VEI | 噴出物の量 | 噴火機構 | 全世界での発生頻度 |
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0 | <10,000m3 | ハワイ式 | 数時間に1回 |
1 | >10,000m3 | ハワイ式/ストロンボリ式 | ほぼ毎日 |
2 | >0.001km3 | ストロンボリ式/ブルカノ式 | ほぼ毎週 |
3 | >0.01km3 | ブルカノ式/プレー式 | ほぼ毎年 |
4 | >0.1km3 | プレー式/プリニー式 | 10年に1回 |
5 | >1km3 | プリニー式 | 40年に1回 |
6 | >10km3 | プリニー式/ウルトラプリニー式 | 120年に1回 |
7 | >100km3 | プリニー式/ウルトラプリニー式 | 2000年に1回 |
8 | >1000km3 | ウルトラプリニー式(破局噴火) | 数万年に1回 |
火山名 | 場所 | 噴火年代 | 噴出物総量 | 記事 |
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シベリアトラップ | シベリア高原 | 2億5000万年前 | 500万km3 | 生物種の9割を絶滅させた噴火 古生代を終わらせたとされる 陸上にある火山では最大規模、P/T境界線 |
タム海底火山 (シャツキー海台) |
日本の東海底1600km | 1億4500万年前 | 3億km3以上? | 2013年9月5日に発見が報告された海底火山 面積は26万km2、高さ4400mから 単純計算でも3.8億km3 ほぼ間違いなく世界最大と考えられている。 |
パラナトラップ | 南米ウルグアイ大西洋沖 | 1億2800万年 〜1億3800万年前 |
230万km3 | 大規模な洪水玄武岩 |
オントンジャワ海台 | 西太平洋カロリン諸島 | 1億1900万年 〜1億2500万年前 |
約1億km3 | 噴出量では現在知られている世界第2位 |
デカントラップ | インド亜大陸 | 6800万年 〜6000万年前 | 150万km3 | |
ラガリータ | 北米大陸コロラド州 | 2780万年前 | 5000km3 | 新生代で最大の噴火 現在も直径40kmのカルデラが残る |
イエローストーン? | 北米大陸ロッキー山脈 | 1700万年前 | 18万km3 | |
ラ・パカナ | 南米アンデス山脈中央部 | 400万年前 | 2800km3 | 他にも年代未確定の破局噴火が1回ある |
丹沢 | 日本、西関東 | 224万年前 | 未確定 | 丹沢山地〜相模湖に成因不明の火成岩が多い そこから仮説された破局噴火 巨大カルデラは大地の褶曲で現在は消えた? |
イエローストーン | 北米大陸ロッキー山脈 | 206万年前 | 2600km3 | 1回目の噴火、もっとも大きな噴火 |
穂高岳 | 日本、飛騨山脈 | 175万年前 | 850km3 | 噴出量は100万年間の累積という説あり |
イエローストーン | 北米大陸ロッキー山脈 | 127万年前 | 280km3 | 2回目の噴火 |
トバ火山 | インドネシア・スマトラ島 | 84万年前 | 500km3以上 | |
ロングバレー | 北米大陸西海岸 | 76万年前 | 600km3 | |
イエローストーン | 北米大陸ロッキー山脈 | 64万年前 | 1000km3 | 3回目の噴火、一番小さな巨大噴火 |
トバ火山 | インドネシア・スマトラ島 | 50万年前 | 60km3 | |
阿蘇山 | 日本、九州 | 27万年前 | 30km3 | 1回目の噴火 |
阿蘇山 | 日本、九州 | 14万年前 | 30km3 | 2回目の噴火 |
阿蘇山 | 日本、九州 | 12万年前 | 100km3 | 3回目の噴火 |
阿蘇山 | 日本、九州 | 8.7万年前 | 600km3 | 4回目で最大の噴火、現在の外輪山を形成 火砕流が海を渡って秋吉台まで達している |
トバ火山 | インドネシア・スマトラ島 | 7.4万年前 | 2800km3 | 最終氷期への突入のきっかけとなった火山 人類は300万人から3千〜3万人に減った? |
カンパニア | 伊カンパニア火山群 | 3.6〜3.7万年前 | 500km3 | 東地中海一帯にテフラを形成 |
タウポ火山 | ニュージーランド北島 | 2.63万年前 | 1170km3 | 西暦181年にも大きな噴火をしている |
姶良火山 | 日本、鹿児島 | 2.2万年前 | 450km3 | 鹿児島湾を作った火山 桜島は外輪火山の一つ |
鬼界ヶ島 | 日本、現硫黄島(喜界島) | 紀元前5300年頃 | 170km3 | 鬼界アカホヤカルデラを形成した破局噴火 草創期の日本文明が全滅、西日本の人口ゼロ 噴火から900年間、九州で森が確認できず 九州に人が戻ってきたのは1000年以上あと |
サントリニ火山 | ギリシャ、エーゲ海 | 紀元前1628年頃 | 40km3以上 | ギリシャ神話で描かれる火山(ミノア噴火) この噴火でミノア文明が滅びたとされる |
富士山 | 日本、中部 | 864年7〜9月 | 約1km3 | 貞観噴火 富士山がもっとも多くの噴出物を出した噴火 |
白頭山 | 北朝鮮・中国国境 | 10世紀 | 83〜117km3 | 多数の噴火記録が年代がバラバラ 日本紀略(893年)、三国志記(917年)、等 おかげで正確な年代が確定できない なぜか最近の調査では940年頃とされている この噴火で渤海国が滅びたという説が出ている |
富士山 | 日本、中部 | 1707年12月 | 約0.7km3 | 宝永噴火 富士山がもっとも多くの火山灰を出した噴火 |
タンボラ火山 | インドネシア・スンバワ島 | 1815年4月10日 | 50km3 | 人類史上最大の犠牲者を出した噴火 地球気温を約3度下げ、それが3年間続いた |