▲top
その他・読み解きメモ/社会への教え/経済について

日月神示の語る経済
 読み解くと、以下の特徴がある。

 

オワリの御用
・エドの仕組み済みたらオワリの仕組みにかからすぞ(中略)糊塗(こと)(誤魔化し)無くするぞ(地つ巻 第33帖)
 日月神示では「尾張の仕組み」として、虚業経済・金融資本主義に警鐘を鳴らしている。
 上記の後半はマスメディアの捏造報道や偏向報道への言及と読める。だが、仕組みの名前に使われた尾張=名古屋の経済状況を考えると、物作りや実体経済を重んじる天の日津久の神様の言いたいことのようなものが見えてくる。
 この名古屋経済圏は、日本で東京、大阪に次いで3番目の経済圏(2017年に大阪圏の景気悪化で2位浮上)である。だが、東京や大阪のように、本社や金融業が少ないため、見かけ上の経済規模は小さくなっている。だが、実体経済のみで比べると、名古屋経済圏は日本でもっとも強い経済力を持っている。
 今の金融資本主義の時代では実体経済のみでは影が薄くなる。だが、誰かが物を作らないと、虚業も成り立たないのは当たり前だ。
 とはいえ、この名古屋。派手な成金趣味という一面がある。これももしかしたら「下手に溜め込まず、適度に使わないと経済が回らないぞ」という意味になっているのかも……。
(きん)では世は治まらんと申してあるのに(中略)金は世を(つぶ)(もと)(下つ巻 第35帖)
 今の時代は経済ですべてのものがまわっている。それは一面では真理。
 だが、その経済を「金」だけで語ると不合理な面が多く、そこから「好み」などの感情面や「習慣」などの風土面を加味した心理経済学の研究も進んでいる。まさに「金」だけでは世は治まらない。
 ところが今の経済談義は、すべてを「金」で語るグローバル経済。「金」に置き換えられないものは、すべて経済障壁として糾弾している。
 
 それに加えて、冷戦時代が終わって以降の世界の政治家は、日本でも欧米でもミクロ経済学で語る財界人思考になって世の中がおかしくなっている。特に2010年代後半からは、世界中で「◯◯ファースト・◯◯第一主義・◯◯さえ良ければそれでいい」がはびこり、周囲との軋轢(あつれき)を生んでいる。
 政治家や官僚が物事を見る時は、常にマクロ経済学を念頭に置かないと経済がまわらなくなるのだが……。

 

搾取経済の否定、カイの御用
・人力屋、酒屋、料理屋、(げい)()屋、(しょう)()屋、無く致すぞ。世つぶす(もと)だぞ。
 菓子、(まん)(じゅう)も要らんぞ。煙草も(くせ)ぞ。
 善き世になったら、別の酒、煙草、菓子、(まん)(じゅう)できるぞ。(空の巻 第13帖)
 なくす職業や物について、文字通り読み取ると意味不明になる。