最終更新日 2012年12月21日
機械武術部(きかいぶじゅつ・ぶ)
くノ一(くのいち)
- 女忍者のこと。武士にはなれない武家の子女がなる場合が多い。
- 徴兵の義務はないものの、武士との役割の違いはなくなりつつある。
グロービッシュ(ぐろーびっしゅ)
- 国際教育用の英語。イギリスやアメリカで使われている英語ではなく、国際共通語用の英語。
- 発音はローマ字読み(ラテン読み)に近く、ネイティヴ発音とはまったく異なる。「I have an apple.」は「イ・ハヴェ・ア=ナップレ」になる。
- アラビア圏で共通語して始まった非ネイティヴ英語と同じ名前だが、内容的にはベーシック英語に近い。
- ネイティヴ発音を「AB読み」(Aはアメリカ、Bはイギリス)、グロービッシュ発音を「G読み」と言う。
警察(けいさつ)
- 日本の行政警察。広域捜査を担当する連邦警察、州内の治安維持を担当する州警察、市民生活の保安を担当する藩警察がある。
- 藩によっては藩主直属の治安維持部隊──番頭奉行を置くところもある。
五大家(5たいけ)
- 日本連邦の5つの名門家系。豊臣、松平、本多、水野、酒井。
- この五大家の流れだけで、藩主、上級武士の6割以上を占める。
子供の人権条約(こどものじんけんじょうやく)
- 子供ないし若年者の基本的人権を示した国際条約。日本も批准している。
- 本来は児童労働を禁ずるための条約であったが、教育や婚姻などにも対象が広がっている。
- 子供の結婚に関する条項
- 親(親権を持つ者)が子供の了解を得ず、子供を政略結婚の材料に使わせないための条項。
- 21歳未満の者に対して、何人たりとも勝手に許嫁を決めてはならない。
- 25歳未満の者に対して、何人たりとも結婚を強要してはいけない。(対政略結婚条項)
- 25歳未満の者が望んだ結婚を親が拒否した場合、その者に対する結婚の強要禁止は、この時点より5年間延長される。(対政略結婚条項2)
- なお反動で、ある年齢を超えた未婚者には親や親戚が決めた結婚を拒否できないという反動条項を加える国も多い。年齢は28歳〜36歳と国によって幅がある。
酒井家(さかい・け)
- 名門家系の一つ。
- 松平家の分家であるが、現在は独立して五大家の一つにかぞえられる。
- 現在、4つの藩の藩主であるが、一族は上級武士として関東、東海地方の藩に散らばっている。
士農工商(しのうこうしょう)
- 身分制度として残っているが、正しくは日本の経済倫理として現在に引き継がれている社会ルール。賃金はこの並びを超えてはいけないという経済道徳観。
- 現在では士は上級武士と事業経営者(自営業者)を差し、農工商はそれぞれ第一次産業、第二次産業、第三次産業の雇用労働者を意味する。
- 金融機関や一部の商社がこの経済倫理を無視して社員に高給を払っているため、しばしば社会問題化している。
- 人口比率は士:農:工:商=1:1:3:5ほど。
州警察(しゅう・けいさつ)
- 司法警察的な性格の強い警察組織。職員は武士階級を中心に構成されている。
- 藩にもよるが、番頭奉行に採用されなかった武士が州警察へ流れてくる一面もあるため、やや複雑な関係になっている。
タブレット端末/タブレット型パソコン(tablet・たんまつ/tablet・がた・ぱそこん)
- タッチパネルがメインの持ち運びできる情報端末。インターネットを介して電話もでき、作中世界では一般的なパソコンとして普及している。
- バックライト型と光源を持たない反射型がある。
- 高校の教科書は、すべて反射型のタブレット端末に納められている。反射型を用いるのは、バックライト型が集中力を奪うことが確定したため。
豊臣家(とよとみ・け)
- 第2代大統領豊臣秀吉の流れをくむ名門家系の一つ。
- 一族の多くは近畿、中京地方の藩に散らばっている。
忍者(にんじゃ)
- 武士階級の中でも技術支援や護衛任務、補給任務、情報戦などを専門とする部隊。一般の武士が体育会系で、忍者は理系とたとえられる。
- 護衛と補給はともかく、現在では技術者的教養が必要とされる。
ニンジャ(NINJA)
- Neo INtegrated Jinni Assistanceの略。パワー・サポーターのうち軍用サポーター全般を意味する。
- ニンジャの愛称は映画の影響。ただし映画のニンジャほどの機動性はなく、重戦車のような鈍重な動き方をする。
ノブシ(のぶし)
- リーチャン博士によって開発されている新型警備用ニンジャの開発コード。
- 開発試験で行なわれた模擬戦で、機動性の高さが証明された。しかし設計ミスなどの問題点が数多く出ている。
- 未悠の乗る試作1号機は白い機体で、測定用に黒と赤のテープが格子状に貼られている。
パワー・サポーター(Power Supporter)
- 身体の動きをトレースして、力仕事を補助する機械の総称。略してサポーターとも呼ばれる。
- 医療や介護現場での介助サポーターや、工事現場で使われる工事用サポーター、また兵器である軍用サポーターなど用途は広い。
藩(はん)
- 日本連邦に所属する自治国。
- 君主制の国を「藩」で首長を「藩主」、共和制の国を「県」で首長を「県知事」と呼び分けることもある。
藩警察(はん・けいさつ)
- 都道府県警に相当する警察機構。市街地と幹線道路の外側での事件を担当する。
- 職員の多くは平民出身であるため、番頭奉行や州警察からは格下扱いされている。
- 市民の暮らしを守る保安警察としての性格が強い。
番頭奉行(ばんとうぶぎょう)
- 藩主直属の治安維持部隊。武士階級のみで構成され、軍、警察、警備、消防、救急などを担当する。
- 藩内での権限はすべての警察を上まわる。
武士(ぶし)
- 現在も残る侍。特権階級。決まりの上では14歳で武士になれるが、慣習的に義務教育の終わりで武士になる。
- 武士になれば帯刀が許されるが、そのためには基礎訓練の参加が欠かせない。なお、帯刀の義務はない。
- 有事の際には最初に前線へ出ていく兵士予備軍でもある。この階級があるため、日本には徴兵制度がない。
- ただし、武士は男子限定とされている。
奉行制(ぶぎょう・せい)
- 君主制を採る自治国(藩)の行政官庁。
- かつては国家官庁も奉行と読んでいたが、現在は省庁と呼び方を改めている。
平生の大合併(へいせいのだいがっぺい)
- 市街地や都市圏の拡大にともない、旧来の狭い自治体区分では行政サービスが隅々まで行き渡らなくなった。
- そこで元号が平生に改まった頃から300以上あった藩や県、自治区、直轄領などを合併させて100程度まで減らす大事業が行われた。
- また人口500万人〜2000万人を条件に、日本連邦を便宜的に12の州に分けている。その人口に満たない州は準州と呼ばれる。
- 人口が2000万人を超えた時は州を分割し、500万人を割り込んだ場合は準州へ降格するか隣接する州に吸収合併される取り決めがある。
本多家(ほんだ・け)
- 平安時代の藤原氏の流れをくむ名門家系の一つ。五大家の中では、もっとも古い家系。
- 現在17藩の藩主を務めている。
松平家(まつだいら・け)
- 名門家系の中でも群を抜いて大きな一族。
- 徳川、酒井、三木、桜井、東条、藤井、大草、五井、能見、長沢、竹谷、水戸、深溝、田安、久松、結城などの分家がある。
- 平生の大合併の直前、300以上ある自治体のうち松平一族だけで80藩以上の藩主、県知事を占めていた。
水野家(みずの・け)
- 東海・北陸地方を拠点とする名門家系の一つ。多くの学者を輩出している。
メイド(城などのメイドさん)
- 城や上級武士、貴族の家ではメイドを雇っている。ただしメイドは良家の子女がなり、一般家庭の子女がなることは稀である。
- 雇っている家ではメイドとして雇った女性を花嫁修業させ、結婚相手を世話する風習がある。
- 玉の輿を狙ってメイドになりたい一般家庭の子女のため、少数ながらメイド専門学校が存在する。
連邦警察(れんぽう・けいさつ)
- 密輸や広域事件を担当する警察機構。空港や港湾施設、国営施設を担当する。
- 職員はすべて国家公務員。