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- 管理人の夢の例
- ここでは管理人が見た夢の一部を、解釈と共に例として紹介します。(2011年5月まで)
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- たぶん解釈はこんな感じ 〜夢の内容と実際に起きたことを比べてみる
- 予知夢1(身に迫った危機的状況を予知した夢)
- 予知夢2(お金をたかられる状況を予知した夢?)
- 戦争の夢(侵略戦争の夢を集中的に見ていた期間)
- 予知夢3(戦争の夢の後日談)
- 記憶夢 (最近あったできごとを形を変えて見た夢)
- 記憶夢2(直前にあった事件事故のニュースから?)
- 指導夢(あとでもう一度考えると)
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- よく見る夢の傾向 〜管理人の精神状態がわかる?
- 鉄道の夢(とにかく、よく見るんです)
- 鉄道の夢2(2010年になって見るようになった上とは違う夢)
- 異性になっている夢(原風景が出てくる夢の中では性別が変わってる?)
- 作家検定の夢(なぜか作家検定の夢が多くて……)
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- 解釈はできてないけど、興味深い夢
- 明晰夢(夢の中でこれは夢だと気づいた夢)
- 邯鄲一炊の夢(短い時間に一生分の夢を見た体験)
- 忘れられない夢(夢を見てから1週間以上詳細を忘れなかった夢)
- リメイクされた夢(一部は違っていてもほとんど同じ夢を見る)
- 知らないはずの知識が出てくる夢(元号が変わる夢)
- ひょっとしたら東日本大震災の予知夢?(こんな夢を見ていました)
- 誰かの記憶や半生を見せられる夢?(自分じゃない誰かの記憶?)
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予知夢1
- これは管理人が1989年1月2日の初夢で見たものです。ついでに夢日記として書いた、もっとも古い夢の記録です。
- 大勢の人たちが広い場所を一方向へ歩いている。誰もがキリスト教の修道服のようなものを着ている。色は様々で、私の服はベージュっぽい白い服。他にも赤、黒、オレンジ、淡い青、薄紅、黄色などの色がある。
しばらくすると集団が色ごとに分かれていく。そしてその先にある階段を登っていく。
私も自分と同じ集団へ向かおうとするが、周りを黒い服の集団に囲まれて腕をつかまれてしまった。
その集団の人たちは口々に「他の道は地獄へ通じる」「幻想に惑わされるな」「聖なる世界はこっちだ」と言って、私を闇に向かう下り坂へ引きずり込もうとする。
そこで上を見た私は、上空に黄金に輝く台座があり、そこに座っている私と同じ色の服を着た白髪の老人を見た。
この前年、私は自己啓発セミナーに参加しました。この頃、私の周りで自己啓発が流行っていたこともあり、自分もという感じで顔を出したセミナーです。
そのセミナーはとある宗教団体が運営しているものでしたが、夢を見た頃はまだ宗教的な面を隠していました。それを知ったのは夢を見てから数か月あとの春の頃です。宗教団体が正体を隠して洗脳しようとしていたことを、深層意識が察知して夢で見たのでしょうか。あとから読み返すと、非常にわかりやすい予知夢です。(未来予知ではなく状況予知、一種の警告夢です)
余談ながら、この頃のセミナーでは話題としてキリスト教などの西洋の思想が使われ、そのついでに西洋の風習や妖精伝説についてもネタ振りとして使われていました。そのおかげでキリスト教や妖精伝説などに興味を持って、徹底的に調べていたのもこの頃です。それがその後小説家となる私の基礎を築いたことは否定できません。また啓発のために夢見について語られ、そこから夢の記録を残そうと考えた頃でもあります。
まあ、キリスト教の教義を調べてみたから言ってることがおかしいと気づいて離れることになったのですが、この時の経験がその後の人生のきっかけになったのは悩ましいというか……。
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予知夢2
- 次の夢は1994年3月14日に見たものです。
- 部屋に帰ったら、顔が泥だらけだった。そこで顔を洗うが、その泥はまったく落ちない。
そこで鏡をよくのぞき込むと、泥に見えたものは蛭だった。この時の蛭はまだ黒く細いため、顔中に髭が生えたように見える。
その蛭がやがて血を吸って満足すると、顔からポロポロと落ちていった。
そして最後まで残った蛭が、鏡に映った顔に「You love I.」という文字を書いていた。
正直、16年以上経ってから読み返しても、この夢だけでは何を意味しているのかわかりません。
ただし当時の日記を読み返すと、この夢の前年にMacintosh Classic IIを譲り受けたことがわかりました。そして夢に見た頃に出た新製品(Power Macintosh 6100/60)を買って以来、私は本格的なAppleユーザー、Macユーザーとなって今に至っています。
蛭には金にたかる人、食い物にする人という意味があるので、Apple社にお布施しまくる未来を暗示した夢かもしれません。
蛭の書いた文字が英語であったのも、アメリカ企業を暗示していた可能性があります。
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戦争の夢
- 夢の記録を読み返すと、ほんの短い期間に戦争の夢を集中して見ていたことがわかります。
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(1)1993年7月20日の夢 〜宇宙人の侵略戦争(1)
- 宇宙船からキンメダイのような半魚人の宇宙人が降りてきた。その宇宙人はビーム兵器を撃ちながらで追いかけてくる。
入り組んだ街中を逃げるが、宇宙人は建物を壊しながら、まっすぐに追ってくる。逃げる道の先がバリケードでふさがれていた。
バリケードの中から武器が投げ込まれ、それで宇宙人と戦うハメになる。
- (2)1994年3月20日の夢 〜宇宙人の侵略戦争、米軍と共同作戦
- 赤い顔をした巨人の宇宙人が攻めてきた。空を飛ぶ装甲車に乗った米軍が先に突撃するが、巨人が吐いた光線に吹き飛ばされる。
次の光線は私の後方に落ちた。地面にクレーターができて何十人もの人たちが犠牲になる。
ランチャーで巨人を狙う。直撃するが巨人には効かない。ほおを大きく膨らませ、次に私を狙ってくる。
とっさに砂地へと逃げた。先ほどまでいた場所が熱で焼かれる。反撃までのタイムラグを狙って米軍が突撃する。
米軍と戦う間も、巨人は真っ赤にした顔で私を睨んでいた。
- (3)1994年5月19日の夢 〜侵略戦争に対する抗戦、オランダ軍と共同作戦
- 太平洋岸に侵略軍が上陸した。ただちに出撃した大きな飛行編隊が、街の上空を飛んでいく。
軍用機の両翼には日の丸が書かれ、その中にオランダ軍機も混じっている。
私はそれを見ながら喫茶店へ入る。そこで仲間たちと飛行編隊についての雑談を始める。
「あれだけの軍備が日本にあったか?」「秘密裏に用意してたんだとさ」「じゃあ、政府は初めから知ってたのか?」「それよりも予算はどこから出たんだ?」
と……。
非常事態のためか、この日の客は私たちだけだった。
- (4)1994年6月28日の夢 〜上陸戦を仕掛ける相手との戦争
- 長い砂浜のある海岸線。そこへ上陸部隊の船が迫っていた。守備範囲が広いため、守る側の数が足りない。
その海岸線の左に張り出した岬が見える。そこに白いホテル。司令官たちはそのホテルにいるが、指揮もせず宴会している。
急に夜になり、戦闘が始まる。巨大な火の輪が海から迫ってくる。それが海岸線を守る兵士たちを蹴散らす。
そして上陸軍が乗り込んでくる。その様子を、私はいつの間にか砂浜の背後にある高台から見ていた。
- (5)1994年11月7日の夢 〜雪の中の戦争
- 森に雪が降り、暖房のない丸太小屋で武器を手入れしている。手袋ではうまく整備できないので、寒いが素手で武器を扱う。
そこへ敵が来たと報告があり、すぐに武器を取って丸太小屋から飛び出す。
至近距離だが敵はこちらに気づいてない。襲撃は楽勝だと思う。だが手が冷たくて思うように動かず、弾はまったく当たらなかった。
- (6)1995年2月28日の夢 〜山に入ってのゲリラ戦
- 森の中、敵の補給路をたたくゲリラ戦を仕掛けている。が、この日は戦闘がなかった。
枯れ葉に隠された高さ80cmほどの寝ぐらに入って、体を休める。その日は満天の星空で冷え込みがきつかった。
敵の前線基地は私たちを舐めているのか、煌々と光をつけ、森の暗闇の中で見張り台をくっきりと見せつけている。
朝、車の音で目覚める。すぐに武器を持って補給路へ行くと、何台もの装甲車に守られた補給部隊だった。
そのため仕掛けることもできず、強引に通過されてしまう。
- (7)1995年3月17日の夢 〜敵の原子炉破壊工作を阻止できず爆発
- 原子力発電所に爆弾が仕掛けられた。原子炉には5つの安全装置がある。それを解除して中に入って爆弾を探すか口論が始まる。
その私たちに見せびらかすように、爆弾を仕掛けた工作員が起爆スイッチを押した。
原子炉の内側から爆発が始まり、それが圧力隔壁などを壊しながら広がっている。その光景をなぜかスローモーションで見ている。
やがて轟音とともに原子力発電所が爆発し、閃光のあとに空へ昇っていく黒いキノコ雲を見る。
だが、その光景を最後まで見ることなく、視界がフェードアウトしていく。
記録では、あとにも先にも上記の1年8か月の間に見た7回以外では戦争の夢を見ていません。
この期間に何があったのか当時の日記を読み返してみました。
この頃はバブル景気が崩壊した少しあとです。私が就職した会社では設備機器を作っていた関係で、景気の冷え込みで設備投資が抑えられた影響をもろに受けていました。しかも業績の悪化した銀行や証券会社から大量の出向社員を受け入れるハメになり、社内は大変に混乱していました。戦争の夢がどれも侵略戦争なのは、銀行や証券会社から出向社員を押しつけられる状況が、侵略や乗っ取りに思えたからでしょう。
そこで個々の夢の解釈です。
まず初めの2回の夢で敵が宇宙人になっているのは、出向してきた社員とのコミュニケーションがまったく取れないことへのイラ立ちだろうと思います。
3番目の夢に出てきた政府は、明らかに出向受け入れの件を社員に何も説明しない経営陣です。
4番目の夢で司令官が宴会をしているのは、最後まで説明しないまま辞めてしまい、その際に2億円近い退職金を持ち逃げした当時の社長を暗示してると思います。しかも会社を赤字に転落させておきながら、2億円もの退職金を手にするのは、まさに身勝手な宴会です。
6番目の夢を見たのは、新製品が出荷される直前でした。その製品は実は製品テストが終わっていないのですが、証券会社から出向してきた部長の「テストが必要なものを作るんじゃねえ」の一言で、強引に出荷される事態となりました。技術者側は猛反対したのに、出荷にGOサインを出したのは銀行から出向してきた工場長です。この時の猛反対が夢に描かれたゲリラ戦となったのでしょう。また「人がやることなので間違いはある」と考えてテストを行う技術者たちの視点からは、テストの必要性をまったく理解せず「自分たちに間違いはない」「間違いを認めたら負け」的な発想でいる銀行や証券会社からの出向者たちは、まさに宇宙人です。トラックは出荷しようとする品物でしょうか。それを止めようとしてるのに装甲車に護衛させて強引に通ったのは、まさに力任せで出荷した工場長の暴走です。
で、その結果が最後の夢です。3月上旬に出荷したものの、ろくにテストを行っていないために1週間もしないうちに不具合発生で大混乱します。最終的には事業部が一つ消滅するほどの大損害が出ました。それが最後の夢の原子炉の破壊工作による爆発に象徴されていると思います。
その事件から10年以上。規模が最大だった時には正社員だけで3800人、全国にいくつもの工場を持っていた会社でしたが、2010年時点では従業員700人未満、工場は関東に1つだけとなっています。私が勤めていた工場や事業所も今では消え、社員をふるい落とすためか、開発部は全国各地に小規模な事務所として分散し、私のいた部署は滋賀県の山の中へ行ったとか……。
とんでもない話です。
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予知夢3
- 次の夢は1998年9月7日に見たものです。
その前に、戦争の夢の後日談を書いておきます。
4番目の戦争の夢に関係する無責任な社長が辞めたあと、次に社長になった人は技術職に能力主義を採用する方針を決めました。
それで開発部の技術部長の推薦で私は管理職への昇格試験を受けることになったのですが、それがまさに6番目と7番目の夢を見た頃です。
ちなみに私を推薦した技術部長は異動させられ、試験を受けている頃には証券会社から来た部長に変わっていました。
この時、試験と並行して応募用の小説(気象精霊記)を書いていたんですよねぇ。我ながら、よくそんな時間があったものだと……。
この昇格試験は半年以上におよび、最後まで残ることができました。この時、20代で残ったのは私を含め3人でした。
そこから課長代理主任として、管理職となるまでの約3年間の修業期間が始まったのですが……。
1998年の夏頃、能力主義を進めた社長が、いつの間にか辞めさせられていたという事件が起こりました。
この時、本社から離れた工場にいる社員には社長の交替について何も知らされませんでした。何かおかしいと気づいてからウワサで知ったという異常事態です。大量に社員を出向させてきた銀行か証券会社による乗っ取りというウワサです。まあ、乗っ取ってどうすると考えると、無意味だと気づきそうな陰謀論でしたけど。
とはいえ、その年の8月15日付で急な人事異動が言い渡され、9月1日にまったく違う事業部へ異動することとなりました。
異動してすぐ知ったのは、そこは上司である部長も次長も課長も証券会社から出向してきた、何も技術を知らない人たちでした。私はその人たちの補佐という名目での異動です。となると事実上の技術職のリーダーですね。ただ4人が年上なので、やりづらい環境でした。
で、その職場の発足会で、部長が若い頃は小説家を目指していたことと、誰かから私が新人賞に受賞して出版していたことを聞いたと明かして険悪な雰囲気に……。あの時の「あれはおまえの自費出版だよな」を何度も言われたのは針の筵でした。
ここに書く予知夢は、その数日後に見た夢です。
理由が明かされないままアメリカの警官に逮捕され、問答無用で刑務所に入れられた。
監獄には先に10人の人たちがいたが、いずれも無実の罪だと言う。
やがて弁護士がきて取り調べが始まるが、すでに調書が作られていて言葉はわからないが手振りで署名だけしろと言ってるようだった。
その調書には「name : K.Shimazu/birth : Sep.1963」と書かれてあり、明らかに私とは別人。誤認逮捕なのか適当な人種差別のか疑問に思った。
あとから読み返すと、このあとに起こるリストラ騒動を予言した夢でした。
監獄に入れられた10人というのは、私を含め、このあとでリストラされる人たちだったと思います。
まっさきに狙われたうちの1人が私で、何も情報がないままいきなりリストラされました。
その口実として不完全な開発プランのまま開発を命じられ、仕様を詰める会議に参加させてくれと何度も頼んだのに、技術者が来ると話が進まないと適当なことを言われて一度も顧客と会えませんでした。
で、1か月ちょっと後にようやく最終仕様が決まったと渡されたのが、最初の開発プランとはまったくの別物。どのくらい違うのかというと具体例では伝わりにくいので別のものでたとえると、新型テレビの開発を命じられたはずが「テレビは今あるものを使うから流す番組の方をすべて作ってくれ」と言われたぐらいムチャクチャなもの。それを出してきたのが10月8日木曜で、翌週の月曜から開発試験に入ると言われました。当然、できるはずがありません。
結果、翌週の月曜に顧客立ち会いでテストができないことを謝罪させられ、水曜には能力不足の責任を取らされる理不尽な形でリストラされることになりました。その日は課長に昇格する予定日11月15日の、わずか1か月前、そして会社を去るハメになったのは半月前でした。
この件を労働組合に相談しても、「今は組合員だが、その訴えを受け入れたら(管理職になるので)組合員じゃなくなるでしょ」という奥歯に物の挟まった対応の門前払いでした。
この時は、部長が執拗に「自費出版だろ」と言い続けていたため、醜い男の嫉妬で辞めさせられたと思っていたのですが……。
そのあと20代で昇格事件に合格した同い年の1人が事故死する事件が起きました。警察の扱いは事故死ですが、どうやら自殺だと見ている人がいて、その人から聞いた話が、あまりにも常軌を逸してます。
まず能力主義を始めたものの、会社の給与体系は年功序列時代に作られたままでした。そこで新しい給与体系を労働組合と話し合っていたのですが、それが難航してるために若く昇格試験に受かった人たちがリストラの対象にされていると……。
ちなみに年功序列での出世では、課長になるのは42歳頃でした。私と自殺した彼の場合、その時の給与体系のまま課長になられると月給が一気に16万円、年収ベースでは300万円近く上がってしまうとか。大量の出向受け入れで人件費が膨らんでる中、これ以上の出費を抑えたいというムチャクチャな理由でリストラが強行されたという話です。
これが事実なら労働組合の回答が要領を得なかったのも、自分たちにも責任があったからで筋が通りますね。
夢の中で問答無用で逮捕したアメリカの警官は出向してきた上司たち、言葉のわからない弁護士は労働組合を暗示していたようです。
そして調書にあったデタラメな生年月日。これはリストラしたあとに会社が送ってきた離職票の暗示だと思います。事務の人が別の人の生年月日を写し間違えたことそのものでした。裏を返せばこんなケアレスミスを起こすほど、一気に辞めさせた社員が多かったのでしょう。
余談ながら、私をリストラしてくれた部長殿、私が開発していた会社の制御用OSをお守りできる人がいなかったため、リストラ後半年にわたってOS開発者の責任として直しに来いと電話を掛けてきてくれました。当然、無視し続けました。
その結果、大きな製品トラブルを起こし、その責任を取らされる形で、会社創業80年で初めての降格人事の対象になったそうです。
初めての降格人事になったのは、過去に責任を取らされた人たちは辞表を出すか、自分から進退伺いで降格を進言したからだとか。
でも、その部長は最後まで責任を取る姿勢を見せず、直しに来なかった私が一番の悪者だと言い続けていたそうです。(トラブル以降の話は当時会社に残っていた学生時代の先輩から聞いた話です)
技術者は辞めさせても、出向してきた人たちは責任を取らせても会社に残すという腐った話でした。
とすると2010年時点の700人弱のうち、技術者は何人だったのでしょうね?
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記憶夢
- 身の回りであったできごとを、夢で形を変えて見ることがあります。
次の夢は2010年9月16日に見たものです。
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学生時代からの友人3人と、喫茶店で談笑している。ところが顔を合わせているのに、なぜか携帯電話で話していた。
しかも、そのうち1人とだけは常に通話中でつながらない状態だ。
やがて電話が、電波が不安定になって切れた。そこで「直接話さないか」と呼びかけた。
しかし、友人3人はこの機を使って携帯電話を充電!
しかも会話せず、黙々と食事している。
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夢の状況を見れば一目瞭然。互いに意志疎通できていないことを暗示してるとわかる夢です。
ちなみに通話中でつながらなかった友人は、仕事の都合でこの時には2年以上会えていない人です。ついでに何を話していたのかは、まったく記憶にありません。
ただし、この夢が示しているできごとには、学生時代の友人たちは関係ありません。夢による検閲で、登場人物が丸々入れ替えられています。
この夢の前日と前々日、ネット上である作家さんと険悪な状態になりました。些細な言葉の行き違いから始まったのですが、何を書いても悪意に取られてしまいます。そして、ついにはまったく関係のない相手へのメッセージを自分への遠回しの非難と受け取られ、一方的にネット上のつながりをすべて切られてしまいました。
伝え聞いた話によれば、前々から私に被害妄想と書くと語弊が出ますが、強い敵意を持っていたそうです。互いに会う機会も話す機会も少なく、ネット上のつながりはありましたが意見交換することもなかったため、イメージが独り歩きして膨らんでいたのでしょう。詳細には触れませんが、私からすればいわれのない風評被害のようなものです。たぶん、そもそもの原因を作ったのはあの編集部だろうと思いますが……。
その作家さんとはこの事件のわずか1か月前に会う機会があったのですが、その時にはそのように思われているとは露知らずに話をする機会を逸し、上に書いた感情爆発を招きました。というか、あとから思うと避けられていたのかもしれませんね。
そのできごとのあった翌朝に夢で見たので、たぶんこの解釈で間違いないと思います。
なお、この夢の前にも言葉の通じない3人が出てくる夢を見ています。同年9月8日に見た夢です。
家に帰ると見知らぬ男たちが3人いた。その男たちは仕掛けた覚えのないセキュリティの罠に掛かって、部屋の隅で身動きが取れなくなっている。
なぜそこにいるのかを聞こうとするが、男たちは興奮して話にならない。言葉から日本人ということだけはわかる。
そこで110番を掛けるが、この電話でも住所などを伝えてもまったく話が通じない。仕方なく住所は逆探知で調べて家に来てもらった。
こちらは事件の前なので、一種の予知夢ですね。とにかく話の通じない夢が連続しています。
3人が象徴のように出てきてますので、他にも似たような相手が2人いることを暗示してるのでしょうか。
いまだわかりませんが、原因があの編集部だと考えると……。
追記:夢とは違いますが……
- 上の夢の考察に書いた作家さん、実は問題が起きた頃、精神的にかなり攻撃的になっていたそうです。
で、あのあと精神的な病気で2年以上入院していたとご家族が話されてましたが……。
同じ頃、作家がストレスで精神科の病院へ行くと、医者が勝手に「妄想で作家になっているヤバイ状態」と判断して別の薬を処方され、最悪廃人にされるという情報が……。
もしかして彼の2年間の入院というのが、まさにソレだったりして……。
作家は編集トラブルから過剰なストレスを負っても、それで医者に行くのは危険という話です。
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記憶夢2
- 直前にあった事件や事故を、夢で形を変えて見ることがあります。
次の夢は2011年5月6日に見たものです。
ニューヨークで核兵器による自爆テロがあった。核兵器を載せた貨物船が、ブルックリン橋の近くで自爆するというものだ。
私はそのニュースを、発生当日、自宅のテレビで見ている。
ニュースでは早くも疑惑が流されている。
起きたばかりなのに、どうして貨物船の自爆テロだとわかったのか。どうして爆発する瞬間の映像があるのか。 米政府の自作自演ではないのか。
私はそのニュースを、ずっと見続けていた。
不思議な夢です。
どうして核兵器の自爆テロが夢になったのか。これに関しては、ある程度の予測は立ちます。
まず2011年3月11日に東日本大震災が起こり、その翌日から東電福島原発事故が連日のように報道される事態になりました。夢を見た5月6日の時点でも、まったく事故が終息する気配が見えません。
それに加えて直前の5月2日に、NY同時多発テロ(2001.9.11)を先導したビンラディンの殺害発表があったばかりです。
という状況なので、原子力と自爆テロのニュースが合成されて、核兵器による自爆テロの夢が生まれたのでしょう。
ただ、どうしてそのような夢を見たのかは不明です。
爆発の夢は何か不満が溜まっていることを意味するようですが、爆発するような怒りも不満も溜まってる自覚はないので、まったく心当たりが……。
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指導夢
- 2011年10月22日の昼食後、ちょっと横になった時に見た夢です。
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車を運転して山道を登っている。それなりに整備された道。見晴らしも良い。
とはいえ日本ではないのか、なぜか右側通行している。乗っている車は右ハンドルなのだけど。
そして左カーブに入る手前で、対向車の白っぽいライトバンの後輪ホイールがはずれて転がってきた。
それが車の下へ消えた直後、ハンドルが利かなくなる。そのまま左カーブを曲がれず、ガードレールが迫ってきた。
上り坂なので、それほどスピードは出ていない。なのでガードレールに当たって止まると思う。
ところが、車を止めるはずのガードレールが逃げた。次の瞬間には道からはずれ、深い谷の上に飛び出す。
眼下に広がるのは、絶景とも思える田園風景。谷底をきれいな川が流れ、周りには青々と繁った棚田が斜面を覆っている。
その光景を目がけて落ちるかと思ったら、車はそのまま空を飛び続けていた。ゆっくりと沢を飛び越えていく。
これは緊急事態で脳が活性化され、時間の流れが遅くなっているだけかと判断。
落下の衝撃に備えて、自分のシートベルトを確認する。
- この夢を見た直後、私は次のように解釈しました。
まず山道、見晴らしの良い景色、整備された道、坂を登る。これらはいずれも良い運気を暗示しています。
山道を登る、曲がった道、右側通行。ここは困難はあるが順調に努力が実っていることを示しています。問題は、このあと。
まず左カーブには過去という意味があるので、この部分からいきなり過去を示す夢に切り替わったと解釈しました。
そして対向車の白っぽいライトバンは、対人トラブルの暗示です。しかも車輪やホイールがはずれるのは、約束を守らない人の暗示。それも左の後輪は倫理観の欠けた無責任な人物を意味します。それも自分には落ち度のないもらい事故です。
ガードレールは常識や自分を守る何かを暗示しますが、それが逃げてしまうというのはセーフティが機能しなかったという意味でしょう。
深い谷に飛び出した時に見た光景は豊かな収入の暗示ですが、それを飛び越えるのですから、その収入をふいにされたと解釈しました。
とすると思い浮かぶのは2005年の年末に起こった拙著が編集トラブルで継続困難になり、その後も嫌がらせを受けるわ、脅迫状まで送り付けられるわの散々な事態になった一連の記憶ではないかと……。
そして別解釈として、左カーブを過去の意味ではなく考え方の意味ととらえて、想像力を誰かに邪魔されているとも解釈してみました。
この場合の白いライトバン以降は他人の無責任な意見に惑わされて、本来の自分の作品が書けていないと読み取ってみました。
この解釈でのガードレールは自分が勝手に心の中に設けた制限。ガードレールが逃げるのは、実は誰も制限しないから安心して書けという意味になるのかと……。
これを1年以上経って改めて解釈すると、後半の解釈が実態に近いように思います。
これは編集トラブルではなく、当時も今も進行形で起きている、ある事柄を意味していると気づきました。
対向車の白いライトバンは、実は無責任な発言をするある人物を暗示していました。しかも、その人物の発言権は日増しに強くなり、間に入ってやり取りをしている人が、ただのメッセンジャーになっていました。この人がはずれた後輪です。そして、その人を介して聞かされた否定的な意見、具体的には「あれもダメ」「これもダメ」「これはできない」という伝言が、ガードレールであらわされる考え方に制限をつけていたようです。
否定的な意見を聞かされ続けると何もできなくなる心理が働くそうですが、まさにその心理状態に陥っていたようです。逃げたガードレールはまさにそういう心理をあらわしていて、やぶろうと思えばいつでも突破できる見せかけの制限だと教えていたのでしょう。はずれた後輪に乗り上げてハンドルが利かなくなったのも、この心理を暗示していると解釈できそうです。
そして深い谷へ飛び出しても落ちずに飛び続けるのは、本当は飛躍の意味ではないかと思います。
ただ最後までシートベルトを気にしている私は、その飛躍に慎重になりすぎていることを暗示しているのかも……。
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鉄道の夢
- 昔から鉄道の夢をよく見ます。電車に乗っていたり、駅構内を歩いていたり、いろいろと……。
それらの夢を整理してみると、次のような共通点が見られます。
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・乗っている列車は常に席がガラ空き。通勤電車に多いロングシートのみで、ボックスシートはない。
・座る席は進行方向の右側。車輌の中央から後ろ寄りのことが多い。座るのはロングシートの中寄りの席である。
・列車が走る場所は山の見える場所か、木漏れ日がきれいな木立の中であることが多い。
・プラットホームから海が見える駅は、決まって進行方向右側のドアが開く。ホームは海側で、ホームの下に集落が見えている。
ただし島型ホームではないので、ここは単線区間? それとも右側通行区間?
・乗り換え駅が出てくる場合、エスカレーターで何層も上下したり、長い通路を歩くことが多い。この駅は決まって混雑している。
・この乗り換え駅までは、決まって1人である。
・目的地の駅は郊外の豊かな自然の中にある。駅の外は明るく、街は整備されている。(車内から見た光景)
・降りたホームの側に駅舎があることが多い。その駅舎は列車の進行方向とは反対側(要するにホームの後ろ寄り)にある。
・列車を降りてホームを歩いていると、満員電車が通りすぎていくことが多い。
・このホームを歩く頃までに、半分ほどの夢では仲間1〜2人と合流している。
・夢の終わりは、いつも改札を出る前。改札を目にすることは少なく、ほとんどホームから駅舎に入る前に目覚めている。
(夢の中で駅から街へ出たことはない)
夢の中の列車がすいているのは、世の中の大半を占めるサラリーマンとは違う、作家という職業柄が影響しているのでしょうか。目的地の駅で満員電車が通りすぎていくのも、他の人たちとは違う生き方をしている暗示と思われます。
また乗り換え駅が頻繁に出てくるので、私の夢の中では乗り換え駅に「人生の転機」のような意味はないと思われます。むしろ小説の企画変更のような小さい意味なのかも。その駅の移動が長くて混雑しているのは、小説の企画には時間がかかることをあらわしているのか、それとも他人の意見をよく聞かないという意味なのか。
途中駅で見える海はいつも晴れているので、そのままなら仕事が順調に進む意味になります。しかし、いつも座席からは海を背中にしているため、順調には進まないと解釈すればいいのでしょうか。
そして目的地の駅には着いても、いつも駅というか改札から出る前に目が覚めてしまうのが不思議です。
とにかく解釈が定まらない夢です。
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- 鉄道の夢2
- 上に書いた鉄道の夢とは、明らかに別パターンの鉄道の夢もあります。別の共通点を持つ夢です。
この夢は2010年の春ごろからあらわれました。頻度は上の夢よりも少なく、更にいくつかのパターンに分かれるため上の夢ほど共通するエピソードは少ないのですが、なぜか路線や駅周辺の光景だけは共通しているために同じことを描いているのかもしれないと感じています。
まずは共通している路線についてです。
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路線はヨコハマ(横浜?)〜オダナカ間の私鉄? 最寄り駅はタガチ。
- 大都市と小さな地方都市を結ぶ鉄道。特急でも片道2時間以上かかる長い路線。当然、実在しない。
ヨコハマ、オダナカ、タガチはそう聞こえるだけで、夢の中でどのような漢字が使われているのか記憶にない。
駅名にはゆらぎがある。たぶん過去にゆかりのある駅名が混ざったものと思われる。
- 大都市側はヨコハマ
- 夢の中では常にヨコハマ行きの列車に乗る。だがヨコハマ駅が夢に出てきたことは1度もなかったと思う。
この名前にはゆらぎがないので、横浜で間違いないと思う。
- 地方都市側はオダナカ
- かなり山の中にある駅。ここで新幹線や飛行機(アジア行きの便も出ている)に乗り換えられる。
ホームは1〜6番ホームまであるが、線路は3本。各ホームとも乗車専用と降車専用に別れている典型的な終着駅。1番は特急の降車専用。
ヨコハマに向かって駅の左側に新幹線が通っていて、その先に空港が作られている。滑走路はメインと横風用の2本。
空港とは反対側に小さな商店街がある。ほとんどが個人商店で、商用ビルは数えるほどしかない。街並みは昭和の雰囲気が強い。
駅名のゆらぎが大きい。オダナカ、オガワラ、オダワラ、ユダワラ等々。たぶん小田原、湯河原、湯田中などが混ざっている。
- 最寄り駅のタガチ
- 都市圏郊外の街で、この駅より先は急行がすべて各駅停車になる。
駅前には外装がレンガ模様の大きな商業ビルが建っている。これがかなり印象的。
ホームは島型が2本。1番ホーム〜4番ホームまである。1番2番がヨコハマ行きで、2番ホームを利用する夢が多い。
駅のオダナカ側に広い操車場がある。そのため駅からオダナカ側400mの間に踏切がない。
この駅名もタガチ、タマチとゆらぎがある。過去のゆかりから西武新宿線の田無駅の影響が強そうだが、そこに田立、田町あたりが混ざっているのか。
- タガチからオダナカの間に「桐島」という駅がある。
- 夢の中で唯一漢字で名前の出てくる駅。近くの集落からポツンと離れ、田んぼの真ん中にある。
鉄骨の上にコンクリートパネルを置いただけのホームが印象的。
過去に「キリシマ」ないし近い名前の駅や地名にはゆかりがないため、この駅名が何を暗示しているのかわからない。
エピソードの共通点は少ないのですが、その中から印象的なものを3つ。
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特急で寝てしまう夢
- 最寄りのタガチから特急でヨコハマへ向かう。タガチからは特急を使えば1時間ちょっとでヨコハマに到着する。
しかし特急が動き出すと寝てしまう。次に目覚めた時はヨコハマとは反対側のオダナカへ向かっている。
目覚めるのは「桐島」駅を通り過ぎる直前で、ホーム通過中に駅名を見る。
目覚めた時には毛布がかけられている。
- 鉄道事故の夢
- この夢は2回見た。いずれもホームに蒸気機関車が飛び込む事故で、引かれる客車には乗っていない。
1回目は日没後、駅前商店街へ買い物に行ったらホームで事故が起きていたという描かれ方だった。
この時の蒸気機関車は黄色に塗られていた。
2回目は用事で出かけ、帰りの電車に乗ろうと行った「桐島」駅で起きていた。
この時の蒸気機関車は青みの強い青緑色に塗られていた。
- 乗り換えに間に合わない夢
- オダナカ駅で新幹線や飛行機に乗り換えようとすると、窓口の人が機械音痴でなかなかチケットが発行されない。
当然、私の後ろには長い行列。そして待っているうちに乗る予定だった新幹線や飛行機が出てしまう。
夢の中なので、どうして駅の窓口で飛行機のチケットが買えるのかというツッコミは……。
寝てしまう夢は、何か大切なことに気づいていないため、目標とは反対方向へ向かっているという暗示でしょうか。
毛布は目標通りに動く安心感を求めている心のあらわれと思いますが、「桐島」はいったい何を象徴しているのかわかりません。
鉄道事故の夢で常に蒸気機関車が事故を起こしているのは、完璧主義で息苦しくなっている心を暗示してるのでしょうか。
乗り換えに間に合わない夢は、今の状況では下手に動かずに堪えろという暗示でしょう。
これらの夢が共通の舞台で描かれているのは、同じ閉塞感が見せていると解釈しています。
なお、このパターンの夢の最後の記録は2013年10月1日です。
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異性になっている夢
- 最初に断っておきます。管理人は男です。
夢の記録を見ていて気になっていたことですが、どういうわけか子供時代の頃の懐かしい原風景が出てくる夢の中では、私は女性になってることが多いようです。
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祖父母の家のある山で遊んでいる夢
- 年の頃は小学生から中学生。夏休みの夢が多く、大きめのワンピースを着て大人用の麦わら帽子をかぶった女の子になっている。
- 小学校6年生の時に過ごした山の中の家が出てくる夢
- 季節に関係なく、いつもショートパンツ姿の女の子になっている。
- 中学3年生の時に通った学校が出てくる夢
- セーラー服を着て、髪は肩までかかっている。(この中学の制服は男子は学生服で女子はブレザー)
- 高校が出てくる夢
- 青いチェック柄のスカートを穿いて、青いブレザーを羽織っている。ネクタイやリボンは学年の色の青。(この高校は私服通学で制服はない)
- 大学生の夢
- ミニスカート(当時のミニなので、ひざが見える程度だが)で講義を受けている。
中学以前の夢の中で、私が男として出てきたのは、記録されている中には1件もありません。
高校時代になると、夢の中での性別は男女半々になります。そして、大学では上に書いた1件のみです。
これが何を意味するのか、よくわかりません。
上記の他にも夢の中で自分が女になっている夢はあります。
その中には夢の中で自分ではなく、誰かの記憶や願望を見ていると感じた明晰夢(?)もあります。制服デートの夢とか……。
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作家検定の夢
- 試験の夢をよく見ます。高校時代や大学時代の試験が非常に多いように感じます。
それとは別に作家検定という、大変におかしな試験の夢があります。その中から、いくつかの夢を並べてみます。
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2007年10月9日の夢
- 出版不況にあえぐ出版界が編集者検定を行い、そこでダメ編集者を一気にお払い箱にしたおかげで、作家にとってはしばらく平穏な状況が訪れた。
しかし、それでも出版不況が終わらないので、今度は作家検定が行われ、それを受けることになった。
その試験中に問題の解けない作家たちが、道ずれとばかりに周りの作家の妨害を始めた。私を邪魔するのは女2人。とにかく無視を決め込んで試験を続ける。
そして試験時間が終わると、試験官が解答用紙を回収しに来る。その試験官は細○数子で、私の解答用紙を回収する際に「あんたも粘ったわねぇ」と言ってきた。
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2009年4月11日の夢
- ライトノベル作家の質が悪いということで、出版社数社が協力してレベルの底上げを狙った作家検定が行われた。
試験はお題が出され、そこに即興で短編を数本書くというもの。原稿は手書き。
書き上がった原稿は隣の試験会場で行われている編集者検定へまわされる。そこで赤入れされた原稿が戻ってくると、そこには原稿を読んだとは思えないデタラメな編集指示が。たちまち試験会場がわざつき、怒りの声が上がってくる。他の作家たちも同じらしい。
それでも書き直して短編を仕上げると、その短編よりも長い罵詈雑言が返ってきた。
2010年4月25日の夢
- 一部の出版社や新聞社が資格のない作家は採用しないと表明したため、プロ作家が大慌てで試験に殺到するハメになった。
試験は出版用語などの基礎科目と、各分野ごとの専門科目。分野は純文、大衆、ラノベ、児童、詩歌、ノンフィクション、放送演劇、ジャーナリズム、学術、等々があり、一度の試験で2分野まで受けられる。だが、この試験ではほとんどのプロ作家が不合格となった。
理由は解答の選択肢。編集者が望む答えが正解。ただし絶対に選んではいけない項目もあり、それを選ぶと一発で不合格。
ジャーナリズムで「真実を隠さずに書く」を選ぶと一発で不合格となり、ラノベでもそういう地雷がいくつも用意されていたらしい。
結果、人気作品が作者が無資格となった理由で次々と打ち切りになった。それで不合格になった作家は出版社を経由しない電子書籍へ流れていく。
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上に並べた3つ以外は、単純に「作家検定を受けました」というだけです。
試験の夢を頻繁に見ているのは、作家生活に不安や苦労を感じているせいでしょうか。
これまでに試験の夢で合格したとか、自信満々で受けるとか、結果が良かったという夢は、見た覚えがありません。この点は人として安心できそうです。
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- 明晰夢
- 夢の中で「これは夢だ」と気づくことがあります。私もそれほど多くはありませんが、夢の中で「夢だ」と気づいたことは何度かあります。
次の夢は2004年12月7日に見た夢です。
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何かの大きな賞を取ったということで、海外の大きな授賞式に呼ばれて出掛ける。その授賞式の前、正装した格好で待合室で緊張しているところから夢が始まる。
その私に落ち着くからと、主催者が箱を持ってきた。箱を開けると3回分の注射器とアンプル(薬の入ったガラス容器)が入っている。
主催者は本番中に強い緊張から倒れる人がいるので、予防のために薬を打つように勧めてくるが、私は使用をためらった。
薬を使わなかったからか、式典では緊張のために頭が真っ白になった。次に意識が戻ったのは帰国して行われた記者会見だ。
記者たちから質問を浴びるところで、これは夢だと気づいた。その途端、急に緊張が解けて気持ちが楽になる。そこで語り始めたところで目が覚めた。
- この夢が何を暗示してるのかはわかりません。得に授賞式や記者会見が何を意味しているのか……。
作家として活動を始めてから8年目の時に見た夢なので、一般の夢解釈とは違う自分なりの意味を探る必要があると思います。
まあ、詳しい内容はともかく、興味深いのは夢だと悟ったあとの私の対応です。
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邯鄲一炊の夢
- これは管理人自身が2007年 7月16日の夜に見た夢です。夕食後に急に具合が悪くなり、それで横になった時に見たものです。
夢は「邯鄲一炊の夢」のように、夢の世界で普通に結婚して家族を持ち、そして子供が大きくなって独立し、そろそろリタイアする頃かなという何十年間を送ったものでした。
ですが寝ていた時間は、どんなに長くても2時間半を超えません。気分が悪くて横になったのが夜の7時半から8時の間。そして目覚めたのは午後10時を少しすぎた頃でした。長い時間気分の悪さにうなされていた記憶があるので、1時間も寝てなかったかもしれません。
以下がその夢の内容です。
夢は大学を卒業して、社会へ出るあたりから始まる。
- 舞台は間違いなく地球ではない。その世界で私は科学ジャーナリストとして活躍していた。
科学ジャーナリストであったためか、その社会の科学技術について具体的かつ細かく知っていた。
以下に夢の世界の社会背景を記す。
・街並みや時代の雰囲気は、20世紀初めに近い。ただし宇宙開発が進み、コンピューター社会になっている。
・夢の舞台はどこかの植民惑星だったと思われる。
・別の星系にも人が住んでいて、同僚が出張で行った。だが私は最後まで外の星系どころか他の惑星へも行く機会を持たなかった。
・空の色は地球とは明らかに違う。昼間の空だけは地球と同じように青いが、時間や天気によっては空が七色に変わる。
・空に浮かぶ月は2つあり、青い月と赤い月がある。(名前は不明)
・使われている文字はアルファベットに似てるが、明らかに別物。
・夢の世界にも自動車はあるが、モータリゼーションは起きなかった。法的に個人が運転できない仕組みが作られているため。
免許所有者には年間2週間の研修義務。通行許可証のある地域しか走れない。など。
・市民は鉄道、バス、飛行機、船などの公共交通機関を利用している。
・鉄道には電車は存在しない。当然、架線もない。すべてディーゼル機関車が引っ張っている。
・電柱は存在しない。法律によって電線はすべて地中に埋めている。
送電はすべて直流のため、電線の地中化による送電ロスが発生しない。しかも超電導による送電が行われている。
遠距離の送電線は鉄道の下を通っている。そのため鉄道会社=送電会社である。
・国際法で徴兵が禁じられている。そのため世界はおおむね平和。
職業軍人を食べさせるために戦争を起こす、とんでもない国はあったが……。
社会人になって何年目かの夏、学生時代の友人に誘われて合コンに出る。会場の店はレンガ造りの外観で、華やかな電飾看板が掛けられていた。店の名前は憶えてないが、白い筆記体で書かれていた。合コンの会場はその建物の2階。会場へは外からレンガ造りの階段を登って入っていく。そこで出会った女性と結婚して、家庭を持つことになった。
やがて男の子が生まれ、女の子が生まれる。やんちゃな男の子と、家庭思いの優しい女の子だった。
時の流れは早く、子供たちがどんどん成長する。
仕事も科学ジャーナリストとして成功し、順調に出世して会社の役員になる。
役員には定年はない。しかし子供たちが独立したので、そろそろリタイアを考えていた。
そんなある日、私は妻を連れ、気の合う仲間たちと旅行へ出掛ける。その世界では夫婦ペアで行動することが常識だった。目的地は湖畔の観光地。そこを走るバスは地球にある箱形ではなく、ウィンナーのような形が印象的だった。
旅行何日目かの昼食後、湖畔に出た時に異変が起こる。その日は昼になっても雲がないのに、空はいつまでも薄暗かった。休暇旅行中だが私は科学ジャーナリストの最後の仕事として、何が起きているのかを見届けようとする。
だが理由がわからないまま、周りの人たちがバタバタと倒れ始めた。その時、私は近くにある火山から、大量の有毒ガスが噴き出してきたのではないかと考えていた。その毒ガスを警戒してハンカチで口を覆う。しかし時すでに遅く私の意識も遠くなり、何も原因をつかめないまま最期になった。
そこで目が覚めました。
目覚めた時、しばらく天井を見てました。すごしてきた何十年間が夢だったと理解するまで、しばらく時間がかかったのが原因です。そして起きて時間だけでなく、パソコンで日付まで確認しました。それほどリアルな夢でした。
そのあたりのことは、夢世界の設定の細かさで伝わるでしょうか?
この夢を解釈する意味はあるのでしょうかね?
まったくやってませんけど。
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忘れられない夢
- 夢の多くは起きるとすぐに忘れますが、中には半月以上経っても詳細までハッキリと覚えているものがあります。
以下は、2010年6月13日に見た夢です。
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出版関係のイベントに出掛けた。だが来場者が多くて、出版関係者入場口からも会場へ入れなかった。そのため私を含めて数人、会場へ入れない作家が出ている。しかもパンフレットも品切れのため、イベントで何が展示されているのかすら知ることができなかった。
仕方なく会場の外にある公園へ行き、ベンチでジュースを飲みながら休んでいたら、シワ深い老人が近づいてきた。
その老人が「これから大変なことになる」と言ってパンフレットを渡してくれる。パンフレットを受け取りつつ「出版が?」と問い返すと、老人は「それもある。それより日本が」と言い残し、そのまま去っていった。
老人から渡されたパンフレットをめくると、そこにはカラー写真がたくさん載っていた。ところが写真の中にいるほとんどの人々には頭がない。
その中にある見開きで手が止まった。そこに一人の冴えない顔の男性が写っている。リアルでは見覚えはないが、夢の中の私は50歳前後の作家仲間だと知っていた。写真はある商店前で撮られたもので、男性の前には首のないセーラー服の女子高生が写っている。彼女に頭があったら、男性はほとんど見えなくなる位置関係だ。
パンフレットに載っている写真の中で、頭があるのはその彼だけだった。
起きた時、この夢は典型的な予知夢だと思っていました。それもかなり強く。
見知らぬ老人は夢の中では典型的なメッセンジャーである「賢人」です。未来を伝えにあらわれたのでしょうか。
頭のない人たちは、何も考えない人たちという意味でしょう。その中で冴えない顔の男性だけが、しっかりと物事を見ている人と伝えていると思われます。
解釈が単純明快すぎて、むしろ思い込みで見落としはないかと不安になる夢です。いろいろな意味で……。
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リメイクされた夢
- よく見る夢の項目で、似たような夢を繰り返し見る例を挙げました。このような夢は他の人でも珍しくないと思います。
そういう似た夢ではなく、夢が描く物語の詳細までほとんど同じ夢を見るのは、どのくらいあるのでしょうか? それも半年以上の時間を置いて見るということは……。
これは管理人が見た2010年1月2日の初夢と、同年7月28日に見た、ほとんど同じ内容の夢の例です。(内容は1回目のもの)
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都内で銃乱射事件があった。事故の背景には某出版社による編集トラブルがある。その謝罪のために作家を都内にある喫茶店へ呼び出したが、その謝罪中に怒りの収まらない作家が、隠し持ってきた機関銃で編集関係者5人を射殺したという事件だった。
- (2回目の夢では犯人の作家は刃物を持って某出版社に乱入し、編集者数人を死傷させている)
- 私はこのニュースを家のテレビで観ていて「また某出版社か」と思う。そのニュースで犯人は今も逃走中と報じられているその時、家に警察が踏み込んできた。強制の家宅捜査だ。これが悪夢の始まりだった。
家宅捜査の理由は、犯人とグルではないかという嫌疑だ。某出版社にトラブルを起こされた作家の家を片っ端から査察しているらしい。
その強制捜査で、某出版社から送られてきた「ニセの編集長交代の挨拶状」と「脅迫状」が応酬される。某出版社のイヤがらせの証拠として保管していたものだ。しかし、警察はそれを某出版社の犯罪の立証ではなく、私の犯行の動機として緊急逮捕されてしまった。
取り調べで冤罪だと訴えても聞く耳を持たず、どんどん犯人に仕立てられていく。しかも取り調べ室の様子を写した映像は別のものに差し替えられ、テレビにはその映像の人物が犯人として流されている。冤罪どころか、役者を使った明らかな情報操作だ。
そして裁判員裁判が行われ、なんと選ばれた裁判員が全員作家志望者。会議室にはテレビカメラが入り、その一部始終がインターネットで流される。そこで裁判員たちの話は事件にも、取り調べの映像に映った人物と私が別人である部分にもまったく触れないまま、「プロの作家は全員死刑になればいい」という結論に達して全員一致で死刑が確定した。
どう考えてもおかしな空気だが、マスコミも「裁判員裁判で決まったことだから」とツッコむ気なし。それどころか出てきた法律評論家が「もう本を読む時代じゃない。私なんかもう何十年も本なんか読んでない」とか言い出す始末。
- (2回目の夢では、ここで怒りを感じた状態で目が覚めた)
- いったい「どうなってるんだ」と弁護士に尋ねたら、警察が押収した「ニセの挨拶状」と「脅迫状」を某出版社に見せたところで「紛失したらしい」と答えられた。証拠品を某出版社の法務担当者に見せたら、証拠隠滅のために持ち逃げされたらしい。その失態を隠すために、とにかく冤罪を承知で私を犯人に仕立てようとしてるそうだ。しかも組織防衛のために真犯人を探すことも忘れてるらしい。
ここで怒り心頭に達したところで目が覚めた。
1回目と2回目で異なる部分は、色違いの注釈であらわしました。
この夢が何を意味しているか。詳細についてはよくわかりません。
実際に身に起きた某出版社からのイヤがらせと犯罪的な仕打ちを、他の作家も遭っているという点をニュースで再現しているのでしょうか。そのあとの無責任な警察やマスコミ、ならび裁判員たちの言動は、たぶん当時ネットで無責任なお祭り騒ぎをした人たちの象徴だろうと思います。
そして、この手の夢は死刑が執行されれば現在の境遇から脱出できるという吉夢になるのでしょうが、執行されないのは、当面、今の苦境が続くことをあらわしているのかもしれません。
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知らない知識が出てくる夢
- 夢の中に知らないはずの知識が出てくることがあります。
そんな夢の一つが、2010年12月26日に見た、元号が変わる夢です。これを不謹慎と咎める人がいるとは思いますが……。
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どこかの編集部にお邪魔してる。その時、臨時ニュースで元号が「平成」から「英高」に変わることが伝えられた。季節は服装から、春か秋だ。
それを聞いた編集者たちがいっせいに、
「印刷所に電話だ! 元号を差し替えろ!」
と騒ぎ始める。新刊の奥付けを新しい元号に直すためだ。
打ち合わせていた編集者も、その対応に動く。そのため私は、テレビを見ながら待つことになった。
テレビでは評論家たちが、
「『栄光』にでも引っかけたのか?」
「『えいこう』という読みの元号はすでに中国で使われている」
「政府は元号法の解釈を勝手に変えたのか?」
などと批難していた。
これは予知夢ではなく、たぶん「英高」に何らかのメッセージが込められているのだろうと思います。いまだわかりませんが。
ちなみに夢に出てきた知らない知識は2つです。
・中国に「えいこう」と読む元号が使われていた。実際、「永興」という元号があります。
・今の元号法では同じ発音の元号は作れないんですね。昭和には同じ発音で正和というものがありましたが。
以上、調べて確認してみました。
追記
「平成」の次は「令和」となりました。が、その候補の中に漢字は違いますが、発音が同じ「英弘」がありました。
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ひょっとしたら東日本大震災の予知夢?
- 過去の夢日記を読み返していて、ひょっとしたら東日本大震災を暗示していたのかと思われる夢がありました。
最初にご紹介するのは、管理人が2010年7月14日に見た夢です。
丸い建物の中にいる。建物には出口がない。私は出口を求めてさまよいながら、丸々と太った外国人とずっと話をしている。
外へ出るために壁や天井を壊そうとしてる人たちがいる。天井はもう支えがないのに、まったく落ちる気配がない。
次の瞬間、建物が消えて外にいた。
海が見え、浜辺には大きな帆船が打ち上げられている。その帆船がいきなり爆破された。解体するためだが、予定よりかなり早い。
広がる煙でむせている人がいる。その煙の中へ折れたマストが消えていった。
この夢を見た当時、私は次のように解釈しました。
丸々太った外国人は、過剰な利益を得ている言葉の通じない人の暗示。とはいえ会話ができているので、身近で利権をむさぼっている誰かを暗示してるのだろうと解釈しました。
出口のない建物は閉塞感の象徴で、出版不況に苦しむ出版業界と考えました。さまようのは試行錯誤で苦しむ状態、天井が落ちる気配がないのは業界体質が変わらないことを示唆してると考えました。
帆船は人生の暗示ですが、乗っていないので自分ではない誰かをあらわしているのでしょう。
それらから考えて、また近い将来、身近にいる作家の誰かが出版トラブルを食らい、出版社の悪意で人生を強引に狂わされていくことを予知したものと解釈しました。爆破が早いのは、早急にトラブルを収束させようとする出版社側の意図ではないかと。
ネット上にはその夢を見てから1年以内に、最低でも2件の大きなトラブルが流れていますから……。
ですが、改めてこの夢を読み返した時、ひょっとしたら東日本大震災と、政府の体たらくを訴えていたのではないかと感じました。
まず、建物はなぜ丸いのか。日の丸の連想から日本を意味していたのかもしれません。
と考えると、支えがないのに落ちてこない天井は、いつまでも居座る民主党の首相たちを意味していたのでしょう。
帆船もどうして打ち上げられたのか。津波が原因かもしれません。大震災の津波でしょうか。
となると帆船が示す人生は個人ではなく、東北地方など多くの人たちの人生をまとめて代表してる可能性があります。だからこそ大きな帆船だったのかも。
そして爆破。これは原発事故を暗示していた可能性があります。どうして予定より早いのか。それが事故という可能性は考えていませんでした。煙でむせる人たちは、放射能汚染の暗示とも考えられます。
と解釈を変えると、一緒にいた丸々太った外国人は誰のことを言ってるのでしょう。話をしてるけど、その内容がまったく夢日記にはありません。ということは、実際には対話してない可能性が出てきます。過剰な利益を得ている言葉の通じない人というところから、東京電力や原子力関連の役人などの可能性が出てきます。もちろん話すことが強調されてますから、マスコミかもしれません。
まあ、夢はどうとでも解釈できますから、一つだけで解釈するのは難しいですね。
で、夢日記を読み返して、もう1つだけ気になる夢がありました。同じ年、2010年1月13日に見た夢です。
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なぜか未来がわかっている。この集まりは来年も行われる。その時に女性の誰かが「サイコー」と叫ぶことが決まっている。
しかし、2年後以降は行われることはない。来年の集まりのあと、別れることが確定している。
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最初に断わっておきますが、この夢のような会合はありません。私には……。
まったく意味不明の夢ですが、夢日記に残したのは、それだけ気になったからでしょう。
で、気になるのは2行目です。来年の集まりのあとに確定した別れとは、東日本大震災でしょうか。集まりは2011年1月、震災は同3月ですから。
それと東日本大震災には関係ないとは思いますが、2009年の夢日記の中にも地震と津波の夢が2つ残されていました。
まずは2009年10月21日に見た夢です。実際はかなり詳細で長い夢なので、短く抜粋します。
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打ち合わせである出版社へ行く。会議室には先に他の作家さんが来ていて、打ち合わせまで雑談する。
そこに激しい地震が来た。雑談相手の作家さんがイスから投げ出される。窓の外の様子から出版社の建物が沈んでいくのがわかる。
壁が崩れたので、そこから地上へ飛び降りる。もう1人の作家さんは建物の中に居た方が安全と考えて出てこない。外では多くのビルが倒れている。
そこで水の音が聞こえてきた。すぐに津波を連想し、高台のある場所へ走る。逃げる途中、津波が建物を呑み込む様子が見えた。悲鳴が聞こえてくる。
そして私は高台へ登る坂道を駆け上がったところで目が覚めた。
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これは何を意味した夢だったのか。私が自然災害に詳しいせいか、非常にリアルな描写でした。震災の津波映像を思い出しつつ改めて夢日記を読み返すと、もう細部に至るまで地震と津波の描写がリアルすぎるだろうと。
それと同年5月7日にも気になる夢の記録が残されていました。
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空は雲ひとつない晴天の日。時間は午後の2時半〜3時の間。そこで友人の家を訪問し、外へ出たところで大きな地震があった。
鉄道はすべて止まり、帰る手段がない。その駅前の交番でお巡りさんが困っていたので声をかけてみると、地震の被害を日誌に書きたいが、今日の日付が思い出せないと言った。そこで私が答えたのは「2010年2月11日」、2人の友人はそれぞれ「2009年9月20日」「2010年2月13日」とばらばらだった。
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具体的な日付が出ていますが、結局、その日には何もありませんでした。むしろすべて日曜、土曜、祝日と、夢に出た友人たちが勤め人であることを考えるとリアルでした。
気になるのは雲ひとつない晴天と地震が起きた時間です。東日本大震災の起きた時間と同じで、その日は良い天気でした。
さすがに日付が違うので震災を意味するとは思いませんが、気になる夢ではあります。
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誰かの記憶や半生を見せられる夢?
- どう考えても自分ではなく、誰かの記憶をたどったとしか思えない夢があります。
最初のものは1990年頃から6年ほど見ました。何度も見るため「ああ、またか」と夢日記に残したものは3件のみですが、おそらく10回以上は見たのではないかと思います。
海沿いの小さな町に住む女の子の記憶?
- 海とはいえ沖には陸地が見える。日の方向から、おそらくは瀬戸内海に面した本州側の町だろう。
山が海に迫っていて、海沿いに砂浜はない。そのため町は小高い丘の上にあって、最初はそこにある小学校へ通っていた。
女の子は同学年の中では背が高い方で活動的。髪は肩の高さで切りそろえている。
家は町よりも高いところにあり、家の庭から町を見下ろすと、小山を背景に海が見えている。その海も、その先には大きな陸地があるため水平線は見えなかった。
晴れた日は狭い海だが、冬になって冷え込むと海が霧に覆われて広くなったように感じる。
中学生になるとセーラー服の制服を着る。隣の駅まで、1区間だけの電車通学をしていた。
スポーツ系の部活に入るが、ここは今ひとつハッキリしない。
同級生に好きな子ができたのか、部活帰りに何度か彼を誘って駅前で制服デートをしていた。だが、デートで入ったお店はぼやっとしている。
最後に見たのは高校2年生? 17歳になったという記憶だけが残っている。
目鼻立ちはわからないが、細身だった。
この夢で感じたのは時代背景が1960年代〜70年代のような雰囲気だったこと。単に田舎だったため、少し時代が遅れて感じた可能性はあります。もしかしたら前世の記憶で、その女の子は最後の夢で見た17歳で亡くなったのかもしれません。
似たような誰かの半生を見せられる夢を、2018年12月26日にも見ました。
ある元自衛隊員の人生?
- ハローワークを出てきたあたりか、そのあたりから夢が始まる。
記憶にあるのは、男が陸上自衛隊にいたこと、30歳を少し過ぎたところで除隊したこと、そして今は仕事を探しているということ。
時期はハッキリしないが、おそらく1980年代のバブル景気直前の不況期。季節はクリスマス前でけっこう寒い日だ。
帰宅前に体を温めようと飲み屋に寄る。そこで「いい体格だな」と声をかけてきた老人と気が合った。
その老人は剣道場の師範だった。男には剣道の経験はないが、そこでトレーナーをやらないかと誘われる。
男は道場では子供たちの人気者になった。老人の提案で剣道着ではなく、上は濃い色のランニングシャツで筋肉を見せ、迷彩ズボンをはいた。
ニックネームは「海兵隊」。子供たちに剣道は教えられないが、体力をつけるためのトレーニングを手伝う。
ある日、子供たちが学校に行っている日中の時間帯、主婦相手にダイエット道場を始めることを思いつく。
道場主の老人は反対しなかった。むしろ乗り気だった。そのダイエット道場は大成功だった。
やがてひと財産築き、街に自分の道場を構えるまでになる。
そのあたりで時代はバブル経済が始まる。
街に地上げの風が吹き始めるが、幸い、男の道場のある周りではそういう動きはなかった。
そしてバブル崩壊。景気が冷え込む中でも、男のダイエット道場は繁盛している。
その男の短く刈った髪に白いものが目立ったところで、この記憶の夢は終わる。おそらくはリーマンショック前?
男はそこまで結婚はしなかったようだ。
男は何かを努力するでもなく、ただやりたいことを全力で続けただけの良い人生だった。
目覚めた時、最初、まるで前世の記憶を見たような気分でした。とはいえ管理人より歳上ですが、明らかに同時代を生きている人の記憶です。もしかしたら、今もご健在かもしれません。
それほど不思議な夢でした。