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    松の巻(全文)

 

松の巻〜第1帖 →超訳

富士は晴れたり世界晴れ。
三千世界一度に晴れるのだぞ。
世の元の一粒種の世となったぞ。
松の御代*1となったぞ。
世界中に揺すって眼覚まさすぞ。
三千年の昔に返すぞ。
()り豆 花咲くぞ。
上下ひっくり返るぞ。
水も()らさん仕組みぞ。

記:1945年6月17日

*1 松の御代 = 青々としたまま変わらない時代

 

松の巻〜第2帖 →超訳

神の国を足の踏むところないまでに けがして仕舞っているが、
それで神力は出ぬぞ。
臣民(しんみん)無くなるぞ。
残る臣民(しんみん) 三分難しいぞ。
三分と思えども、二分であるぞ。
邪魔せんように、わからん臣民(しんみん) 見物してござれ。
ここまで知らしても眼覚めん臣民(しんみん)なら手を引いて見ていてござれ。
見事仕上げて見せるぞ。
(すずめ)ちうちう(からす)かうかう*1

記:1945年6月18日

*1 進め血雨血雨、唐子火雨火雨 という文字当てもあり
ただし古代語で読み解けば、「ちう=力が生まれる」「かう=大いなる始まり」

 

松の巻〜第3帖 →超訳

(はげ)しく、人民静かにせよ。
言うたこと 必ず行わねばならんぞ。
天から声あるぞ、地から声あるぞ。
()(たま)磨けばよくわかるのだぞ。
旧九月八日までにきれいに掃除しておけよ。
残る心、(けだもの)ぞ。
神とならば、食うことも着ることも住む家も心配なくなるぞ。
日本晴れとはそのことだぞ。

記:1945年6月19日

 

松の巻〜第4帖 →超訳

いくら(まこと)申しても まことは咽喉(のど)につかえて呑み込めぬから、
(まこと)のところへは人民なかなか集まらんなれど、
今度の御用は臣民(しんみん)たくさんは()らんぞ。
何もかも神が仕組みているのだから、
人民しようとて何もできはせんぞ、
神の()(がい)に叶わん人民は地の下になるのだぞ。
神示(ふで)わからねば一度捨てて見るとわかるのだぞ*1

記:1945年6月20日

*1 日月神示が理解できない時は、見ている教本(翻訳・漢字交じり文への変換)が間違っている。
その時は、その教本を捨てろということ。

 

松の巻〜第5帖 →超訳

この先どうしたらよいかということは、
世界中 (かね)草鞋(わらじ)で捜しても九九(ここ)より(ほか)わからんのだから、
改心して訪ねてござれ。
手取って良き方に廻してやるぞ。
神の国の政治は、もの()かす政治と申してあろうが、
もの活かせば、経済も政治も()らんぞ。
金もの言う時から、物もの言う時来るぞ。
(まこと)もの言う時来るぞ。
石もの言う時来るぞ。

記:1945年6月21日

金の草鞋=小判のたとえ?
物言う「石」は、意志?

 

松の巻〜第6帖 →超訳

今の世に出ている守護神、
悪神を天の神と思っているから なかなか改心難しいぞ。
今までの心すくりと捨てて生まれ赤子となって下されと申してあろうが。
早う改心せねば間に合わん、
残念ができるのぞ。
この神示(ふで)わからんうちから、わかっておらんと、
わかりてから、わかったのでは人並みだぞ。
地の規則 天の規則となることもあるのだぞよ。

記:1945年6月22日

 

松の巻〜第7帖 →超訳

偉い人 皆 俘虜(とりこ)となるぞ。
夜明け近くなったぞ。
夜明けたら何もかもはっきりするぞ。
夜明け前は闇より暗いぞ、
慌てるでないぞ。
神の国一度負けたようになって、
(しま)いには勝ち、
また負けた様になって勝つのだぞ。
腹の中のゴモク一度に引っ張り出してもならぬし、
出さねば間に合わんし、
いよいよ荒事(あらごと)にかかるから そのつもりで覚悟よいか。
わからん人民 退いて邪魔せずに見物してござれよ。

記:1945年6月23日

わからん人民=情報を捏造するマスゴミ、野党政治家、プロ市民

 

松の巻〜第8帖 →超訳

神の国には昔から神の民より住めんのであるぞ、
幽界(外国)()(たま)は幽界(外国)行き。
一寸の住むお土も神国にはないのだぞ。
渡れん者が渡って(けが)して仕舞うているぞ。
日本の人民、大和魂どこにあるのだ。
大和魂とは神と人と()け合った姿ぞ。
(いくさ)いよいよ(はげ)しくなると、
日本の兵隊さんも、これは(かな)わんということになり、
神はこの世にいませんということになって来るぞ。
それでどうにもこうにもならんことになるから、
早う神にすがれと申しているのぞ。
(まこと)ですがれば、その日から良くなるぞ、
神力(しんりき)現れるぞ。
今度の建て替えは、この世 初まってないことであるから、
(いくさ)ばかりで建て替えできんぞ。
世界隅々まで掃除するのであるから、
どの家もどの家も、
()(たま)()(たま)も隅々まで生き神が改めるのだから、
辛い人民たくさんできるぞ。
ミタマの神がいくら我張っても、人民に移っても、
今度は何もできはせんぞ。
世の元からの生き神でないことには できないのであるぞ。
それで素直に言うこと聞けと くどう申すのぞ。
今度は神の道もさっぱりと作り変えるのだぞ。
臣民(しんみん)の道は(もと)より、
(けもの)の道も作り変えぞ*1
(いくさ)の手伝いくらい誰でもできるが、
今度の御用はなかなかに難しいぞ。
赤いものが赤い中にいると色無いと思うのぞ、
気つけてくれよ。
悪神の守護となれば自分で正しいと思うこと、
悪となるのだぞ。
悪も改心すれば助けてやるぞ。
海の御守護は竜宮のおとひめ様ぞ。
海の兵隊さん竜宮のおとひめ殿(まつ)りくれよ。
まつわりくれよ。
竜宮のおとひめ殿の御守護ないと、
海の(いくさ)は、けりつかんぞ。
朝日照る夕日たださすところに宝いけて置いてあるぞ。
宝いよいよ世に出るぞ。
人民の改心第一ぞ。
顔は今日でも変わるぞ。
民の改心なかなかぞ。

記:1945年6月23日

*1 (けもの)の道も作り変えぞ = 輪廻転生で人と獣の魂は行き来するため

 

松の巻〜第9帖 →超訳

悪のやり方は始めはどんどん行くなれど、
九分九厘でグレンぞ、
善のやり方は始め辛いなれど先行くほど良くなるぞ。
この世に何一つできんということない この方のすることぞ。
言うこと聞かねば、聞くようにして聞かすぞ。
因縁(いんねん)だけのことはどうしてもせねば、
今度の峠は越せんのだぞ。
ここの役員は皆因縁(いんねん)ミタマばかり、
苦労しただけお蔭あるぞ。

記:1945年6月24日

 

松の巻〜第10帖 →超訳

今度 役目決まったら、末代続くのだぞ、
神示(ふで)に出た通りの規則となるぞ。
善も末代ぞ、悪も末代ぞ。
この世は一つであるぞ。
(われ)身体(からだ)我の自由にならぬ時来たぞ。
神にすがるより仕方なくなって、
すがったのでは、間に合わんぞ。
今度はいろはの世に戻すぞ。
ひふみの世に戻すぞ。
素直にすればタマ入れ替えて、
良い方に廻してやるぞ。
よろこびの身と致してやるぞ。

記:1945年6月24日

 

松の巻〜第11帖 →超訳

今の法律、この方嫌いじゃ、
嫌いのもの無くするぞ。
()り固まると(そこな)うぞ。
この道 中行く道と申してあるが、
あれなら日津久(ひつく)の民ぞと世間でいうような行いせねばならんぞ。
神の国と申すものは光の世、よろこびの世であるぞ。
虫けらまで、てんし様の御光に集まる よろこびの世であるぞ。
見事この方についてござれ。
手引っ張って(とうげ)越さしてやるぞ。

記:1945年6月25日

 

松の巻〜第12帖 →超訳

前にも建て替えはあったのだが、
三千世界の建て替えではなかったから、
どの世界にでも少しでも曇りあったら、
それが大きくなって、悪は走れば苦労に甘いから、
神々様でも、悪に知らず知らずになって来るのだぞ。
それで今度は元の生き神が天晴れ現れて、
悪は影さえ残らぬよう、根本からの大洗濯するのぞ、
神々様、守護神様、今度は悪は影も残さんぞ。
早う改心なされよ。
建て替えのこと 学や智ではわからんぞ。

記:1945年6月28日

 

松の巻〜第13帖 →超訳

この世界は浮島であるから、
人民の心通り、悪くも良くもなるのだぞ。

食う物ないと申して歩き廻っているが、
餓鬼に喰わす物は、もういくら捜してもないのぞ。
人は神の子だから食うだけの物は与えてあるぞ。
神の子に飢え死にはないぞ。
いやさかのみぞ。

ここは先ず世界の人民の精神よくするところであるから、
改心せねばするよういたすぞ、
わからんのは(われ)かまう人 慢心しているからぞ。

記:1945年6月25日

 

松の巻〜第14帖 →超訳

裏切る者たくさん出て来るぞ、
富士と鳴門の仕組み、諏訪(すわ)、マアカタの仕組み。
ハルナ、カイの御用なされよ。
悪の総大将よ、早う改心なされよ。
悪の神々よ、早く改心結構であるぞ。
いくら焦ってあがいても神国の仕組みはわかりはせんぞ。
悪とは申せ大将になる()(たま)
改心すれば、今度はいつまでも結構になるのぞ。
日本の臣民(しんみん)人民皆思いが違うと、
くどう知らせてあろうが。
まだ()捨てぬが、水でも掃除するぞ。

記:1945年6月29日

マアカタ=印旛沼、ハルナ=榛名
悪の総大将=マッカーサー? プライドと思い込みで突っ走り、その後、朝鮮戦争でやっと自分の間違いに気づいている。

 

松の巻〜第15帖 →超訳

この神示(ふで)(うぶ)のままであるから、
そのつもりで、取ってくれよ。
(うそ)は書けん根本だから この神示(ふで)通り天地の規則決まるのだぞ、
心得て次の世の御用にかかってくれよ。
世界のことだから、少し位の遅し早しはあるぞ。
間違いないことだぞ。
大将が動くようでは、治まらんぞ。
真ん中動くでないと申してあろうが、
この世の頭から改心せねば、この世 治まらんぞ。
この方頼めばミコトでおかげやるぞ。
竜宮の乙姫殿、御活動ぞ。

記:1945年6月30日

 

松の巻〜第16帖 →超訳

火と水と組み組みて(くに)ができたのであるぞ、
(つち)(まん)(じゅう)の上に初めに()えたのがマツであったぞ。
マツもとのキだぞ、
松植えよ、松(そな)えよ、松ひもろぎ(*)とせよ、
玉串(たまぐし)とせよ、松()せよ、
いつも変わらぬ松心となって下されよ。
松から色々な物生み出されたのぞ、
松の国と申してあろうが。

記:1945年7月1日

ひもろぎ=神籬、神を下ろすためのお供え。
近年の神道では松よりも(さかき)などが好んで使われる。

 

松の巻〜第17帖 →超訳

(しゃ)()(まつ)れ、キリスト(まつ)れ、マホメット(まつ)れ。
カイの奥山は五千の山に(まつ)りくれよ。
七月の十と二日に天晴れ(まつ)りくれよ。
いよいよ富士晴れるぞ。
今の人民よいと思っていること、間違いだらけぞ。
ここまでよくも曇りなされたな。
二の山、三の山、四の山に(まつ)りくれよ。
まだまだ(まつ)る神様あるぞ。

記:1945年7月2日

 

松の巻〜第18帖 →超訳

人民同士の(いくさ)ではかなわんということ よくわかったであろうがな。
神と臣民(しんみん)()け合った大和魂でないと勝てんことぞ。
悪神よ。
日本の国をここまでよくも(けが)したな、
これで不足はあるまいから、
いよいよこの方の仕組み通りの、とどめにかかるから、
精一杯の御力でかかってござれ。
学問と神力の、トドメの(いくさ)だぞ。

記:1945年7月3日

 

松の巻〜第19帖 →超訳

改心次第で善の(れい)と入れ換えて、
その日から善き方に廻してやるぞ。
(よい)の明星が東へ廻っていたら、いよいよだぞ。
天の異変 気づけと、くどう申してあろうがな。
道はまっすぐに行けよ。
寄り道するではないぞ。
わき目ふると悪魔魅入(みい)るぞ。
それも(われ)の心からだぞ。

記:1945年7月4日

宵の明星が夜のうちに東へまわる現象は1年7か月ごとに起こる自然現象。
今後の発生予定はこちらを参照。
ただし日没時に東の空に超新星が見えていたら合図とする見方もある。

 

松の巻〜第20帖 →超訳

ここまで来れば大丈夫だぞ。
心大きく持って焦らずに御用せよ、
()にひもじくないよう、身も魂も磨いておけよ。
もう何事も申さんでも、天と地にして見せてあるから、
それよく見て、改心第一ぞ。
悪は霊力が()かんようになったから最後のあがきしているのだぞ。
人助けておけば、その人は神助けるぞ。
神界と現界のこと この神示(ふで)よく分けて読みて下されよ。
これからいよいよの御用あるぞ。
皆の者も同様ぞ。

記:1945年7月5日

 

松の巻〜第21帖 →超訳

旧九月八日からの祝詞(のりと)は初めに、ひとふたみ唱え、
終わりに(もも)()(よろず)()れよ。
神山(やま)作る時は、
どちらからでも拝めるようにしておけよ。
一方から拝むだけの宮は我よしの宮ぞ。
何もかも変えて仕舞うと申してあろうが。
神徳もらえば何事もわかって来るのだぞ。
要らんもの灰にするのだぞ。
息乱れんようにせよ。

記:1945年7月7日

 

松の巻〜第22帖 →超訳

世変わったら生命(いのち)長くなるぞ。
今まで上にあがって楽していた守護神は大峠越せんことになるぞ。
肉体あるうちに改心しておかんと、
霊になっての改心なかなかぞ。
悪も御苦労の御役。
この方についてござれ。
手引いて助けてやると申してあろうが。
悪の改心、善の改心、善悪ない世を光の世と申すぞ。

記:1945年7月8日

 

松の巻〜第23帖 →超訳

国々所々に、神人鳴り動く、道は世にひらき(きわ)む、
()月地(つきくに) 更に交わり結び、
その神々ひらき弥栄(いやさか)え、大地固め成り、
まことの神と現れ、正し、三神は世に出づ、
ひふみと鳴り成るぞ。
正しくひらき弥栄(いやさか)えて更に尽きず、
鳴る道に成り、交わる。
永遠(とわ)の世 光ることは永遠の大道、
息吹(いぶ)き大地に充ち満つ道。
(ひら)きて尽きず、(きわ)まり成る神の道。
苦しむ道をひらき、()月地(つきくに)に苦しむ喜び出で、
神の国むすび、ことごとく歓喜弥栄(いやさか)ゆ。

記:1945年7月10日

 

松の巻〜第24帖 →超訳

早く早くと申せども、
立体の()(みち)に入るは、
(われ)死なねば、大(われ)もなき道ぞ、
元栄えひらき鳴る神、元にひらき成る神、元津神日の神、
(きわ)(きわ)まりて足り いよいよ月の神はらみ交わり栄ゆ、
成りむすび、神々(きわ)まるところ、
ひふみ、よろず、ち、ももと、ひらく、
歓喜の大道、神々更に動きひらき栄ゆ。
元津神のナルトの秘密、永遠(とわ)に進み、
いき、ひらき(きわ)む。
元津大神かくりみ、
次になる神、かくりみのナルトぞ、
富士栄え、火の運動(うご)き、うずまき鳴り、
(きわ)みに(きわ)みて、地また大地動き、うずまくぞ、
真理なりて(きわ)まり、鏡のごとくなり、
(きわ)まりて、動きひらき、(きわ)まりて大道、ついに成るぞ。

記:1945年7月10日

 

松の巻〜第25帖 →超訳

ムからウ生まれ、ウからム生まれると申してあるが、
ウム組み組みて、ちから生まれるのだぞ。
今度の大峠はムにならねば越せんのだぞ。
ムがウだぞ。
世の元に返すのだと申してあろうが。
ムに返れば見え()くのだぞ。
風の日もあるぞ。

記:1945年7月11日

ウムは古代語で「ウ=生まれる/再生」「ム=命の始まり/創造」
有無と取り違えると変な哲学っぽくなるので要注意

 

松の巻〜第26帖 →超訳

カイ奥山開き結構結構。
奥山 元ぞ、中山は(かい)()えぞ。
国々おつる(*)(くま)なく作りくれよ。
一の宮ばかりでないぞ。
二の宮、三の宮、四の宮、五の宮、六の宮、七の宮まで作ってよいぞ。
いずこにも神まつれと申してあろうが。
てんし様まつれと申してあろうが。
まつり結構。
まつれば喜ぶことできるぞ。

記:1945年7月13日

おつる=陽が射す、威光が届く

 

松の巻〜第27帖 →超訳

天も地も一つに混ぜし大嵐、
攻め来る敵は駿(する)()(なだ)、富士を境に真っ二つ。
まず切り取って残るもの、七つに切り裂かん仕組みなり。
されど日本は神の国。
最後の仕組み神力に、
寄せ来る敵は魂まで、一人残らず(のう)にする。
夜明けの御用つとめかし。
晴れたる富士のすがすがし。

記:1945年7月14日

七つに切り裂く仕組み=連合国による日本分割統治案

 

松の巻〜第28帖 →超訳

保食(うけもち)の神(まつ)らずに、
いくら野山(ひら)いたとて、
物作ることはできないぞ。
()り豆 花咲くめでたい時となっているのに何してござるのぞ。
いくら人民の尻叩いて野山切り(ひら)いても食物三分難しいぞ。
神々まつれと申してあろうが、
(ひら)く時は野の神まつれ。
物作る時は保食(うけもち)の神まつれ。
産土(うぶすな)の神様にもお願いして お取次ぎ願わねば何事も成就せんぞ。
人民の学や智ばかりで何ができたか。
早う改心第一ぞ。
山も川も野も人民も草も木も動物虫けらも何もかもこの方の徳であるぞ。
それぞれの御役あるのだぞ。
学や智捨てて天にむかえ。
地にむかえ、草にむかえ、生物にむかえ、木にむかえ、
石もの言うぞ、草もの言うぞ。

記:1945年7月18日

 

松の巻〜第29帖 →超訳

豊受(とようけ)の大神様 お山の富士に(まつ)り、
箸供えて、お下げした箸、皆に分けてやれよ。
()に難儀せんよう守り下さるぞ。
仕組み少し早うなったから、
かねて見せてあったこと八月八日から始めてくれよ。
火(ひ)と水(み)に気つけよ。
(おろが)めよ。
キの御用大切ぞ。
ケの御用大切ぞ。
クの御用大切ぞ。
神は気引いた上にも気引くから、とことん試すから、
そのつもりでお蔭落とさんようにせよ。
二十五柱 役員ぞ。
慢心すれば替え()(たま)使うぞ。
この巻、松の巻。

記:1945年7月19日

火、八月八日=広島原爆の翌日にソ連の参戦日
水=台風で降伏調印の遅れ、その間に千島列島〜北方領土の侵略が進んだ
キ、ケ、ク=古代語で『小さな力』『世を作る』『複雑に組み合わせる』より、小さなことでも組み合わせれば大きなことができる。