噛むと力生まれるぞ。
血となるぞ、肉となるぞ。
記:1945年6月17日
神漏岐は男神、神漏美は女神の尊称。神の固有名詞ではない。
だが、ここではただのダジャレか?
まだまだ御苦労あるぞ。
たまの宮作ってよいぞ。
我のこと言われて腹の立つような小さい心では、
今度の御用できはせんのだぞ。
心大きく持てと申してあろうがな。
記:1945年6月20日
カイの御用はキの御用であるぞ。
臣民はミの御用つとめてくれよ。
キとミの御用であるぞ。
ミの御用とは体の御用であるぞ。
身 養う正しき道開いて伝えてくれよ。
今までの神示読めばわかるようにしてあるぞ。
キの御用に使うものもあるぞ。
キミの御用さす者もあるぞ。
お守りの石どしどし下げてよいぞ。
水の巻これで終わりぞ。
記:1945年6月23日