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国体【こくたい】
 国家の政治体制。複数の国体が混在する場合も珍しくない。
部族
 原始的なコミュニティ単位。
 1人のリーダーを中心に営まれる共同体。
共和国・民主国・市国
 君主・国家元首のいない国家。そのため選挙や合議で選ばれた1人を首長とする。
 直接選挙で首長を選ぶ大統領制と、議院内閣制で選ばれた代表者を首長とする首相(内閣総理大臣)制の2通りがある。
 共産主義国家も、形の上では後者の方式を取っている。
共和制と民主制
 参政権や被選挙権に制限があるのが共和制、年齢、性別、犯罪歴、国籍以外に制限がないのが民主制。
 単純に貴族制や納税額制限などの選民思想がある場合を共和制と呼ぶことが多い。
 立候補の際に供託金を求める日本も、経済制限があるために共和制と見る意見もある。
神託国・宗教国
 宗教的な方法で政治機構を選ぶ国家。神託や推薦で指導者や政治家を選ぶことが多い。
 チベット亡命政府が典型例。ファンタジー小説に多い。宇宙人論でもこの政治形態を合議制で行う星が多い。
王国・公国・首長国
 君主・国家元首を中心にまとまった国家。その人の肩書で「〜国」という呼び方が変わる。
 君主・国家元首が首長になるか、政治とは距離をおいてが別の首長を置くかは国による。
帝国(西洋型)/物上連合
 本国とは別に植民地を持つ国家。
 狭義での植民地は国家が直接支配する地域であるが、広義では本国の指示に逆らえない傀儡(かいらい)政権のある国や、本国の君主を国家元首とする国(物上連合)も、形式的に独立しただけの植民地と見なしている。
 現在、西洋型帝国は存在しないことになってるが、他国の経済支配を強めるアメリカと中国が、これに近くなっている。
帝国(天啓型)
 神から選ばれた一族、ないし人物が皇帝となってまとまる国家。形としては王国に近い。
 この国体の下で働く上級役人は神の代行者という位置づけなので、司法や政治家が問題のある役人を「人が神を裁くことになる」という意味で解雇も処罰もできない制約がある。その代わり不正や重大なミスをした上級役人は神に泥を塗ったことになるので、自分の命で罪を償う義務を負っている。そのため法律も「上級役人は自分を罰することのできる人格者」が前提で組まれている。
 現在、日本とバチカン皇国の2つのみ。かつては中国皇帝も神から選ばれたという扱いで皇帝を名乗っていた。
 日本では大正時代、失敗の責任を取りたくない無責任な高級官僚が「公務員の無謬性」ということを言い出した。それでいながら司法は今も上級役人の義務を前提とした法律運用を続けているため、事件や事故を起こした相手が高級官僚だと処罰を躊躇する姿勢が続いている。
 検察はこの状況を正そうと果敢に動いたことはあったが、それが厚労省局長逮捕の冤罪事件などを生んだ。この影響でますます高級官僚に対する取り締まりを躊躇するようになり、以降の社会の歪みを大きくしている。
帝国(アジア型)
 アジアでは中国皇帝に対して、周辺国が中国との軍事衝突を防ぐ意味で1つ格下の王国とする場合が多い。
 だが、中国と対等な立場で接しようとする国の首長が皇帝を名乗り、帝国を自称した経緯がある。
 西洋型帝国とは違い、植民地は持つとは限らない。
国家連合
 それぞれ独立した主権や憲法を持つ国家が共同体として集まり、その上に連合独自の政府や行政組織を持つもの。
 連合政府の決定を、それぞれの国家が拒否することは可能。本来ならそれぞれの国が独立して行う通貨や法整備、軍隊の運用などを共有することもある。
 現在、ヨーロッパ連合、王国連合(イギリス)などがある。国際連合も同じ考えで成り立っている。
連邦・連邦国
 地域の独立性は高いが、共通の憲法、軍隊、通貨などによってまとまった共同体。日本が目指す道州制。
 所属地域は独立した主権を持たないが、州政府や独自の法体系など、独立国に近い運用が行われる。
合衆国
 日本語訳では語尾に「国」が付くが、正しくは国家ではなく、基本憲法、軍隊、通貨のみを共有する連邦型共同体である。
 基本的に連邦国家と同じであるが、国家よりも個人や共同体の権限が強い社会を合衆国と呼ぶ感じだろう。
 かつてはブラジルなども合衆国であったが、現在はアメリカとメキシコのみ。

 

古事記【こじき】
 日本の古代史を伝える歴史書であると同時に、日本神話を伝える主要な書とされている。
編纂の経緯
 645年、朝廷図書館焼失事件が起こり、天皇家が所蔵されていた古代文献がすべて喪失してしまった。
 その頃の日本は事件前後の混乱と百済をめぐる関係で唐、新羅と国際紛争があったため、すぐに古代史再編纂作業に取りかかれなかった。
 ようやく歴史再編纂事業を始められたのは681年。事件から40年近く経った天武天皇の治世。命じた天武天皇は完成を見ないまま亡くなってしまった。
編集作業
 全国の神社に散らばっている古代文献を集める役目は稗田(ひえだの)阿礼(あれ)が担当したと伝えられている。
 阿礼(あれ)は類稀な暗記力の持ち主で、全国で読んだ文献を丸暗記して知識を持ち帰ったという。
古事記・日本書紀の完成
 712年、元明天皇に()かされた太安万侶(おおのやすまろ)が、大急ぎで神話を中心にまとめた。これが現在に伝わる古事記である。
 これに対して日本書紀は、時間をかけて体系的に編集され、8年後の720年に完成している。
稗田阿礼は暗記などしていない
 古事記をまとめた太安万侶(おおのやすまろ)阿礼(あれ)の名字を知らなかった。この逸話1つをとっても、集めた文献は文章として残されていたと考えられ、太安万侶は稗田阿礼とは直接の面識がないまま文章を元に古事記を編集した可能性が高いと考えられる。
 ただし、残された文章は日本に古来からある古代文字が使われていたため、日本には古代文字がなかったとしたい勢力にとって都合が悪いため、メモはすべて破棄されたのだろうと考えられる。
 もしも万葉仮名でメモが書かれていたら、扱いは変わっただろうと思われる。
 かつて「古事記」は高低低の発音であったが、近年のメディアでは「乞食」と同じ低高高ないし平板読みの発音をする人が増えた。

 

五色人【ごしきじん・ごしょくじん】
 竹内文書に記された超古代文明時代、各大陸に分かれて住んでいた5つの肌の色の人たち。エドガー・ケイシーのリーディングでも、色こそ違うが近いことが語られている。
 肌の色  竹内文書 エドガー・ケイシー 備考
  生息地   発生地
ヨーロッパ人 カルパチア山脈(東欧) 
アフリカ人 アフリカ南部 
黄色 アジア人 ゴビ砂漠 
ミヨイ人 アトランタ大陸 
タミアラ人 - もしかして同じもの?
褐色 - レムリア大陸
幣立神宮の言い伝え
 日本最古の神社──幣立神宮にも五色人の伝承が残され、今も五色神祭という行事が続いている。
 これに対して日本書紀は、時間をかけて体系的に編集され、8年後の720年に完成している。
肌の色
 基本的にメラニンが多いほど優性遺伝になる。これによる優先度は黒人>褐色人種>黄色人種>白人になる。
 常時赤や青になる肌は今の地球では遺伝病による異色肌扱い。ただし一般人でも血液の状態で、発熱時は赤、貧血時は青くなる。

 

五節句【ごせっく】
 戦前においては重要な日とされていた。邪鬼を封印する儀式でもあり、それに相当する物をお供えして食べることもする。
 節日(旧暦)    節句   別名 節句料理 お供え 封印する部位
1月7日 人日 七草 七草粥 紅白の鏡餅 骨肉
3月3日 上巳 桃の節句・ひなまつり 菱餅、白酒 よもぎの草餅 皮膚
5月5日 端午  柏餅/ちまき ちまき 髭・髪
7月7日七夕  小麦のそうめん 小麦のそうめん 筋・神経
9月9日 重陽 菊の節句黄菊の酒 黄菊の酒

 

古代宇宙飛行士説【こだいうちゅうひこうしせつ】
 デニケンによって提唱された歴史観。古代宇宙人来訪説ともいう。
 超古代、地球を訪れた宇宙人がいて、古代遺跡にはその影響が見られるという説。
創造論による汚染
 デニケン自身は創造論とは無縁と思われる。
 ただ、流布されてる古代宇宙飛行士説を見ると、かなり創造論による情報汚染があるように思う。

 

固有運動【こゆううんどう】
 おもに恒星の動き。単純に「星の動き」とすると、日々や季節の星座の動きを意味してしまう。
恒星ごとに違う
 同じように銀河系をめぐってるように見えながら、実際は星ごとにバラバラに動いている。
 太陽系は比較的動きが速く、周囲の恒星を19km/sで追い越すように動いている。
兄弟星の固有運動は似てる
 同じ星雲で生まれた恒星は、星団が散ってバラバラに動いていても、基本的に近い固有運動を持つ傾向がある。
 かつて太陽系はヒアデス星団に所属していた星の1つと考えられていたが、それが否定されたのも固有運動の観測による。

 

狐霊【これい】
 日本ではキツネの姿をした眷属が多いために狐霊と呼ばれ、その多くは稲荷の使いと言われている。
本当の姿
 眷属を参照。日本では背後に見えるオーラが尻尾に見えたため、そこからキツネ扱いされている。だが、狐霊たちはキツネ扱いされるのを嫌っている。
 そもそも狐霊は穀物をネズミから守るのが役目。古代日本ではその役目をする獣はキツネだったが、仏教の経典を守るために大陸からネコが持ち込まれると、奈良時代以降はネコがネズミを捕る役目を受け持つようになった。
 そこから自分たちをネコに置き換えようとする動きが始まり、『招き狐』は幕末頃に始まった動きでほぼ『招き猫』に置き換わった。猫神社も全国的に増加中で、すでに狐の像が猫に変わった稲荷神社(猫稲荷)だけでなく、狛犬まで猫に変わった神社も出てきている。
好物について
 一般に言われるような「油揚げ」は「乾いた豆腐」と言って好まない。本来の供物は肉を揚げたものだが、江戸時代の精進料理へと切り替わる流れで、豆腐を肉のように固くなるまで揚げたものが納められるようになった。当時は現代のような柔らかな油揚げではないため、嫌うのも当然だろう。
 好みはやはり肉類。他にみずみずしい果物も好むが、現代では甘いお菓子も大好き。
 日本の神の使いの中ではもっともコミュニティが大きいため、狐霊の間で起きたブームが遅れて日本社会でも起こる傾向がある。近年ではマカロンのブームが、そういう流れで起きたものだそうだ

 

コンタクター【Contactor】
 宇宙人、UFO、霊体、妖精などとの接触者。目撃者を含むこともある。