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パーカー(服)
 フードの付いたスウェット。
 1980年代にヨットパーカーなどが流行った。
死語判定:絶滅語
使用時期:1980年代〜1990年代
言い換え:(フード付き)スウェット
ハーフ(人)
 親が別の民族、ないし別の国籍を持つ子供のこと。
 差別語とされた「混血」からの言い換えとして使われたが、今では「ハーフ」も差別語に指定されている。
 ただし「クォーター」に関しては使用制限等の指定はない。
死語判定:差別語 使用禁止
使用時期:
言い換え:ダブルハイブリッド、など
パーマ屋
 美容院の古い呼び方。
死語判定:老人語
使用時期:大正〜昭和時代
言い換え:美容院ヘアサロン、など
ハイエース
 ネットスラングで、未成年者の連れ去りや車内での強姦などのこと。単に連れ去りやレイプの意味で使われることもある。
 ハイエースはトヨタ自動車のライトバンで、スライドドアで車内が広いことから、幼児連れ去り事件や車内での強姦事件などに使われることが多かった。そのために犯罪行為にハイエースの俗称が生まれた。海外でも英語圏でレイプバンと呼ばれるように、同様の犯罪に使われているらしい。
死語判定:要経過観察語
使用時期:2013年?〜
言い換え:幼児連れ去りレイプ、など
ハイカラ
@西洋風、西洋的のこと。
A時代を先取りしていること。
B白人文化を真似た明治大正時代の和洋折衷感のこと。
死語判定:@A老人語、B現役語?
使用時期:@明治時代〜戦前
     A戦後〜高度経済成長期
     B平成〜
言い換え:
バイキング(料理)
 北欧の「スモーゴスボード」をバイキングと呼ぶ日本独自の言い方。
 バイキングは最初に一定の料金を払い、制限時間内なら食べ放題になる料金方式。
 一方で、バイキングと同じように自分で好きなものを選べるが、その分の料金を精算する方式をビュッフェと呼び分けている。
 だが、食べ放題なのにビュッフェと呼ぶお店が出てきてるため、混乱や一部でバイキングを死語と考える人が出てきている。
死語判定:現役語 死語ではない
使用時期:
言い換え:ビュッフェ食べ放題、など
バイク
 自動二輪車。オートバイという呼称を駆逐した。
 日本以外でバイクというと自転車を意味するため、混乱を避けるために急に使われなくなる可能性がある。
死語判定:現役語
使用時期:昭和末期〜
言い換え:モーターバイク単車、など
廃疾(はいしつ)
 律令制で定義された身体障害者や心身障害者のこと。
死語判定:歴史語、難解語 歴史上の必要がある場合以外は使用禁止
使用時期:飛鳥時代〜戦前
言い換え:身体障害者心身障害者
ハイソ(ハイソサエティ)
 上流階級、高所得者、経済的に地位の高い人などの意味。おもに裕福な家のことだが、庶民とは無縁の家系の意味を含む。
 マスコミがセレブと言い換えたため、死語化している。
死語判定:瀕死語 平成生まれに「ハイソ」と言うと「ハイソックス」の意味になる
使用時期:1970年代〜2000年頃
言い換え:セレブ、など
ハイテンション
 感情が高ぶった状態。興奮した状態。それにともなって、やる気を出しすぎて一気に疲れやすい状態。
 英語としては間違った(真逆の)意味で使われている。
死語判定:日常語化?
使用時期:1990年代〜
言い換え:熱狂興奮高揚、など
ハウスマヌカン
 主にアパレル業界の直営店で、自社製品を身に着けて店舗に立つ、モデル兼販売員のこと。フランス語。
死語判定:絶滅語
使用時期:1983年〜1990年代
言い換え:ショップ店員カリスマ店員、など
馬鹿は死ななきゃ直らない
 清水次郎長伝から森の石松のセリフ。ラジオドラマから流行語になった。
 元ネタや流行語と知っている年配者ほど死語認定する傾向があるように感じる。
死語判定:日常語 慣用句として完全に定着している
使用時期:1937年〜
言い換え:
ハグする
 愛情、友情、親密さをあらわす手段として、あいさつとして抱き合うこと。
死語判定:要経過観察語
使用時期:200X年代半ば〜
言い換え:抱擁(ほうよう)する抱きしめる、など
(はく)()
@知能がいちじるしく劣っている。
A医学では重度の精神障害を負っている。
死語判定:差別語 医学的な必要がある場合以外は使用禁止
使用時期:
言い換え:重度精神障害
爆弾低気圧
 急速に成長する低気圧のこと。特に12月〜5月に発生し、暴風雪や暴風雨災害を起こす。
 2001年にニューヨークで起きた同時多発テロ以降、自爆テロを連想するとして使用禁止とされたが、2014年現在、使用禁止を続けているのは読売グループのみとなっている。
死語判定:元禁止語 読売グループのみ現在も使用禁止
使用時期:1980年代〜
言い換え:猛烈低気圧
馬喰(ばくろう)博労(ばくろう)伯楽(ばくろう)
 家畜、主に馬や牛の取り引きを仲介したり、病気の治療をしたりする人。
 馬喰の説明では家畜商となっているが、そのような職業ではなかったらしい。むしろ獣医であり相談役。
 社会の近代化とともに消えた職業だが、映画「馬喰一代」で描かれたインチキ馬喰(商人)のイメージが事実と違うため差別語になった?
死語判定:差別語? 放送禁止用語とされてるが、単に職業が消えて死語化しただけでは?
使用時期:〜昭和40年頃まで
言い換え:家畜商家畜仲買い人、?
パケ死
 携帯電話の使いすぎで破産すること。
 パケット料金の定額制が始まる前、1分間の通話に410円もかかる時代があった。
死語判定:化石語
使用時期:1990年代〜2000年代前半
言い換え:
ハズす(失敗)
 思い通りの結果にならなかったこと。
死語判定:現役語 一般語として残るかもしれない
使用時期:200X年代〜
言い換え:うまくいかない合わない作戦失敗、など
パスタ(料理)
 狭義では小麦から作った麵を意味し、日本のうどんをジャパニーズ・パスタと呼ぶ。
 一般的には小麦を練ったものの総称で、スパゲティの麵だけでなくマカロニやラザニアなどを含む。
 また広義ではパンやピザ、クッキーなどの焼き菓子までを含むことがある。
 本来はあくまで小麦を練った生地ないし麵を意味するが、2000年頃からスパゲティを気取って言う呼び方になった。
 しかし、これはご飯や寿司を「コメ」と言うような間違いなので、やがてすたれると思われる。
死語判定:要経過観察語 誤用なので衰退確実とは思うが
使用時期:2000年頃〜
言い換え:スパゲティマカロニラザニア、など
バズる
 急速に広まること。特にSNS等で多くの人の話題に上ること。
 それまで「バズワード」として使われていたが、そこから悪い意味での広まりが「炎上」という言い方で独立した。
 一方で話題性の意味で「インフルエンサー」などが使われたが、2018年頃に「バズワード」を動詞化した「バズる」が使われだした。
死語判定:拡張語
使用時期:2018年頃〜
言い換え:今の話題、など
肌色
 日本人にとっての肌の色。薄いサーモンピンクやペールオレンジ。
 1960年代から「肌色」という呼称が差別語だという言いがかりがあったが、1998年になって文具メーカー各社が次々と名前を替える事態になった。最後まで「肌色」を使っていた会社も2006年から別の呼び方に替えている。
 ちなみに戦国時代までは宍色(ししいろ)が使われていたが、肉食を禁じた仏教による言葉狩りで「肌色」に呼び替えられた。
死語判定:注意語 苦情団体に注意、可能ならば言い換え推奨
使用時期:江戸時代〜2000年前後
言い換え:ペールオレンジうすだいだいいろ、など
旗日
 祝日。昔は日の丸を掲揚していたので、旗日と呼ばれていた。
 戦後、日本人に植えつけられた自虐思想で日の丸を毛嫌いする人が増えたが、これからどうなるか次第。
死語判定:要経過観察語
使用時期:
言い換え:祝日
バタ屋
 ゴミを拾ってお金に替える商売。ゴミあさり。
死語判定:差別語 使用禁止
使用時期:
言い換え:廃品回収業、?
バタンキュー
 疲労困憊(こんぱい)から、倒れてそのまま空気が抜けたように寝てしまう状態を擬音語化したギャグ表現。
死語判定:中年語 平成生まれは使わない
使用時期:昭和30年代〜昭和60年代
言い換え:
パチモン・バチモン
 高級ブランド品や人気商品のニセモノ。海賊版ではなく、あくまで模倣品。主に露店で売られることが多い。
 マンガや小説、テレビドラマなどでも人気作品を模倣したものは「パチモン」と呼ばれた。
 語源は関西弁の盗むを意味する「パチる」から来た説、露天商がハリセンをバチバチ叩いて売っていたので音から来た説、バッタ屋が売るから「バッタ屋もの」が訛った説など、いろいろある。
 パチモンには安物、粗悪品、違法のイメージが強くなってきたため、業界ぐるみで「イミテーション」「コピー商品」「デッドコピー」などと呼び方を変えるところも出てきている。
 それで使われる場面が減ったからか、現在は「パクリ」に置き替わっている。
死語判定:中年語
使用時期:
言い換え:パクリイミテーションコピー商品もどきデッドコピー、など
発狂
 精神に異常をきたすこと。
死語判定:注意語 言い換え推奨
使用時期:
言い換え:乱心取り乱す発作を起こす、など
ハッスル
 張り切る。勢いづく。などの意味。
死語判定:中年語
使用時期:1963年〜2005年
言い換え:張り切る、など
バッタモン
 最初は戦後、昆虫のバッタのように移動販売する露店で売られる商品のことを言った。
 会社の倒産などで売れ残った商品を放出する店が多いところから、主に格安品の意味で使われた。
 やがて露店の多くが暴力団関係のテキ屋が大半を占めるようになったため、そこに悪いイメージが付くようになる。本来は安くても本物であったのに、似た言葉のパチモンから違法な模造品をも意味することになった。
 そこから現在では本来の意味の格安品は「アウトレット」「ワケあり品」などと言葉を変えて売られている。
死語判定:中年語
使用時期:
言い換え:アウトレットワケあり品格安品、など
発令
 命令や辞令を出すこと。
 発令には法的な責任をともなうため、それをイヤがって言い換えるよう求められている。
 たとえば「避難指示発令」では行政側に責任が出てくるため、「避難指示を表明」として、あくまで避難は自己責任と責任放棄している。
死語判定:注意語 言い換え推奨
使用時期:
言い換え:公表発表表明、など
()(てい)
 馬の世話をする人。
 古い職業意識では、卑しい身分の者に任された仕事とされた。
死語判定:差別語 基本的に使用禁止
使用時期:
言い換え:厩務(きゅうむ)
「話せばわかる」「問答無用」
 五・一五事件であった犬養首相と暗殺した海軍青年将校の対話とされるもの。
 今でも相手の意見を聞かない側の人や、脳内花畑の平和主義者が「話せばわかる」を好んで使っている。
死語判定:老人語
使用時期:1932年〜
言い換え:
パナイ、パネェ
「半端なものじゃない」という強調表現が「ハンパない」「パナイ」「パネェ」と短縮したもの。
死語判定:要経過観察語
使用期間:2006年頃〜
言い換え:半端ではないものすごい、など
バナナはおやつに入りますか?
 かつてバナナが高級品だった時代から続く定番ギャグ。遠足に持っていくおやつの金額をめぐる質問。
 現在も学校の先生たちが使い続けているため、世代を超えて使われている。
 むしろ「卵が先か、鶏が先か」と同じ、哲学的な問題としての地位を確立している。
 派生的に品を替えたミニカップ麺、ソーセージ、ヨーグルト、カロリーメイト、ヤキイモ、ホットケーキなどの質問が生まれている。
 また類似的な質問に「サンドイッチはいくつまでがおやつ扱いですか?」というものもある。
死語判定:現役語
使用期間:昭和時代〜
言い換え:
ハナモゲラ語
 外国語に聞こえるような口調で話す日本語。一種の名人芸。
 インチキ外国語を意味することもある。
死語判定:中年語
使用期間:1970年代半ば〜1980年代初頭
言い換え:空耳語、など
(ばばあ)
 女の老人。
死語判定:低俗語
使用期間:
言い換え:お婆さん、など
ババシャツ
 女性モノの厚手の下着。主に冬場の防寒用のものを示す。
 保温性を優先してファッション性は二の次であるため、若い女性からは敬遠されがち。そのため急速に温暖化した1993年の冬からはババシャツと呼ばれるようになった。
 だが、再び寒冷化した2005年に復権するが、下着のハイテク化で薄くても保温性のある「あったか下着」「ヒートテック」などの商品が出てきたため、再び死語化しつつある。
 なお、可愛く「BABAシャツ」と書くこともある。
死語判定:中年語
使用期間:1993年〜
言い換え:あったか下着ヒートテックBABAシャツ、など
バブルがはじける
 バブル景気が終わった時の表現。
 昭和50年代以前生まれの世代はマスコミの使った「バブルがはじけた」というフレーズが染み込み、使っている。
 しかし、当時の記憶のない世代は素直に「バブルが終わる」と言う。
死語判定:中年語
使用時期:
言い換え:バブルが終わる
浜茶屋
 関東地方ではほとんどの「浜茶屋」が呼称を「海の家」に変えてしまった。
 そのため時々マスコミでも「浜茶屋」を、もう使われない死語と紹介してしまうことがある。
 実際には日本海側を中心に「浜茶屋」が主流のところもあり、反対に「海の家」が駆逐された海岸もある。
死語判定:方言 主に日本海側
使用時期:
言い換え:海の家
早回し(映像)
 ビデオ映像やカセットテープの音声を高速再生すること。テープメディアが主流だった頃に使われた。
 そこから時間を飛ばしたり、話を略して急いで結論を急ぐなどの意味でも使われた。
死語判定:中年語 平成生まれには通じない
使用時期:1960年代〜2000年頃
言い換え:早送り、〜倍速
腹パン
@満腹やお腹の出た肥満体のこと。「お腹がパンパン」の略。
Aマンガやアニメに多いお腹を殴って気絶させるシーンのこと。「お腹にパンチ」の略。実際には気絶せず、痛みで悶絶(もんぜつ)する。
ネットで調べた結果、短期間で意味が丸々変わっている。
死語判定:@駆逐語、A要経過観察語
使用時期:@1990年代〜2011年頃?
     A2010年頃〜?
言い換え:@満腹お腹いっぱい肥満、など
バンカラ
言動や風貌が保守的で粗雑なこと。「蛮カラ」とも書く。
先に生まれた西洋かぶれを示す「ハイカラ」をもじって反対語としたもの。
戦後は硬派な応援団や番長のイメージが強く、本来の意味である60年安保に見られるような過激な学生運動には使わない。
死語判定:絶滅語
使用時期:1902年〜昭和時代
言い換え:ダメージファッション、など
ハンサム
@英語では「手玉に取りやすい」という俗語だが、日本では美男子の意味で使われた。
Aハン=韓国人、サム=黒人で、見栄えの悪い男のこと。たぶん「なうい」と同じ、親世代の感覚をバカにした扱いではないかと思う。
死語判定:@中年語、A絶滅語
使用時期:@戦後〜1990年代
     A200X年代?
言い換え:@美男子優男男前、など
蕃社(ばんしゃ)
 旧日本帝国時代、台湾の先住民族をひとまとめにした呼び方。
 言い換え例とされる「高砂(たかさご)族」は旧日本帝国、「高山族」は漢民族から見た十把一からげの呼び方なので、これも適切ではない。
死語判定:不適切語 使用禁止
使用期間:〜1945年
言い換え:台湾先住民、など
蕃人(ばんじん)
 旧日本帝国時代、台湾の先住民をひとまとめにした呼び方。
死語判定:不適切語 使用禁止
使用期間:〜1945年
言い換え:台湾先住民、など
ハンセン氏病
 ハンセン病の旧名称。現在は使わない。
 ハンセン病患者への偏見から差別的な行政指導をしていた過去があるが、それが用語を使用禁止にした理由ではない。
死語判定:駆逐語 基本的に使用禁止
使用時期:
言い換え:ハンセン病
パンツ(下着)
 男性の下半身専用下着 。
 ファッション業界では1980年代後半から下半身用の衣服を「パンツ」と呼び始めた流れで、下着のパンツを「ショーツ」と呼び変えて死語化させようとしている。
 しかし、ファッション業界の思惑に反して、完全に下着の呼び名として定着している。
死語判定:日常語
使用時期:昭和30年代〜昭和60年代
言い換え:ショーツ(ただし定着せず)
パンティ
 女性の下半身専用下着。
 ファッション業界が1980年代後半に使わなくなったため、2000年を前に業界的には死語化している。
死語判定:中年語 平成生まれの女性は使わない?
使用時期:〜1990年代半ば
言い換え:パンツショーツ
半ドン
 半日お休みの意味で、主に土曜日のことを言った。
 語源は「半日」+「どんたく(オランダ語の休日)」から来た和製造語とも、昼に正午を告げる大砲がドンと鳴ると終わりだったからとも言われる。
 企業やお役所の週休二日が定着すると、徐々に死語と化していった。
死語判定:化石語 絶滅
使用時期:明治時代〜昭和40年代
言い換え:
(はん)()
 肉体労働者が食事と寝泊まりをする場所。不衛生なため現在は禁じられている。
 現在は仮眠所や食堂を「飯場」と呼ぶこともあるが、不衛生なイメージがあるため使用は避けた方が良い。
死語判定:不適切語 言い換え推奨
使用時期:
言い換え:作業員宿舎休憩所食堂、など
パンピー
 一般ピープルを略した不良用語として始まる。主に不良じゃない人を意味した。
 一時期死語化したが、1990年代にインターネットができない人の意味で使われて復活した。
死語判定:中年語
使用時期:1970年代〜
言い換え:一般人素人