最終更新日 2014年2月1日
宴会
- 説明不要なドンチャン騒ぎ。
- ただし、夢の中で行う宴会には神格を高める意味がある……らしい?
お酒
- 夢の中の世界ではお神酒。よって飲むと神格が高くなる……らしい?
覚醒
神の領域→神の領域
携挙
- 人が蒸発して消えてしまう現象。
- 携挙はキリスト教終末論にある人体蒸発現象。語源は「神に携え挙げられる」という意味で、英語では『rapture』。
- 最後の審判では大勢の人がいっせいに亡くなって神の審判を受ける。だが、その時の混雑を緩和するために携挙で審判を前倒しすると言われている。
- そのため終末が近づくと、携挙が起こると信じられている。初めは少しずつ。そこから徐々に数が増えて……。
- ただし聖ソムニア財団では現象を表す借用語として用いているため、語義には宗教的な意味は含まない。
- 滅びよりも宝珠の悪用で起こると考えられるが、あくまで仮説と経験則の域を出ない。もちろん例外もある。
- 本当に蒸発したかわからないため、失踪という扱いをしている。
執行会
- 正式名称は「ソムニア執行会」。チート派を撃退するために組織されたところから、バスター派とも呼ばれる。
- 大学生以下で組織される「学生執行会」もある。
- 構成員は将来の幹部候補となる狭義の夢能力者──宝珠持ちである。
財団職員
- 聖ソムニア財団に所属する夢能力者。
- 聖職者に限らず、学校の職員や医師、お店の店員まであらゆる職種が存在する。
- 職員とは呼ばれているが、事実上はソムニア・コミュニティの市民権にすぎない。
支給品
- 生徒には生活や学生生活に必要なものがすべて支給される。内訳は以下の通り。
- 制服、運動着:夏服、冬服、各2着ずつ。成長や体形変化でサイズが合わなくなった場合は別途支給される。
- 下着類:5着ずつ。(入学時の支給数、その後の支給は不明)
- 情報機器:タブレット端末(教科書用)、スマートフォン(連絡用)
- 金券類:図書カード、文具券、衣料券(毎月)、帰省用の往復旅券(年間の上限回数不明)
- 支給品以外で無料なもの:食費、医療費、散髪代(判明分)
聖ソムニア学園の制服
- 本科生と予科生でデザインが異なってるが、ベースは同じ。
- 予科生は白いシャツのものしか着られないが、本科生になると色つきを着ても良い。ただし支給されるのは白シャツのみ。
チート派
生身
- 起きている状態の人、ないし夢を見ていない状態の人のこと。「ぬるたま」の対語として使われる。
ぬるたま
- 夢の世界から出てきた魂のこと。語源は古語の「寝る魂」。
- 生身と違ってわずかに光っているため、暗い場所では幽霊のように見える。
- ただし夢能力者でも、ぬるたまが見えるとは限らない。反対に覚醒前でも見えてしまう人がいる。こういう人は霊能者扱いされる?
バスター派→執行会
宝珠
- 神の代行者を意味する珠。
- 高い夢能力を持っている人には、現実世界でも見ることができる。
- 現実世界では直径5cmほど(2インチ近く)の大きさ。だが夢の世界では神格などで大きさが変わる。
- 謎の宝珠
- 二風谷明司の持つ珠。純白に輝き、無地のため何の神に与えられたのかわからない。
- 神格の高い人には、南〜東南アジアっぽい文字が見えるらしい。
- ククリ姫(菊理媛)の宝珠
- 菊山媛乃が持つ珠。金色に輝き、中に『織』の文字が浮かぶ。
- 物事を「くくる」「縛る」「関連づける」能力を持つ。情報収集、通訳、拘束、時間停止、遅延などの能力として発揮される。
- 日本神話のククリ姫は謎の多い大神とされ、古事記には登場しない。
- 日本書紀でも黄泉の国から逃げ帰る伊邪那岐と、追ってきた伊邪那美が泉平坂で口論になった時、仲裁に入った大神と書かれているのみ。その時のセリフも不明。
- そこから、仲裁者、あの世とこの世を取り持つ口寄せの巫女(いたこ)、2つの世界をつなぐ通訳、平和の番人などの神という解釈がある。
- 白山信仰の白山比盗_と同一神と考えられるが、同一神とされるに至った経緯は不明である。
- なお白山信仰では白蛇(白竜)とされるが、オオカミの可能性もある。
- 太陽を司るアマテラス、月を司るツクヨミに続き、惑星(古代中国神話の九星)を司る神という伝承もある。
- 猫神の宝珠
- 豪妙寺千鞠が持つ珠。黄色く輝き、中に『猫』の文字が浮かぶ。
- 猫神は日本仏教における教典の守り神である。(教典をネズミから守るため、中国から一緒に入ってきたため)
- 高い戦闘能力と野性的な回避能力を持つ。
- トヨウケ姫(豊宇気毘売)の宝珠
- 柚里原葉月が持つことになった珠。ピンク色に輝き、中に『養』の文字が浮かぶ。周りの紋様は稲穂。
- 伊勢神宮の伝承ではトヨウケ姫は巫女であり、天照大神の料理番である。
- 古事記では伊邪那美の孫であり、穀物神ワクムスビの娘の食物神として登場する。
- 丹後国風土記では天女とされる。
- 一般的には全国の稲荷神社を束ねる象徴としての大神として祭り上げられている。
- ツクヨミ(月読)の宝珠
- 夢魔女が持つ珠。白く輝き、中に『読』の文字が浮かぶ。
- 主に夜中に活動する夢の世界では、日本神話系の宝珠で最強らしい。だが、どのような能力があるかは不明。
- 日本神話において表向きの最高神はアマテラスだが、暦や創造を司るため真の最高神という解釈もある。
本科生
- 夢能力の覚醒が認められた生徒。将来的に財団の職員となることが確定している。
- 本科生になると、予科生にはない夢能力に関したカリキュラムを受けることになる。
- 本科生になれるのは、高校卒業までに3割程度である。
明晰夢
- 夢の中で「これは夢だ」と気づく夢。
- 第1段階:今の状況が夢と気づく。
- 第2段階:夢の中で自由に振る舞える。
- 第3段階:自分の夢の世界から意識的に外へ出ていける。この段階を夢能力の覚醒としている。
- 第4段階:他人の夢の中へ入れる。
夢能力
- 夢能力には神格、強さ、属性など様々な要素があり、夢世界での活動にはそれぞれのレベルが影響する。
- 神格:夢世界で活動できる範囲に影響する。特に夢の奥へ行くには高い神格が必要になる。
- 強さ:夢世界での行動力に影響する。神格が高くても強さが足りないと、領域によっては身動きが取れなくなる。
夢能力者
- 夢能力を持つ者。
- 狭義では宝珠に選ばれた者。
- 広義では明晰夢を見て、その上で自分の夢世界から外へ出る能力を持った者を夢能力者とする。
- 基本的に広義の状態が確認されると本科生になれる。ただし一部に財団の判断による例外もある。
予科生
- 夢能力の覚醒がまだ認められていない生徒。在校中の身分は基本的に本科生と変わらない。
- ただし高校卒業時に覚醒してない場合、財団職員の子供であっても卒業と同時に財団から出ていかなくてはならない。その数は生徒の7割になる。
- 大学受験の時に覚醒していない場合、卒業したら財団から出ていく関係で大学部は受験できない。
- なお大学受験後に覚醒が認められた場合、成績が上位であれば大学部に推薦される。
ルナティック・パーティ(Lunatic Party)
- 聖ソムニア財団から独立して新大陸へ渡り、夢能力をコミュニティの利益に使おうとする異端集団。現在も存在している。
- 実在するアメリカの建国の父たちが所属したコミュニティ。オカルト系の本では、しばしばフリーメーソンと混同される。
- 日本の歴史書では「月の会」と訳すが、財団では語義通り「狂人集団」と訳している。
- 神よりも科学を信奉したため、独立戦争の時、神は宗教的な概念ではなく高度な科学を持った宇宙人とする説を提唱。アメリカをUFO好きの国にした。